SunO2さんの映画レビュー・感想・評価

SunO2

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ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

1.0

誰を撮っても全部同じショットに見えるし、キャラクター的にも全ての人物が同じ人物に思える。子育ての日常となぜこうなったかの下手な説明を延々と2時間弱。SEXも死も何一つキチンと描かれる事がないので、誰が>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.0

10年一昔どころか19年後の続編。企画自体はともかく単体作としては...といったところ。それよか内容がこの頃流行りの陰謀論っぽくてヒヤヒヤする。元々ヒーロー、とも言い難い面々に対立する組織(というほど>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

4.5

今更ながらデヴィッド・ダンの幻視が監視カメラの視点であることに気づいた。スパイ映画などで、張り巡らされたカメラをずらっと並べた画面。ハリウッド映画で、アレが全能者の視点の様に扱われ始めたのはいつからだ>>続きを読む

Blood Machines(原題)(2019年製作の映画)

4.0

SHUDDER提供、連作短編SF。3部構成。クレジット除くと正味大体40分ぐらい、内容的にドラマの一話分ぐらいか。

女体化した宇宙船のA.I.というロマン。ワープシーンは、ピンクとグリーンの蛍光色の
>>続きを読む

リアリティ(2023年製作の映画)

2.5

再現ドラマ以上でも以下でもない。記録で黒塗りされてる部分で、画面が乱れる演出(結構クドイ)がされている。

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.5

タイムアフタータイムの熱唱シーンであゝ同世代と。嫌でも『ブルージャスミン』を想起させるケイトB劇場。旦那は『ビッグフィッシュ』の息子役の人〜。天才と気狂いは紙一重、という映画的には共感を生みにくい構造>>続きを読む

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.5

殺人鬼をクマに置き換えたスラッシャーとして観た。殺され方のバリエーションを楽しむという感じ。保安官のおばさん(ミリオンダラーベイビーの母役の人)と相方のパートがオモロすぎた。小熊がカワイイ。

恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

3.0

観光ラブコメ。S.スウィーニーinシドニー。ジェットタオルでジーパン乾かすとこサイコー。二重勘違いから犬猿の仲に。巨大スパナに謎の鎖つきATM。苦手なモノが多すぎるG.パウエル。癒しの一曲はunwri>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.0

端的によく撮れてるし音響効果も上々、悪くないのだが、余りにもキレイすぎやしないかと思ってしまう...。作業用BGMみたいな劇伴がイマイチ。

俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー(2024年製作の映画)

3.5

下ネタ連発してる時点で内輪的になるのは仕方無い、とも言い切れないし、それなりの着地点を用意してくれないと一見さんは納得してくれない。ウソをつき続けた末のまことというか、本音をさらけ出し合えばきっと分か>>続きを読む

マイル22(2018年製作の映画)

2.0

2回目。手持ちカメラとフラッシュバック禁止すればマシになるかと。状況を納得させるようなワンショットがない。編集で何とかなるとタカを括ってる。...にしてもつまらん脚本。

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.5

殺し屋の役者が一目で殺し屋と判る顔をしていてグー。ジョー・ストラマーが弾き語りしたり、セルジュ・レジアニが出てきたりは、まぁいいかって感じ。正直、感情フラットなまま見終えた。一番の理由は、非美形のヒロ>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.0

興行的に惨敗しキャプラが自信喪失してしまった作品らしい。その後TV放映され〜ってなんかよく有る様な。内容は貧しい世帯に持ち家を!と住宅ローン会社を経営する主人公と対立する町の有力者を描いたもので比較的>>続きを読む

第9地区(2009年製作の映画)

4.0

最後の最後で「正しい」選択をする主人公がアツい。3年後彼らは再会するのだろうか...

Cock Crows at Eleven(英題)(1978年製作の映画)

5.0

少女連続殺人の逃亡犯を廃屋にかくまう12歳の少女、父親は車椅子生活の猟銃マニア、欲求不満から色情症になったらしい継母...と完璧な配役で送る昼のサスペンス劇場。保護者は脚本読んでなかったのか、冷た~い>>続きを読む

太陽のエトランゼ(1979年製作の映画)

4.0

Mr.マンダム版『カサブランカ』。舞台はペルー、エキゾなメロはゴールドスミス、ドミニク・サンダと悪役がJ.ロバーズ&いつも微妙な位置のフェルナンド・レイ(現地ではブロンソンより人気があったらしい)。「>>続きを読む

