つるみんさんの映画レビュー・感想・評価

つるみん

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.6

日常の中にある〝非日常感〟がこのアニメーションの良い所だっただけに、後章は完全にSF化としてしまい勿体無い気持ち。つまらなくないが、前章の良さが消えてしまった分フィナーレの感動も薄れてしまったのが正直>>続きを読む

HOW TO BLOW UP(2022年製作の映画)

3.7

彼らの事を革命家として目に映る人もいれば、テロリストとして映る人もいるだろう。そして彼らに感化されあとに続く若者も現れそうな予感がする作品。

未来ある若者たちが踏み出した勇気。
危険と分かっていなが
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.9

ジャパンプレミアにて。

個人的感想を簡潔に言うならば、『ローグワン』現象再び。といった感じ。
前日譚という事で結末が分かっていながらも知らなかった過去に興奮し、『フューリーロード』へと繋がっていく瞬
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ブルー きみは大丈夫(2024年製作の映画)

3.7

IF = Imaginary friend

なんだか自分に優しくなれる映画だった。とても温かい。

とにかく声優陣が豪華。
スティーヴ・カレル、マット・デイモン、ブラッドリー・クーパー、ジョージクル
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ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)

3.5

ボブ・マーリーの事をこれから好きになる人向けの入門編のような映画だった。だから元々ファンの方からすれば、少々薄く、物足りない映画になると思う。

それでもさすがに鑑賞後は家に帰るまでボブ・マーリーの曲
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ミッシング(2024年製作の映画)

3.8

こんなん精神狂うわ。

吉田恵輔監督って数年前からトレンドをしっかり捉えて、韓国映画の波に乗っかりながら映画を作ってる感があって、必然的に面白い映画を撮れるようなメカニズムを作った人だよなと本作を観て
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タイガー 裏切りのスパイ(2023年製作の映画)

3.9

YRFスパイユニバースの第三弾。

個人的には『WAR』や『パターン』と比較すると激しさに関する点だけで言えば物足りなさを感じたが、やはりシャー・ルク・カーンとの共闘は盛り上がる。あの橋のアクションシ
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.7

ジャパンプレミアにて鑑賞。

シーザー三部作が大好きな自分からすると期待はそこまで大きくはなかったが、鑑賞後にはまた新たな章が始まるぞ!という大きな期待へと変わっていた。シーザーの偉大さを継承するスト
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マイ・スイート・ハニー(2022年製作の映画)

3.5

『ワンドゥギ』や『優しい嘘』『無垢なる証人』など名作を生み出すヒットメーカーの1人イ・ハン監督と『エクストリームジョブ』のイ・ビョンホンが脚本を担当した最強タッグで大きく期待していたが、まあまあだった>>続きを読む

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.8

王道なストーリーだが泣いてしまった。
それは清原果耶が演じる無邪気で明るい性格のアミの可愛さとシュー・グァンハン演じる無垢でシャイなジミーの人間味溢れる淡いキャラクター像のおかげで、ストーリーもより膨
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.6

猿の惑星を観に来たのかと錯覚した。

OPはNational geographicの extra verでも観てるのかと思った。人間パートがだいぶ少なくなったので、次の次の次の次の続編あたりにはもう字
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.7

鈴木亮平が凄いよ。
喋り方も立ち姿とかも冴羽獠そのもの。

若干中弛みする部分はあったものの、実写に対する違和感はほとんどなく、こんなにすんなり入り込める作品はそうない。

さすがにアニメーションの特
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THE ROUNDUP : PUNISHMENT(英題)(2024年製作の映画)

3.8

『犯罪都市』第四弾。
シリーズ史上一番笑った作品。

過去作と比較するとスケールは多少落ち着いたかなという印象を受けるが、今回の敵役キム・ムヨルが最高の悪役でいてくれたおかげでクライム映画としての見応
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.5

昨年がめちゃ良かっただけあって、比較してしまうと少し残念だったかな。

もうコナンくんが超人化してても驚くことはなくなったが、平次もなかなか一線を超えてきたなと。でもあれをリアルにやってるトム・クルー
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狎鴎亭(アックジョン)スターダム(2022年製作の映画)

3.3

マブリーとチョン・ギョンホが好きだから鑑賞したが、これはお粗末。

キャラクター像の深掘りがなく、テンポも良くはない。そもそも話がノレない。役者は揃ってるので、もっと面白いバディものになるはずが、あっ
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ボストン1947(2023年製作の映画)

3.7

国としてオリンピックの出場権利もなかった韓国がマラソンで権利を勝ち取ろうとする実話。

やっぱこの手の韓国映画はどうしても泣いてしまう。国民の多くの支えがあって、乗り越えてきた国というのが非常に分かる
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ライド・オン(2023年製作の映画)

