鹿むらさんの映画レビュー・感想・評価

鹿むら

鹿むら

関心領域(2023年製作の映画)

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2024/013

エンドロール中、こんなにも「早く席を立って劇場を出たい」と思わされたのは初めてかもしれない。でも、数分でその苦痛から解放されて家に帰ってきて、ぐっすり眠れてしまった。その事に朝から
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ロブスター(2015年製作の映画)

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2024/012

オールナイト上映3本中2本目、やっぱり途中少し寝てしまい、ひとつ決定的なシーンを見逃したっぽかった…

「この文字が読めるか」「YKK」「見えなくても分かる」のくだりめっちゃ好きだ
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

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2024/011

「犬は粘土です」というワード、個人的に字幕史上いちばんツボだったかもしれない…粘土じゃないですよ。

オールナイト上映で今作と「ロブスター」、「聖なる鹿殺し」を通して観たおかげで、
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

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2024/010

ちょっと思い出しただけ ……じゃないんだよ!!!!!!!!!!!

大きい袋の中身がなんだったか知らないけどさ、正直あのセンスがいいとは言い切れない鼈甲チックなバレッタの方がずっと
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さかなのこ(2022年製作の映画)

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2024/009

「そのままでどうぞ😏」


ここからもう本っ当にダメだったぼろぼろ泣いてしまった…岡山天音さんて最高だなと改めて。

のんちゃんの瞳が特別なのは言わずもがな、ミー坊のまわりの人たち
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

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2024/008

メッセージはとてもシンプル。自分にとっての新たな気づきとかはそんなになくて、うんうんそうだよねと言った感じ。ただ、この作品に小さいうちから親しむことになる子どもたちのことを思うとな
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陰陽師0(2024年製作の映画)

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2024/008

賀屋さんと男ブラのお2人が出演とのことで鑑賞!かわいい3人組だった。

陰陽師シリーズ初めて観たけれど、あんなにホグワーツでハリーとヴォルデモートなんだ?

最初の方に「こっからは
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ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

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2024/007

この作品をほんとうに大切に思っているひとがいたら申し訳ないのだけれど、エイダとベインズの関係性があんな始まり方だったのにピアノ・"レッスン"てタイトルなの嫌すぎる…と早い段階で思っ
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

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2024/006

食事シーンが音の暴力すぎて気が狂いそうだった。けれど鑑賞後お茶を「コッ」て音出して飲みたくなっちゃうから不思議。あと「へ〜いぼんなふ〜うけいじゃなぁ〜いすごぉ〜い」が頭から離れない
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

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なんか急に観返したくなってかれこれ10年ぶりくらいに観たんだけれど、やっぱシンプルに好、好き〜〜〜という映画だ…そして10代の頃より沁みる。

アンディがランウェイの面接を受けるときも去るときも、その
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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2024/005

予告観たときから気になっていて、タイミングが合ったので駆け込んできた!タイトル好き!!おもろ!!!

答えをはっきりさせてほしかったという意見もよく見かけるけど、サスペンス要素のあ
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

2024/004

はあ、この時現地にいた人たちのことが羨ましすぎて、ハゲ散らかしました。体が勝手に動く動く。IMAXでもう一度観たいな…

あまりにも演奏のスキルが高過ぎて、もはや弾いてないというか
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

2024/003

もし今後の自分の人生に困難が降りかかることがあるとすれば、それは自分自身の選択によって立ちはだかる正しい壁であれ 鑑賞後のいま、そんなふうに強く願っている。



ウィレム・デフォ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

5.0

2024/002

かれこれ10年弱ぶりに「あぁ……綾野剛…………」というときめきを思い出してしまいました。どうしましょう。

もともと和山やまさんの作品が気になっていて、映画化をきっかけに原作を読ん
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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2024/001

大の北欧オタクなのと、監督の名前だけは存じていたので「フィンランド〜!」という気持ちだけで観てきました。

てっきり、もっとしっとり大人の恋愛なのかと思っていたら、急にビビ⭐️🩷!
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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2023/032

平日夕方だというのにぱっと見席が7割ちかく埋まっており驚き。自分はこの映画が本当に好きだけれど、届かない人には一生届かなさそうな映画だなあとも思った。

職業では到底括りきれない人
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

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2023/031

苦しい。「首」というより「喉」を全編通してグーっと絞められているような感覚で観た。

冒頭で役者さんの名前が出てくる映画ってよくあるからあれがエンドロールとは思わず、話が終わったら
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パトリシア・ハイスミスに恋して(2022年製作の映画)

