ルルさんの映画レビュー・感想・評価

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ブルー きみは大丈夫(2024年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

試写会にて。
エンタメ作品にも関わらず物語上のポジティブとネガティブの振り幅がショボい、というより噛み合ってなくてイマイチに感じた。
たぶんこの作品のネガティブ面は父親の病気なのだと思うけど、主人公の
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劇場版ブルーロック –EPISODE 凪(2024年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

原作は雰囲気程度しか知らないけど楽しめた。時間の問題なのは分かるけど、終盤辺りの相棒から離れた後に相棒がいるチームと戦うのが省略されて笑えた。

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.0

一つの物語としては色々詰め込まれ過ぎで好きではないけどファン向け、ある種のご褒美映画に感じられて好き。
良いように言えば省略、悪く言えば飛ばされたような場面があった。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

自分が観た時に満席だったのもあるけど思っていたより興行収入良さそうな映画に感じた。なんとなく物語の進む道が分かる、理解しやすい伏線、笑いが起きるシーンがいくつかあるなどの取っつきやすさ。そういった中で>>続きを読む

トッツィー(1982年製作の映画)

4.4

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出会う前の自分より出会った後の自分がいい、ドレスなしでもそんな自分でいたいといった主人公の変化を明確に出していてエンタメ物語のお手本みたい。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.9

特に事件は起きないのに最後まで飽きずに見れて純粋に凄い。観客と視点が同一している冒頭のシーンの掴みが良い。ネットで人と人の距離は近くなったけど、生まれや言語による疎外感が現れていた。
よくあるシーンだ
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ビニールハウス(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

女性と先生の存在理由がよく分からなかった。女性は共犯者、先生は強迫というポジションかと思ったら物語にたいして関与せず決着がついていた。
先生の正体はこいつだったのか!みたいな狙いがあったのだろうけど、
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12日の殺人(2022年製作の映画)

3.6

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車から両親が泣き崩れているのを見つめている刑事の顔で終わって「終わったことにはならない」といったメッセージで終わるのかと思いきや、まだ続いた。
自転車でグルグル回っていたのは「進展しない」みたいな意味
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0

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おじさん達の元に行く、という予想通りでかつ物語の中盤で終わってしまった感があるけど「パパ」を二回言うのが凄く良かった。一度は自分の親を見たからで、最後はおじさんにたいしてなのが伝わる。
中盤の牛乳と粉
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ミス・バイオレンス(2013年製作の映画)

3.5

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不穏な感じが出ている映像。
松本剛の漫画『甘い水』を思いだした。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.8

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スリリングな会話劇。
仕事の成功者で浮気もしたりと、古い成功した男性像を妻が担っているのが印象的。盗作の話が出てくるけど、夫は自分が持つはずだった男性像も奪われた気がしたのでは?と感じた。

ラストの
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ソルフェリーノの戦い(2013年製作の映画)

4.0

彼女たちのある一日を切り取ったような映画。だからラストも「そんな終わり?」と感じられるも、一日が終わったかのような感覚になる。
真ん中辺りでドキュメンタリーチックになるのが面白かった。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

音が凄い。エンタメ作品ではないけどアインシュタインと何を話したのか?という引きが組み込まれていた。あと個人的にアインシュタインのキャラクターに浦沢直樹漫画らしさを感じた。

トリニティ実験の見せ方も良
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.6

敵の二人が魅力的だった。
物語というより試合観戦。キャラクターたちを見る映画。
最後の表現方法が好き。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

機械の感じが好き。
中盤で眼鏡の子がDEATH NOTEの月みたいなキャラクターだったのが分かって驚いた。

あの過去について。あんな出来事があって普段通りに過ごせるはずないからあれはパラレルワールド
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6人の食卓(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ヒューマンドラマなコメディ作品としてお手本になるぐらい完璧だと感じた。ホームドラマでもある。
普通に考えたら二人がくっつく、と思うところがことごとく違う方に行くのが登場人物それそれがキチンと生きている
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ポエトリー アグネスの詩 4K レストア(2010年製作の映画)

5.0

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ラスト、主人公の声から少女の声に変わる演出が凄い。それにより冒頭みたいに主人公を死体で見せなくても同じことをしたと伝わる。少女がこちらを見るのも緊張感あって良い。
他人事な人たちの中、警察とのバトミン
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映像と音が良い。胎児などSF的映像も安っぽさが全くなくて凄く良かった。カメラが動いて針みたいなの持っているのが分かるなど、構図も好き。
音や迫力の意味で映画館と見るのとテレビ画面で見るのでは評価が変わ
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私は決して泣かない(2020年製作の映画)

4.3

JAIHOでの配信が今日までだったから見たけど良かった。厳しい現実や社会を描き、ストーリーもしっかりある。
終わり方が好き。ミラー越しも、その行動へのフリが効いている。

わが命つきるとも(1966年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ラストのドラマチックにしないあっさりさが好き。
「神の愛のみ普遍」など台詞に印象的なものがいくつかあった。

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「お前がひどく恋しい」→だから自分自身に追いかけてきてもらうなど色々考えることができて面白い。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.8

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寝そうになったが、終盤の映画館からが本当に素晴らしかった。現実と虚構が交わるのが好みなのもあるけど、ああいう空気感は凄く良い。スッと上映ではなく座席指定するなどがあの空気感を作ったのだと思う。

表情
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.7

集中力的な意味で映画館で見たい作品。ほぼ三人での物語といい、シンプルさスタイリッシュさを感じる。

ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

3.9

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皮肉な台詞が巧い。実は気を使われていたという真相も好き。

トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

3.6

物語としては面白いけど男のしていることは気色悪い。純愛な感じで撮っているのがホラー味でている。妄想のシーンが面白い。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

自分が親子の話に興味があるのもあって前作よりも好きな作品。母の支配による『トゥルーマン・ショー』的なオチではなく、精神世界で終わったのが凄く良かった。一瞬スッと縛りが消えて母を傷つけることが出来ても、>>続きを読む

エル・スール(1982年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

娘のちょっとした父への片思いのようにも見えた。
行こうとする所で終わるのが良い。

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ラストが一枚絵としても良くて好き。

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

台詞が少なくて映像で語る、自分が好きな映画の物語り方で凄く良かった。このストーリーはこの物語り方で完璧だと思う。有名な監督だからというだけで観たけど観て良かった。

台詞もオシャレで特に友人の男性が言
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

前半の脱出だけでも一本作れそうなのに後半もあり、しかもその後半が本題というボリューム感ある作品。
台詞がオシャレで好き。言ってる言葉と行動が違う場面とかも。
緊張感が常にあって良かった。「帰ろう」とい
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ハルモニア(2024年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

優しい雰囲気や映像の感じなどから、いい話な企業CMの印象を受けた。ショートフィルムがどいうものかイマイチ知らないけど、自分は映画なら言葉少なめで絵で語る方が好み。最初から最後まで言葉だらけだった。特に>>続きを読む