「カサブランカ」(1942)のマイケル・カーティス監督によるフィルム・ノワールの知られざる傑作。原題「THE UNSUSPECTED(非容疑者)」。“トゥルー・クライム”とは“実話犯罪モノ”の意。>>続きを読む
イザベル・ユペール(当時25歳)がシャブロル監督と初めて組みカンヌ女優賞に輝いた出世作。1930年代フランスで父親を毒殺した18歳の娘ヴィオレット・ノジエールの実話犯罪映画。柳下毅一郎さんのミステリー>>続きを読む
マンキウィッツ監督の最後の作品。登場人物二人だけの同名ミステリー舞台劇の映画化。原作&脚本は「フレンジー」(1972)、「ウイッカーマン」(1973)のアンソニー・シェーファー。「スルース(Sleut>>続きを読む
説明不要な超有名作。原題「PROFONDO ROSSO(深い赤)」。邦題は興行的事情で付けられたもので内容は「サスペリア」(1977)とまるで関係ない。脚本はフェリーニ監督作を何本も手掛けているベルナ>>続きを読む
記録漏れ。※詳細レビューは完全版にて。
「完全版よりも、20分短いこちらの方がテンポがあって良い」との意見は解る。ただ、重要な会話も削除されているのでミステリーとして話を追いたい場合は完全版の方がお>>続きを読む
傑作として名高い女子高ジャッロであり、最後のドイツ・クリミ映画とも評される重要作。監督は「ナイトチャイルド」(1975)のマッシモ・ダラマーノ。音楽エンリオ・モリコーネ。撮影は後に監督となるジョー・ダ>>続きを読む
マゾヒズムの語源となった小説家ザッヘル・マゾッホの「毛皮を着たビーナス」(1871)を初映画化。舞台を現代に置き換えて翻案した官能サスペンス。監督は「ソランジェ 残酷なメルヘン」(1972)のマッシモ>>続きを読む
ロージー監督のカンヌ映画祭パルムドール受賞作「恋」(1970)と同年の作品。アート系の逃亡映画。原題「FIGURES IN A LANDSCAPE(風景の中の人物)」。日本劇場未公開。※「雪崩」はNH>>続きを読む
フランス吸血鬼映画のカルト監督ジャン・ローランの代表作。カステル双子姉妹が5年ぶりに揃って出演。原題は「Lèvres de sang(血の唇)」。
古城の前に車が停められ、男たちが地下室に死体を運び>>続きを読む
伝説的な連続活劇サイレント映画「ファントマ」(1913~1914)のリブート続編。
数年前に死んだ大悪党ファントマの娘エレーヌ(シモーヌ・シニョレ)が記者ファンドールと結婚。しかし市長が殺され「結婚>>続きを読む
「血みどろの入江」(1971)と共にスラッシャーの先駆とされる女子大生ジャッロ。監督は数々の名作ジャッロを手掛けたセルジオ・マルチーノ。主演は「歓びの毒牙」(1970)のスージー・ケンドール。原題「T>>続きを読む
イタリア古代都市の景観が残るスポレート(Spoleto)で撮影された70年代オカルトホラー。主演は“イタリアの怪奇少女”ことニコレッタ・エルミ(当時11歳)。監督は「ソランジェ/残酷なメルヘン」(19>>続きを読む
「存在のない子供たち」(2018)のナディーン・ラバキー監督&主演による長編2作目。希少なレバノン映画。
イスラム教徒とキリスト教徒が共生するレバノンの小さな村。教徒間の激しい抗争は収まっていたが、>>続きを読む
劇作家オスカー・ワイルドの代表作「ドリアン・グレイの肖像」(1890)の二度目の映画化。物語の舞台を現代のロンドンに翻案。監督は「ソランジェ 残酷なメルヘン」(1972)のマッシモ・ダラマーノ。ヘルム>>続きを読む
マルキ・ド・サド「閨房(けいぼう)哲学」(1795)の映画化。ユーロ・トラッシュ映画の大家ジェス・フランコ監督が長年切望していた企画で、原作の舞台を1970年に設定。原題は「De Sade 70(サド>>続きを読む
原題「毛皮のヴィーナス(Venus in Furs)」。ユーロ・トラッシュ映画の大家ジェス・フランコ監督がジャズ趣味を前面に打ち出した幻想ミステリー。原案は監督の友人で名トランぺッターのチェット・ベイ>>続きを読む
小説「吸血鬼ドラキュラ」(1897)の映画化。主演クリストファー・リーが“最もプラム・ストーカーの原作に近い”とお気に入りの作品。ジェス・フランコ監督が後のミューズとなるソリダッド・ミランダを見出した>>続きを読む
