けんちん汁さんの映画レビュー・感想・評価

けんちん汁

けんちん汁

碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.0

シンプルにお話が面白くないから、現代用に少し手を加えるなりの努力を加えてみたら良いのではないかな?
例えば大腸をロープ代わりにビルから飛び降りたり、男女共用シャワーのシーンとかあれば俺は満点つけたりも
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美しき仕事 4Kレストア版(1999年製作の映画)

3.5

まず俺に問いたい
お前如きがフランス映画なんぞの良さを分かると思ったのか、と。
その後答えたい
思い上がってました、と

途中諦めて寝てやろうかと思うくらいに、起伏のない道のりがあった
外人部隊が砂漠
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キャッツ・アイ(1985年製作の映画)

3.9

スティーブンキング原案のオムニバスホラー
冒頭クジョー始まったのかと思ったら色々キング小ネタがあるのね

1話目 禁煙(タイトル勝手につけてる)
男が禁煙するために、成功率が非常に高い禁煙クリニックを
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ユニコーン・ウォーズ(2022年製作の映画)

3.6

バッドでホップでヒップな怪作

ハッピーツリーフレンズ✖︎フルメタルジャケット✖︎ほのかにかほるジブリの装い
この絵柄のキャラたちがちむちむ出したり、カニバったりしている描写だけで十分元は取れる

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ある男(2022年製作の映画)

3.8

現代の日本において、ああ別の人生を歩みたいななんて思うことは数知れず

妻夫木ははたから見れば非の打ちどころがない男性であり、我々観客と同じ視点で事件を追うのだが、
その先であのような決断をしたことで
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ホット・ショット2(1993年製作の映画)

3.7

1941と続けてみたから、冒頭似ててびっくりしたが
序盤からギャグのレベルが高過ぎてやはりプロはすごいな
詰めれるだけギャグを詰めてて本当にすごい

特に他に言いたいことはないんだが、みんな逆にある?

ホット・ショット(1991年製作の映画)

3.7

大人が本気でふざけ続ける映像ほど面白いものはこの世にないなと改めて思う
ツッコミ不在で進むアメリカンコメディの最高峰

ボケの手数も多く、普通に感心しながら見てしまう不思議なコメディ

アザー・ミュージック(2019年製作の映画)

5.0

泣いた

Vampire Weekendに始まり、Neutral Milk Hotel、The National、Pavement 等のUSインディシーンをこよなく愛すものとして、あまりにもドンピシャ
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泣く男(2014年製作の映画)

3.6

マジで親の顔より見た、過去に傷を抱えた殺し屋の話だが、
この手のジャンルは一定の満足感が得られるから結局見てしまう

アジョシの時も思ったことだけど、手垢まみれの話を丁寧に語られるため、
はよ敵をいて
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.6

ノーランの気持ちわかる
俺も最後までとっておきは隠していたいタイプの人間だから
素知らぬ顔で話を進め、最後にどや顔したいのが俺とノーランの共通点

それがデビュー作から変わっていないことには最早安心感
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吸血鬼(1932年製作の映画)

3.9

日本一小さい映画館を謳う和歌山の小さな映画館、シネマ203で鑑賞
この映画館、個人経営で映画好きの夢が詰まった映画館だと思うので、
映画好きな人たちはぜひ足を運んでほしい
アパートの1室が映画館という
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1941(1979年製作の映画)

3.2

ジョーズのセルフオマージュみたいなシーンなら始まる
病んでたんかなこの頃のスピ

笑いの種類が倒れる壊れる吹っ飛ぶくらいしかなく、本筋もそこまでないため映画として集中力がもたない

そんな散漫な作品な
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

3.7

随分前に観ていたので、昔よく遊んでもらった近所のお兄ちゃん程度の淡い記憶しかないが、
前半が少し退屈で、旅に出てからめちゃくちゃ面白かった記憶がある

スウェーデン国境警備隊が戦争を始めようとするとこ
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エボラ・シンドローム/悪魔の殺人ウィルス(1996年製作の映画)

3.2

エボラとかグロとかそんなこと以前に、
香港の人がいかにファンタジーな体位をお持ちかを知れる作品

汚いおっさんのばい菌行脚をこれでもかと見せられるし、
人肉バーガー作ったり、肉に精子塗りたくったりと本
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

2.0

俺はこれを同人誌と思うことにした

前作と違い何一つ本物のシーンがない
引くほどちゃちいCGで展開されるシーンの数々に、冗長な物語
怒りのデスロードで魅力だった全ての要素が消え去り、空虚な気持ちのまま
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.5

なんてこったい
何にもわかりゃしない
最近少しずつ邦画を見出してはきたが、やはり邦画の雄を観るにはまだ早かったのか

この世の調和という話なのは鑑賞後少しずつ分かってはきたが、とはいえ俺の好みではなさ
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貴公子(2023年製作の映画)

3.7

韓国アクションノワールと聞いてこちらが期待するものを確実に見せてくれる

彼は敵か味方か、みたいな話だが、この手の話を観ていて思うことはいつもお前らもっと意思疎通をしろってことだけ

割と予想できる話
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

5.0

この映画にゴーサインを出せるハリウッドが羨ましくてならない
どうして多くの大人が目を通した上で、この映画に1億ドル以上の制作費が渡されるのか

まともに席に座って観たら寝る自信があったので、今回はUl
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変な家(2024年製作の映画)