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2023/30

日記を盗み見られたことをきっかけに彼女が日記の表紙に書き記した文言「Noli me tandere」。絶対にどういう意味か調べるぞと思って覚えておき、上映後トイレに駆け込んで検索した
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アアルト(2020年製作の映画)

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2023/029

4年前にフィンランドを1人で訪れたのだけど、北欧旅行欲がふたたびぶり返した〜というのが前半の感想。後半に差し掛かるにつれてどんどんと切なかった。晩年の祖国からの風当たりが厳しかった
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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2023/028

林檎ちゃんが、自分の歌詞に固有名詞を詰め込むのは多くの人と共有するために具体性を無くすのは嫌だからだみたいな話を聞いたことがあるけど(スタバもTSUTAYAも出てくるもんね)、勝手
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

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2023/027

小学生の頃に佳境も佳境のシーンだけ夜の洋画劇場で観たきりで、通して観るのは初めて。

観ていると本当にいろんな気持ちになるから短くまとめるのは不可能だけど…ひとつ注目するとなると、
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

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2023/26

上映当時から映画好き界隈で話題になってた今作、やっと観た!

ループもの×高い評価ということで事前にどうしても期待が膨らんでしまってたけど、想像とは違う形でシンプルにいいお話だった。
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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2023/025

いつだって、映画は楽しいな!という気分を呼び起こさせてくれるウェス・アンダーソン作品。

悔しいほどに「いちいち良い…」としか言えない。チャリチョコみたいに、パッと見て親子だと分か
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シャイニング(1980年製作の映画)

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2023/024

今更ながら初鑑賞!今更ながら…という作品をどんどん観ていきたいぞ。

ジャックニコルソンの顔芸はさることながら、奥さまもなかなかすごい。極限状態に追い込むために罵声を浴びせながら撮
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オオカミの家(2018年製作の映画)

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2023/022

喫茶店でたまたま手にしたBRUTUSに載ってたので、絵面に惹かれて予備知識皆無で観た。

ので、元ネタ云々というのはまったくわからなかったのですが、とにかく「ストップモーションって
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バービー(2023年製作の映画)

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2023/021

「Barbenheimer」の件で観ないことを決めた人がいるのは仕方のないことだと思う。個人的にはグレタ・ガーウィグ監督とマーゴットロビーへの信頼がずっとあったので、その件とは切り
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愛なのに(2021年製作の映画)

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2023/020

愛なのに、いや愛だから!愛ったら愛なの!!

はれま〜!!って言いたくなるほど奔放で野性的なのに、鑑賞後は不思議と爽やかな気持ちになる類まれな映画だった。それは詰まるところ純粋な愛
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怪物(2023年製作の映画)

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2023/019

ひとつの出来事がいろんな人物の視点で描かれているということに加えて、演じている俳優さん方が今まで演じてきた役やそこから派生するイメージがはたらいて、とんでもない効果が生まれていたな
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

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2023/018

主人公のふたりの顔立ちと体格差の感じがとってもしっくりきていてよかった。
尾野真千子の「キンタマ掻くな!」からの「キンタマ嗅ぐな!」の流れがお見事すぎたな〜国民的肝っ玉母ちゃん。
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

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2023/017

意味わかんないけどよくわかるみたいな映画。❤️💙。

不思議と最後まで観られたのは音楽の良さがかなり影響していそう。ちょっとコメディタッチ?というかトムジェリ的な音楽がかなりイケて
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

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2023/016

アリアスター監督作品は前評判で散々身構えさせたあと「あれっ?」という気持ちにさせてくるものだというイメージがついてしまった…ミッドサマー然り、題材が身近でないから本当の怖さを理解で
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

5.0

2023/015

自分の創作がどこかの誰かの原動力になっているかもしれない、たとえそれが片手で数えられるほどだとしても。ということを改めて感じて涙涙涙。自分の経験と重なる部分が多々あって、このタイミ
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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2023/014

ドカーン!という劇的な演出があるわけじゃないのにかなりくらってしまい、レビューできずにいた…

何だか「大豆田とわ子と三人の元夫」を観た後と似た気持ちになったりした。主題歌の歌詞を
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

5.0

2023/013

今自分のいるアースにスパイダーマンという壮大な物語が存在して本当によかった、そのバンド、私も入れてもらっていい?

(簡潔に上手いこと言ってみたいけど本当は無限に語れる。星5兆。)

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

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2023/012

父親の病気の進行してゆくさまを直視できない感じとか、決定的な出来事がなくとも不意に涙が止まらなくなるときの空気とか…その辺りがとてもリアルで苦しい。父親のトイレの介助なんて到底無理
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