Sさんの映画レビュー・感想・評価

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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

続三部作はフォースの描き方も過去作品と比べてかなり変化している。
フォースの描写に余白があったのをいい事に魔法のように仕立てあげてしまった。
アナキンですら飛び立つ輸送船をフォースで引き留めるなんて芸
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.5

前作の最後にあれだけワクワクさせておいてまさかこんなことになるだなんて、もはや私の知るジェダイは本当に終わってしまったのか。
思うにEpisode Ⅰ~Ⅵまではアナキンとルーク、血統の物語だった。
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スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.7

旧三部作の皆がちゃんと登場してくれる、それだけで嬉しい。
とは言えストーリー自体は残る2作品に向けての下地作りといった感じで、何も進んでいない。
いい加減ファンを待たせ過ぎだろと思ったが意外にもプリク
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

幼きパダワンは皆殺し、ジェダイはその殆どが殺害され、パドメは生きる事を拒否し、そしてダース・ベイダーが誕生する。
終盤に押し寄せる絶望の波動が素晴らしい。
これまでの作品は全てこのためであったかのよう
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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

3.6

オビ=ワンがカミーノへ向かうあたりのきな臭い何かが明らかになりそうな不穏な展開が好き。
漸くヨーダの戦いぶりを見られたのも満足。
2人の内密の結婚式に立会人としてC-3POとR2-D2が出席してるの可
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

子供のいたずらの延長で敵艦を撃破してしまうややコメディっぽい結末。
旧三部作鑑賞後だと、こんなに無垢で可愛いアナキンがどうして…って終始悲しくなる。
ダース・モールは、その不気味なキャラデザにも両刃の
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

スターウォーズに限らず他シリーズでもしばしばなされる、公開順に観るか時系列順に観るかの議論は基本的に公開順一択だと思っているが、この作品のせいでことスターウォーズに関しては時系列順もありな気がしてくる>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

3人が前作から成長しながらも変わらず絆で結ばれている様子が描かれる冒頭の惑星ホスでの一幕が好き。
ソロがカーボン凍結されるシーンは何度観てもカッコよくて痺れる。
今となっては映画史上最も有名な"衝撃の
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

全9部作かつEpisode Ⅳからという構成に加え、ライトセーバーやハイパースペースなどの革新的な演出、ジェダイやフォースなどの底知れぬ奥行きの世界観等々。
特にオビ=ワンの不可思議な最期はこれから始
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THE 4TH KIND フォース・カインド(2009年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

作中で"実際の映像"として流れる映像も実は創作である、言うなれば"2層構造のモキュメンタリー"は発明だなと感心した。
ただ話の展開自体は丁寧で良かったのだけど、結局何だったんだで終わってしまうのは少し
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鬼談百景(2015年製作の映画)

3.3

玉石混交これぞオムニバスホラーといった感じで、良い作品もあれば、意味不明だったりホラーであることを諦めたりする作品もあった。
お気に入りは「赤い女」と「尾けてくる」、やるならやる、やらないならやらない
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デアデビル(2003年製作の映画)

3.3

エレクトラの登場から死までが早過ぎてちょっと付いて行けなかった、というかその他諸々も中途半端で1つの作品で収まりきらなかった印象を受ける。
でもレーダーセンスの描き方は良かった、MCU版でもやって欲し
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恐怖の報酬(1953年製作の映画)

3.5

行く手を阻む様々な障害物は、CGでは出せない迫力や緊迫感が肌で感じられて良い。
4人の恐怖に満ちた道のりが、特にイジメの様子が嫌なリアリティたっぷりに描かれていたのがかなり印象的。
ただ前半はやっぱり
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ニュー・ミュータント(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

X-MEN要素の影がちらつく程度のジュブナイル系SF。
主人公の能力は確かに強力だし、使い方によっては危険かもしれないが殺処分が必要なほど凶悪だろうか。
良かった点を挙げるなら、登場人物を最低限に絞っ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

世界で唯一、戦争における原子爆弾の直接被害を受けた日本人にとって、原爆に対する嫌悪感はもはや集合意識へと昇華しており、この作品に対する感情は鑑賞前も鑑賞後も他国のそれとはきっと異質なものだったはずだろ>>続きを読む

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

最終作なのになんかパッとしない。
突然エイリアンが登場するし、ジーンの力は生まれつきなのか宇宙エネルギーなのかはっきりしないし、せっかく上手くタイムラインを纏めた「X-MEN:フューチャー&パスト」に
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デッドプール2(2018年製作の映画)

3.8

今作も前作に負けず劣らず超ハイテンション。
デッドプールからしか摂取できない栄養がちゃんと詰まってる。
これもはやミッドクレジットシーンが本編まであるな。

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.9

これほどまでに心揺さぶられるヒーロー映画を初めて観た。
生きている限り死は避けられず、大切なものは次の世代へ託すしかない、だから親は子を守らなければならない。
1つの時代の終焉を描く作品としてこれ以上
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X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.5

