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「こうであってほしい」と彼岸を想像するケビン。あれで彼の心が少しでも洗われるなら。
死も選べたろうが、ケビンはどの兄弟よりも絶望を抱えられる容量が多かった。
彼のみが知る悲しみ。
「男も泣いていいん>>続きを読む
エモは危険
感情を揺さぶるツボに簡単にアクセス出来るから。
文学性の皮をかぶった凡百な恋愛映画だと思う。
しかし旅情を感じられる画作りはめちゃくちゃ良い。
岩井作品並みに男も女も美しく映されてた。
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互いの気持ちの受容。
「来世では一緒か?」
「わからない」
感じたのは希望でもあり絶望でもあり。
美しいがどこか汚くしかしやっぱり清らかで、平日なのに(人によってはGWだろうが)大入りの場内で見ず>>続きを読む
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とてもとても面白かった。
3ヶ月間も上映してくれていたことに先ず感謝。
もうそろそろ上映終了するだろう。おそらく滑り込みで観られた。
ドラマをドラマにしない勇気と手腕。
"表現"するリスクを重々承知>>続きを読む
ファンじゃないのになんだかんだ4作連続で見ている。
相変わらずのキャラ映画である。
ファンじゃないけど何か重大なことが起きたのがわかる。
お客さんたちの歓喜の溜め息。
熱意あるファンに支えられてコナ>>続きを読む
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観客の知らない情報が明かされるタイミングの絶妙さ。
事件なのか事故なのか、真相を暈す洒脱さ。
これ以上無いくらいバランス感覚に優れた脚本であった。
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「デジャヴを見た」という主人公の台詞に対して「こっちの台詞だ」と思った。
しかしながら嬉々として本作をサンドバッグにしてタコ殴りするのは健全ではない。
昔懐かしの美味しくない定食屋に入ったようなもん>>続きを読む
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とにかく沁みた
赤子、葬式、夫婦が亡くした息子
生死の気配に触れ、夜の海で痛みを分かち合う
家族への変容をわざとらしくなく丁寧に
大好きだ
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面白かった。
アートと大衆性の両立。
倒錯的な強烈なシーンは多いものの、温かい目で人間とは如何なるものなのか、進化・成長がどれほど尊いかを見つめられる。
劇中の医学はトンデモだし、情緒が少々の飛躍を>>続きを読む
名画を大きなスクリーンで浴びたくて、誇り高い吉祥寺プラザの閉館上映に赴いた。
自然と文明の相克。
処々たるいけど良かった。
学生キャストたちの絶妙な芝居の下手さも味わい深かった。
サービスデーということもあるだろうが、公開して2週間経っているのに結構場内が埋まっていた。
若者が多かったのが印象的だった。
同行してくれた友人曰く「年齢確認されて入場できない子たちがいた」とのこと。>>続きを読む
才能が祝福にも呪縛にもなる。
笑いに対してのひたむきさ・無頼・無根拠さが眩しかった。
自分には持ち得なかった物だから。
音痴なカラオケを聴いてる気分になった。
ドラマが粗末すぎたし、登場人物は放射線爆浴びだろうに髪も生えそろえとても戦後らしくない健康的なピチピチお肌。
だがしかし
ゴジラの破壊神ぶり、蹂躙具合たるや凄>>続きを読む
ハードボイルド。
殺し屋の哲学。
復讐の美学。
『シカゴ7裁判』を劇場で観た時の高揚感を思い出した。客は無意識にファスベンダーのような歩調で帰路につくだろう。
この映画のソフト版を手元に置いておけない>>続きを読む
「この映画どうでした?」と聞かれたらとにかく「206分だった」としか返答しない206分おじさんと化しました
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ローグ・ワンとアバターとブレードランナーを煮しめたような映画。
ヴィジュアルは魅力的(設定資料集読んでみたい)だけれども、
なんでマヤがまだ近くにいるだろうに自分がアンダーカバーであることをでかでか>>続きを読む
岩井劇団を総動員させた最高に美しい監督の自慰
褒めてないです
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山口百恵と三浦友和のゴールデンコンビだから仕方ないのだけど、美しく脚色しすぎている……。
利太郎をハッキリと犯人にしちゃってるし至る所が原作と異なる。
全く耽溺できなかった。