3.8

スタントマン役として主演するジャッキー・チェン。しかしこれは彼のキャリアを振り返るジャッキー・チェンのためのドキュメンタリーのようなアクション映画だった。

とにかく泣ける。
彼を好きな人なら必ず。
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フェラーリ(2023年製作の映画)

3.5

創業者エンツォ・フェラーリの事業と私生活の苦悩。

今となっては高級車として誰もが知る車の一つだが、なぜここまで人気になったのかを学べる映画ではなく、とにかくフェラーリの闇の部分を垣間見た感じがする。
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

あまりにも悲劇的。
こんなにも不幸が続くものなのか…。

とにかく兄弟愛に胸打たれる。競争社会の中でお互いを思いやり、素直に褒め称える、絵に描いたような素晴らしい兄弟であったが、それが崩壊していく様は
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ラブリセット 30日後、離婚します(2023年製作の映画)

3.7

これぞ韓国の王道ラブコメ。
大人の恋愛(離婚について)なので、甘ったるしくなく、良い塩梅のボケとオーバーリアクションにより笑える要素が多数。

離婚裁判をしながら時間を遡り、過去のあれやこれやが露わに
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ニモーナ(2023年製作の映画)

4.0

凝り固まった考え方や価値観を複数の点で「破壊」した傑作アニメーション。

王道ヒーローストーリーの中に新たなポイントがテンポ良く小刻みに散りばめられている。中世と近未来の融合、同性愛をメインにしない主
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マディのおしごと 恋の手ほどき始めます(2023年製作の映画)

3.7

金持ちの家に生まれ、親離れできない童貞陰キャをその親の車をゲットするためにエロで彼を救おうとするラブコメ。

ジェニファー・ローレンスが製作総指揮として、また主演も演じてる訳だが、この作品的に監督のジ
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関心領域(2023年製作の映画)

3.7

挑戦的であり、ホロコースト映画にして珍しく加害者側にしか焦点が当てられない物静かでありながら非常に残酷的である一作。

オスカー音響賞を獲っただけあり、音が効果的。OPとEDで放たれる不穏なサウンドは
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

原作が浅野いにおって事もあるけど、でんぱ組を思い出したな…。『あした地球がこなごなになっても』が良いところで流れたし。

なんか懐かしいな。

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.8

フロリダのバーで用心棒として雇われた元UFCファイターが街を牛耳る悪の組織に絡まれ…。

ジェイク・ギレンホール最高。

フロリダという暖かい地域とそれに合った南の雰囲気あるサウンドだけで、心地が良く
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俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー(2024年製作の映画)

3.7

幼馴染3人組が罰から逃れるため空想の人物リッキーを生み出した。大人になった3人、今でもリッキーを口実に遊びまくっていたが、親や妻に疑われ始め、落ちこぼれ役者兼ものまね芸人を雇うのだが…。

面白かった
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ブリックレイヤー(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

レンガ職人として穏やかな生活を送っていた元CIAエージェントに新たな協力要請が…。

アーロン・エッカート主演の新作アクション。

この手のエージェントアクションに新鮮味はないが、逆を言えば安心安定の
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正欲(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

その人が生きやすいと思う人生を送れたら良いと思う。幸せの形なんて人それぞれなんだから。
その幸せと思う気持ちを分かち合える人が居たらもっと幸せかもしれないよね。

自分は人と違うかもしれないという気持
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.8

犬好きは絶対に観ろ!
以上。

リュックベッソンやるな〜。
最初から引き込ませ方が巧い。

単作として十分過ぎるほど良く出来た起承転結。

恋の第一歩(2014年製作の映画)

3.3

一目惚れした女性にどうにかしてアプローチしようと試みる男性のショートフィルムだが、普通に犯罪級のことをしてる。でもこれがフランスってのがまたブラックコメディ感あって許される。

オチも悪くない。

PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)

3.9

アクションシーンに文句なし。
冒頭からエンジンMAX。

所々ミッションインポッシブル感を感じる迫力アクション(確実に真似してる)

インド映画にしてはコンパクトにまとめられたアクションで見易さも抜群
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.8

チャプターごとの構成。全7チャプター。
家庭関係を含めた重いストーリーではあるものの、所々に静かな笑いを入れてくるあたりが非常に良い。そこのバランスが巧く取れているのでダラけない。

松岡茉優を中心と
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Dream Scenario(原題)(2023年製作の映画)

3.6

ニコラス・ケイジがとことん可哀想な映画。
もはや〝ニコラス・ケイジ〟という役者、そのキャラクター性を大いに活かしたブラックコメディといった感じ。

全人類の夢の中にニコラス・ケイジ演じるポールが出現し
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

前作が全くハマらず、非常に不安だった続編だったが一応鑑賞。(ちなみに前作の評価は2.5)

結果、前作よりかはかなり楽しめた。

というのが率直な感想。
前作の不満点を払拭してくれた事により、ただ退屈
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