Naoyaさんの映画レビュー・感想・評価

Naoya

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.0

世界の崩壊から45年後。バイカー集団の手により家族から引き離された女性は、故郷に帰る決意で生きていた。ジョージ・ミラー監督のアクション作。紛れもなく1人の少女、女性の決死の人生、まさに“修羅の道”が描>>続きを読む

告白 コンフェッション(2024年製作の映画)

2.6

大学時代、登山中に行方不明となった同級生の17回忌の慰霊登山中、猛吹雪で遭難してしまった2人だったが、突如相手が同級生は自分が殺したと告げる。スリラー作。登場人物わずか2人、そして山荘という限られた空>>続きを読む

シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ(2006年製作の映画)

1.8

不良の更生プログラムとして、廃墟のホテルの清掃に参加した男女だったが、そこに住む大男に襲われ始める。ホラー作。残酷描写のバラエティは豊かで、少年少女の襲われる様は娯楽はある。展開は平凡で、キーともなる>>続きを読む

アトラス(2024年製作の映画)

2.6

AIと人間の共生が実現した近未来だったが、AIの反乱が起きる。28年後、人工知能嫌いの分析官は、反逆者となったAIに立ち向かう。ブラッド・ペイトン監督のSFアクション作。SF要素の盛り込み具合が良く、>>続きを読む

マディのおしごと 恋の手ほどき始めます(2023年製作の映画)

2.4

税⾦未納が原因で⾞を差し押さえられた女性は、“19歳の青年のデート相手となり、大学に⾏くまでに経験を積ませる”という求人広告を見つける。コメディ作。異質な出会いからのラブコメ具合は楽しめる内容にもなっ>>続きを読む

デス・ボウリング 真夜中の惨劇(2024年製作の映画)

1.5

ボウリング場で楽しむ若者たちの前にカルト教団が現れ、次々と客を襲い始めていく。スリラー作。人が次々に襲われていく描写は娯楽に溢れているが、派手さはなくB級感のある内容。変にドラマもある。残酷描写にボウ>>続きを読む

バティモン5 望まれざる者(2023年製作の映画)

2.8

労働者階級の移民家族たちが多く暮らしている団地の一画は、再開発のため取り壊し計画が進行していた。ラジ・リ監督のヒューマンドラマ作。移民問題を軸に描いた物語で、小さなコミュニティ、移民たちだからこその扱>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

2.8

1945年、壁ひとつ隔てたアウシュビッツ収容所の隣で幸せに暮らす家族がいた。ヒューマンドラマ作。家族で幸せな空間が広がっている中、生活の中でふと聞こえる非日常の音や声が異質さを物語っていて、しかし家族>>続きを読む

劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ(2024年製作の映画)

2.7

1989年、冬。北の地に降り立った給食マニアの教師は、ある献立が給食に出るのを心待ちにしていたが、待てどその料理が出ることはなかった。コメディ作。相変わらずの教師の給食への熱いは凄まじく、オーバーリア>>続きを読む

怪物の木こり(2023年製作の映画)

2.3

敏腕の弁護士の男だったが、裏の顔は非情なサイコパスを持った人物だった。サスペンス作。サイコパスな弁護士が、連続猟奇殺人の犯人に襲われることで異質な展開が生まれていく内容は斬新で、かつドラマ要素も良いサ>>続きを読む

0.0MHz(2018年製作の映画)

1.7

大学のオカルト研究会の男女は、過去に首吊り自殺があった田舎のいわく付きの廃屋で、降霊実験を行うことにする。ホラー作。導入は良いが、ホラーの不気味さや不穏さの演出のインパクトが弱く、雰囲気の明るさが邪魔>>続きを読む

悪の教典(2012年製作の映画)

2.8

あだ名で呼ばれるほどに生徒から親しまれて、職員からの信頼も得ている高校教師だったが、皆に知られていない裏の顔があった。小説原作の三池崇史監督の映画化作。何気ない高校の青春模様、時には学校独特の問題が蔓>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

2.7

娘が行方不明になってから3ヶ月が過ぎ、地元テレビ局の取材が入る中、未だ手がかりが出てこないでいた。ヒューマンドラマ作。失踪事件から3ヶ月という月日が流れているからこその展開があり、夫婦の心情、周囲の人>>続きを読む

HOMESTAY(2022年製作の映画)

2.7

謎の人物に選ばれた魂は、同じ時期に死んだ高校生の身体に憑依し、少年が死んだ原因を突き止めることに挑む。森絵都の小説原作の映画化作。転生した人生を謳歌していたが、やがて死んだ原因が明らかになるにつれて、>>続きを読む

恐解釈 花咲か爺さん(2023年製作の映画)

1.6

老夫婦と愛犬は共に暮らしていたが、隣に住む爺さん一家は、次々と人を拉致しては殺害を続けていた。ホラー作。昔話の「花咲かじいさん」をアレンジした物語だが、変わらずのごった煮感は凄まじい。振り切り描写も凄>>続きを読む

湖の女たち(2023年製作の映画)

2.2

介護施設で、100歳の寝たきり老人が殺された。ミステリー作。事件が軸にはあるが、物語はその事件を発端にあらゆる人物が絡み、過去の出来事も踏まえて大きくなっていく様は印象的。あらゆる方向に人物を通して枝>>続きを読む

恐解釈 桃太郎(2023年製作の映画)

1.3

夫婦が火事で亡くなった事故物件に、ある訳ありの男が入居してくる。ホラー作。事故物件を舞台に、昔話の「桃太郎」をアレンジした物語だが、序盤こそ昔話が語られるが、基本カオスなホラー作で、ごった煮感が凄まじ>>続きを読む

恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

2.4

カフェで出会った2人はその日にデートをするが、行き違いで別れてしまう。数年後、同じ結婚式に出席することになり再開する。恋愛作。王道の展開はありつつも、仲違いした2人から始まる展開は独特さもありつつ、コ>>続きを読む

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

2.8

猿が支配する世界。ある日、若い猿が住む村が、巨大な王国を築く独裁者の猿たちに襲われてしまう。SFアクション作。猿の表情や仕草が細かく、子どもから大人までの表情、仕草の使い分けも優れ、人間のような姿は印>>続きを読む

みなに幸あれ(2023年製作の映画)

2.2

久しぶりに田舎に住む祖父母に会いに来た看護学生の孫だったが、祖父母の様子がなにかおかしいことに気づく。ホラー作。祖父母の家の奇妙さがよく出ており、一つ一つの描写が不可思議で、得体の知れない不気味さが良>>続きを読む

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

2.7

イタリアで休暇中のデンマーク人の一家は、旅先で、オランダ人一家と出会い意気投合する。ヒューマンドラマ作。小さな違和感や嫌悪、価値観の相違から、徐々に関係性が悪化していく様、不穏さが強くなってくる様は恐>>続きを読む

ありふれた教室(2023年製作の映画)

2.7

中学の1年生クラスを受け持つ新米教師が働く学校で、相次ぐ盗難事件の犯人として教え子が疑われてしまう。ヒューマンドラマ作。学校という限られた空間だが、人と人との関係性や絡みが複雑な様が悪く反映され、世界>>続きを読む

NIMIC/ニミック(2019年製作の映画)

2.4

チェロ奏者の男は、リハーサルの帰りの地下鉄の中で、奇妙な女と遭遇する。ヨルゴス・ランティモス監督のミステリー作。短編ながら、監督の奇妙な雰囲気の出し方は良い。様々な設定を感じさせ、長編でも深みの出そう>>続きを読む

メドゥーサ デラックス(2022年製作の映画)

2.3

ヘアコンテスト開催直前、優勝候補だったスター美容師が謎の変死を遂げた。ミステリー作。ワンショット風の構成がよりリアリティを出していて、その場の登場人物がより個性的に映ってます。様々な人格、癖、情緒、感>>続きを読む

スペンサー・コンフィデンシャル(2020年製作の映画)

2.4

ある事件を起こし服役していた元警察官は、投獄されるきっかけとなった殺人事件の捜査を始める。クライム・アクション作。警察が主人公で、汚職警察や麻薬カルテルとクライム作の展開は楽しめる。設定としては王道で>>続きを読む

ZOO(1985年製作の映画)

2.7

ある日、動物園で働く双子の動物学者は、交通事故で同時に妻を亡くしてしまう。ピーター・グリーナウェイ監督のヒューマンドラマ作。お互い妻の死後、とり憑かれたように動物の死骸が腐敗していく様子を映像に記録し>>続きを読む

またヴィンセントは襲われる(2023年製作の映画)

2.7

男はある日、職場で突然暴行を受ける。次の日も何故か別の同僚に襲われてしまう。サバイバル・スリラー作。「ただ目が合っただけ」で、周囲の人々に襲われるようになった奇怪な男の境遇の恐ろしさ、不条理さや不気味>>続きを読む

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

2.2

劇団に所属する男女の役者たちは、最終オーディションで山荘に招待される。東野圭吾の原作ミステリー小説の映画化作。劇団たちが主役ならではの展開があり、設定や展開にも活きてきている物語だが、ミステリーとして>>続きを読む

ファミリー・ディナー(2022年製作の映画)

2.3

肥満体型に自信の持てない10代の少女は、料理研究家で栄養士の叔母の元を訪ねる。スリラー作。家族のイースターに向けて徐々に不穏になる様はあるが、インパクトとしては弱く、展開も緩く、ある程度は読めるので、>>続きを読む

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

2.9

元ファイターの男は、酒場の用心棒として働き始める。アクション・スリラー作。元格闘家だからこその用心棒ぶり、剛腕ぶりは凄みがあり、アクションとして映える場面が多々。訪れた街で、男の行動がやがて事を大きく>>続きを読む

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

2.4

2022年2月、ロシアがウクライナ東部マリウポリへ侵攻開始。そんな中、AP通信取材班が撮影を敢行する。ドキュメンタリー作。まさに戦時の真っ只中があり、現状の悲惨さ、生々しさがあり、TVやニュースで語ら>>続きを読む

ザ・タワー(2022年製作の映画)

2.6

フランスのある団地で、住民が目覚めると、窓の外が〝闇〟で覆われていた。SFシチュエーション・スリラー作。外に出れなくなった住民たちの、小さなコミュニティだからこそ生まれる人間の闇深い面が露骨に描かれ、>>続きを読む

赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。(2023年製作の映画)

1.4

赤ずきんは、旅の途中シンデレラと出会い、共に舞踏会へと向かうが、道中で死体に遭遇する。ミステリー作。展開はシンデレラの物語に沿っているが、ミステリーものになってます。内容は単調で、難しさもなく、悪く言>>続きを読む

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

2.9

米軍の男は、特殊なプログラムを用いて乗客が死ぬ直前8分間の意識に侵入し、爆破の犯人を暴いて次なるテロを阻止する任務を課せられる。サスペンス・アクション作。爆発前の8分間を繰り返すことで事件を解いていく>>続きを読む

キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)

2.2

大学で会長の座を得たい女子は、選挙で有利になることを期待して「ナマケモノ」をマスコットとして飼い始める。アニマル・ホラー作。ナマケモノの、ナマケモノらしからぬ描写がB級感満載で、良くも悪くもで雑設定の>>続きを読む

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