ファイナル・カウントダウン(1980年製作の映画)

2.5

『ミステリーゾーン』の一話分ぐらいのネタで作られた一本。豪華キャストに見合わぬ演出力がただただ残念。脱力感を誘うラストが中々イイ。

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

2.5

爺さんがイイことを言って、孫が其れを実現するかと思いきやさにあらず、どころか更に立場が弱い友人を結果的に裏切り、何かを成す訳でもなく映画が終わる。まぁ、リアルといえばリアルなのだが、それ故に映画そのも>>続きを読む

ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

3.5

主人公と一緒にコチラも徒労感を味わう。最初のシャロン・ストーン母娘のエピが一番オモロかった。『3人の妻への手紙』(原作は5人)を連想するがまた見直します。ミステリーの答え合わせ等どのみちツマラナイ、と>>続きを読む

パリでかくれんぼ(1995年製作の映画)

4.0

『彼女たちの舞台』のスピンオフ的な、『北の橋』的なバイクに乗る女が主役のリヴェット全部載せ定食。劇場の音がデカめで低音が足下から伝わってきて感動。バイク便の事務所の裏、舞台装置作ってる工房の音もイイ。>>続きを読む

デタッチメント 優しい無関心(2011年製作の映画)

3.0

MV出身の監督らしい。ウェルメイドではないが内容と役者は良い。

ファミリー・プラン(2023年製作の映画)

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コレもAppleTV+。ゴーステッドよりカッチリした作りなのが逆にタチが悪い。家族を連れて、過去を隠しつつ元殺し屋が追っ手から逃げるハナシ。家族にバレない様に振る舞う親父が可笑しいので、最後まで隠し通>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

2.0

他殺か自殺かの裁判で著名な作家(母親)一家の過去や知られたくないアレコレが明るみに出てくるという法廷劇で、内容はともかくショットの7割以上がバスト〜クローズアップで単調(無論数えた訳では無い)。住居空>>続きを読む

Immaculate(原題)(2024年製作の映画)

2.5

イタリアロケ、伊米合作。修道院+マタニティホラー。言葉の壁のせいか肝心のとこがよく分からず。S.スウィーニー以外ほぼイタリア人キャストで固めてて、修道院の雰囲気とか中々良いが細かい所を誤魔化してる感が>>続きを読む

ゴーステッド Ghosted(2023年製作の映画)

2.0

全体的に演出放棄、やる気無し。途中のバスチェイスとクライマックスのスクリーンプロセスが割とオモロかった。可も無く不可も無くのクリエバ。無理有り過ぎのアナ・デ・アルマス。キチンと見た事ないがアンディ・シ>>続きを読む

史上最高のカンパイ!〜戦地にビールを届けた男〜(2022年製作の映画)

4.0

理想と現実の違いというのは体験して初めて分かる事であり、終わってみるとビールが何かの暗喩の様にも思えるがそれが何かは分からない。少し頭の良い人達は、ベトナム戦争が無益だと知っていたが、それでも、戦争の>>続きを読む

フィンチ(2021年製作の映画)

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既視感しかない終末SF、あちらこちらからヴィジュアル、アイデア、プロットをパクってプライドも何も無いのか。オマケに犬とロボット。イヌとの出逢いの経緯まで丁寧に説明するくだりがどうもウソくさい。創造力の>>続きを読む

扉の陰の秘密(1948年製作の映画)

4.0

朝早く起きないし家事もやらんという超タカピーな金持ちの令嬢が素性のよく分からない事業家と結婚。男の実家で暮らし始めるが、色々衝撃の事実が発覚する。男の過去も趣味もあり得ないし通常そこで終幕だろうが映画>>続きを読む

A Brief Vacation(英題)(1973年製作の映画)

4.0

寒々しいミラノから目にも麗しい雪山へ。母夫弟子供を一人で支えるプロリンダ・ボルカン。鳴らない時計に壊れた水道、過酷な工場勤務で心身ともに疲れ果て、天国の様なアルプスのサナトリウムへ。療養中の歌手や、モ>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

2.5

目まぐるしいカッティングに絶え間なく音楽が流れ続け、ショットはおろかシーンすら感じられない予告編のような3時間。時系列の錯綜?というより単純に取り調べシーン〜回想の繰り返し。原爆の脅威も産みの親の罪悪>>続きを読む

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