4.2

こーゆー映画に高得点付けてることに最早優越感すら感じている

原作者に嫌われている構図はシャイニングに通ずるものがあるので、最早名作の証拠だろう

だが、前半のJホラー直系の演出の数々はきちんと間を作
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.0

オーメンを観て、そのまま劇場へ

オーメンの続編として、オーメンを追うのではなく違う方向性で勝負をしており、かなり良質な作品

そして何より嬉しかったのは、この監督ホラーがうめぇ!
しっかりと間を作れ
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オーメン(1976年製作の映画)

4.0

最近生活で少し嫌なことがあり、もう悪魔の子になるしかないなとこちらを鑑賞

ホラーの古典でありながら、古臭さは感じず、ファイナルディステネーションのように散っていくキャラ達を満面の笑みで見守ってしまっ
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.9

幸運にも試写会で鑑賞

メイズランナーの時から感じてはいたが、ウェスボールってかなり達者な監督
ちょっとした演出がスピルバーグに通ずるようなワクワク感があり、観ていて非常に楽しい
猿の集落が襲われ、混
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マチネー/土曜の午後はキッスで始まる(1993年製作の映画)

3.9

ジョーダンテなりの映画賛歌物語であり、
彼は映画をこう捉えていると思うと、彼の今までのフィルモグラフィが非常に感慨深く思える

彼にとっては映画とは現実を笑い飛ばすべきものであるべきで、
辛気臭い顔を
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22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

4.3

前作と続けて観た
潜入先が大学に進み、ラリパッパ度が上がったことでよりカオスを極めだす
本筋が前作に続き、2人の不和になっているのでそこは変えて欲しかったとも思うが、今作で一旦の終了となっているあたり
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21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

4.5

ロード&ミラーは今の人だ
早口で喋る関西人の如く、セリフと展開を詰め込み、こちらが退屈しないような映画をかなり意識している気がする
それでいて情緒に溢れた作品を作れるところが彼らの凄いところ

勝手な
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メイフィールドの怪人たち(1989年製作の映画)

4.2

ジョーダンテという監督はつくづくもっと大物になるべき人であったと思う
カートゥーン的なテンションを実写に持ち込み、いかに実写なのにコミカルなものにするかに全力投球する男の中の漢みたいな監督である。
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.2

岡田将生の「大人を舐めるなぁぁぁ!」は数年前テネットでケネスブラナーが放った「いええええい」に匹敵する名言だと思う

サイコパスVSサイコパスという構図がまず楽しいし、みんな演技が上手いので本当に観て
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

くっそぉ
面白いんかい

俺にとってノーランという男はマイケル・ベイくらいの頭脳のくせに
やたらインテリぶってるいけすかねえ奴であり、いつか化けの皮がはがれることを願ってやまないし、
テネットで少し剥
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

3.7

恥ずかしいくらいに古典的で真っ直ぐ
手堅くラブコメを摂取したい人には丁度良い

シドニースウィーニーもグレンパウエルもとにかくスタイルが良く、何一つ共感できる人生は送っていなさそうで癪だが、そんな奴ら
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エボリューション(2001年製作の映画)

3.8

つまんねぇゴーバスを観たことで、こちらを観たくなり鑑賞!

イイ
ほんとちょうどいい
馬鹿みてぇな下ネタでゲラゲラ笑って、謎に素晴らしい劇判で熱くなる
最高の一言

それ以外言いたいことはねえぜ

ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

3.7

改めて内容はダメダメ
主人公の戦争を生き残ってしまった罪悪感に対して自分が打ち勝つ描写が一切描かれていないし、
ゴジラへの戦闘準備をする者たちに、戦争を生き残ってしまったから、役に立てて嬉しいんだよな
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夕陽のガンマン 4K復元版(1965年製作の映画)

3.7

続けて観たため、少し寝てしまった
しかし荒野の用心棒に比べ、レオーネの作家性は顕著に表れており、
溜めに溜めるスタンドオフは癖になる

大本命の続・夕陽のガンマンをちんたらしていたら見逃すという大失態
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荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

4.0

昔見た時は全然面白さが理解できなかったが、
改めて見ると、なんて原始的なカッコよさで溢れた作品なんだと感じられた

古今東西、流れ者が停滞していた状況を打破し、何も言わず去っていく物語はかっこいいな
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π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

3.9

彼の作品はホエールしか見たことはなかったが、
あの作品に見えていた病的な側面と宗教はデビュー作からぶれることなく発揮されていた。

この世のすべてを理解するのは神であり、
一人間にとってその情報はあま
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.8

原作は1,2巻をかじった程度なので、
こんな話になるとはと驚いた

退屈せずに見れたが、前編感は強く、
後編の出来次第ではある

いくらちゃんとあのちゃんは普通に上手かった

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.7

完全にジョーカー
人を楽しませる職に就く者がダークサイドの神となる話もそうだし、
劇判があまりにもジョーカーすぎる

ただわんこちゃんたちがかわいちゅぎりゅので、
もうそれだけでいいのじゃ

リュック
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