ストームの出自を知れたのは良かったが、個人的にアポカリプスの敵としての魅力がいまいち掴めなかったまま終わってしまった。
プロフェッサーXとマグニートーはずっと喧嘩と仲直りを繰り返してるなあ。

デッドプール(2016年製作の映画)

3.8

完全に自分の好みのヒーロー、戦闘中も余裕綽々で減らず口叩く感じが最高。
また、第四の壁を無視できる能力は唯一無二で、生真面目なヒーローが多かったX-MENシリーズではかなり異色な存在。
その能力で同シ
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X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

犬猿の仲であるはずの2人が初めから手を組んでいることから分かる事態の深刻さ、為す術なく次々とセンチネルに殺害される仲間たち、いくら策を練ろうと結局は逃げる以外打つ手なしの状況等、冒頭の絶望ポイントが高>>続きを読む

ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

3.4

正直ストーリーには全くと言っていいほど魅力は無く、最近では珍しいくらいにスピンオフらしくシリーズ全体の流れからは逸脱している。
要するにただただ極東の異文化の洗礼を浴び続けるウルヴァリンを楽しむ作品。
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X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

3.7

歴史的大事件が実はミュータントの活躍と暗躍によるものであったというのは盛り上がる。
個々のキャラクターも丁寧に描かれており、プロフェッサーXはやっとカリスマ的リーダーシップを発揮してくれるし、彼のマグ
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ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

オリジナル三部作では頑なに明かされなかったウルヴァリンの出自が漸く判明、想像以上に昔から頑張ってたんだな。
バイクでヘリから逃げるシーンが個人的ハイライト。
デッドプールの初出ってこれだったんだ。

X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

結局オリジナル三部作では見せ場という見せ場なしでプロフェッサーXは退場、あんまりな扱い。
個人的にウルヴァリンのジーンに対する想いがあまり理解できないので、必然的に本作品も入り込めなかった。
でも異能
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X-MEN2(2003年製作の映画)

3.5

軍隊に学園が攻め込まれるシーンが好き。
能力があっても子供じゃ大人に勝てない、全員は救えない等リアリティある緊張感。
実の息子を兵器に改造する鬼畜な悪役も良い。
X-MENシリーズのご都合主義っぽさは
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X-メン(2000年製作の映画)

3.5

タイトルを付け間違えたのかと思うほどウルヴァリン以外のX-MENに花がない。
敵側のブラザーフッドに比べてかなり弱々しくて、正直頼りない。
しかし、人間とミュータントとの軋轢に対する考え方の違いに焦点
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ドラゴン危機一発(1971年製作の映画)

3.5

敵の猿芝居に呆気なく騙されたり、事件そっちのけではしゃいだり意外と間抜けなキャラ。
でも戦い始めると気迫抜群だし、氷漬けにされた死体なんかも結構気味悪い。
あと気になるのは、オルゴールを首から提げてる
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ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭で師匠の毒殺を仄めかすわりに一瞬で犯人が登場し、その後は道場同士の抗争に発展するのだが、同じ画が続くのでやや中弛み。
しかし彼の豪快な動きにはやはり目を見張るものがあり、虐げられる中国人らを代弁す
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

言うまでもなく脚本、音楽、アクション、コメディの全てが1つの作品に上手く落とし込まれているが、特筆すべきはキャスティングで、彼女の"巻き込まれ型主人公"はまさにドンピシャハマリ役。
グラマラスな体型や
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エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前作と基本的に同じなのだが、違う点はより多くの首脳が狙われるところ。
続編ということもありテロが起きることは我々にとっては予定調和なので、ドイツ首相が女の子から花を貰うシーンの疑心暗鬼を煽る感じは良か
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

3.6

悪事を企てるも人柄の良さを隠し切れない主人公の迫真の演技によって、ワンシチュエーションながら、劇中の野次馬よろしく現場と一体化するかのような作品になっていた。
これがモデルとなった実際の事件の犯人に似
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レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

3.7

おふくろの味が結局最強。
賢くて可愛い主人公と視覚的に美味しい料理たち、特別目立つ訳ではないがフランス語の優しくて美しい響きが特徴的な主題歌も含めて好きな作品。
いまさら気付いたけど邦題結構ダサいなっ
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

4.0

これまでたくさん聴いてきて、きっとこれからもたくさん聴くだろうこの曲が、作詞・作曲からレコーディングまでかなり急ピッチで進められていたことを初めて知った。
彼らが当時を思い出して語るほんの些細なエピソ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.4

噂に違わず不快な映画だった。
最後まで観てそう結論付けたが、思い返せば意外とそうでもなかったかもしれない。
というのも、4つのパートのうち3つ目以外は比較的面白く観られていたはず。
シュルレアリスティ
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.5

完全に前日譚で終わってしまった。
未来予知の能力は最強そうに思えるが、それ以外に超人的な身体能力がないので戦闘シーンには一定の緊張感があった。
しかしそれはどうしてもアクションの迫力を欠く事になり、か
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