ジョン・フォード監督の最後の劇映画。興行的には大惨敗に終わった。原題「7 Women(7人の女たち)」。
【あらすじ】
1935年モンゴル国境の中国。キリスト教伝道所(隣保館)に女性宣教師アガサと女>>続きを読む
「サウンド・オブ・ミュージック」(1964)に影響を与えたと言われる一本。中国で宣教活動を行い戦時中に大勢の孤児たちを救ったイギリス人女性の実話をベースに映画化。バーグマンのハリウッド復帰3作目。監督>>続きを読む
フランス吸血鬼映画のカルト監督ジャン・ローランの4作目。カステル双子姉妹の姉マリーが初主演。原題「Requiem pour un vampire:英Requiem for a Vampire(吸血鬼へ>>続きを読む
フランス吸血鬼映画のカルト監督ジャン・ローランの3作目。サンドラ・ジュリアン(当時20歳)の初主演作で代表作。原題「Le frisson des vampires:英The Shiver of the>>続きを読む
フランス吸血鬼映画のカルト監督ジャン・ローランの2作目で初期代表作。カステル双子姉妹マリーとカトリーヌ(当時20歳)が初登場。原題「La vampire nue(新・吸血鬼)」。
【物語】
奇妙な研>>続きを読む
社会派ジョセフ・ロージー監督作の中で最も迷作と言われる女泥棒スパイコメディ。世界的に有名なイギリスの漫画「モデスティ・ブレイズ」の映画化。原題は「Modesty Blaise(モデスティ・ブレイズ)」>>続きを読む
ユーロ・トラッシュホラーのジェス・フランコ監督が初期にやっつけ仕事で作った低予算スパイ映画。伝説の女優ソリダッド・ミランダが助演。原作はイギリスの人気ミステリー作家エドガー・ウォレスの「The Aka>>続きを読む
背徳の物語を5篇(日本版は4篇)並べたアート・ポルノ映画。監督はポーランドのエロティシズム監督ワレリアン・ボロズウィック。ピカソの娘パロマ・ピカソが吸血鬼のモデルとされるエリザベート・バートリー伯爵夫>>続きを読む
ジャッロ映画の源流「モデル連続殺人!」(1963)の元ネタとして有名な1958年スゥエーデン産エンタメ・ミステリー。原題邦訳「赤いマネキン」。監督は「春の悶え」(1951)のアルネ・マットソン。主演は>>続きを読む
ヌーヴェル・ヴァーグ期にシネマ・ヴァリテ(真実の映画)を提唱したジャン・ルーシュ監督の代表作。当時フランス植民地下にあった西アフリカ・コートジボワールの学校に勤めていたルーシュ監督が、同じ高校に通う白>>続きを読む
原題邦訳「テルエルの恋人たち」。ソフト化が望まれ続けている史上最高の暗黒バレエ映画。主演は「赤い靴」(1948)で助演したフランスを代表するバレリーナ、リュドミラ・チェリナ。監督は「サレムの魔女」(1>>続きを読む
傑作「ヴァンピロス・レスポス」のジェス・フランコ監督&ソリダッド・ミランダのコンビが、同時期に並行して撮影したエロティック復讐劇。オシャレな劇判も同作と同じマンフレッド・ヒュブラー&ジークフリード・ヒ>>続きを読む
「スタートレック」(1966~)等のSF作品に影響を与えたとされるチェコスロヴァキアの本格SF映画。チェコ・ヌーヴェルヴァーグ幕開けの1963年制作。原作は「惑星ソラリス」なで知られるSF文学の巨匠ス>>続きを読む
“エホバの証人”の信徒カップルなど4組の運命を描くヒューマン群像劇。監督はカナダのMVテレビ畑出身のダニエル・グルー。原題「MIRACULUM(奇跡)」。
4組の人々の物語を時系列を組み替えて進行す>>続きを読む
「赤い影」(1973)に一年先駆けてヴェネツィアが舞台の少女&殺人を描いた、ジャッロの隠れた名作。モリコーネによる児童合唱の劇伴も有名。原題は「Chi l'ha vista morire?(彼女が死ぬ>>続きを読む
フリッツ・ラング監督が「史上最高のエロティック・スリラー」と称賛した一本。鬼才ジェス・フランコ監督が自身のベスト作とする耽美アート作品。原題は「Necronomicon - Geträumte Sün>>続きを読む
白黒はよりゴジラが恐く感じられメインテーマ曲も似合っていた。個人的には前半~中盤を白黒で、終盤をカラーで観るのが好み。
ポリス・カーロフ演ずるマッド・サイエンティストが死者との交信を試みるカルト・ホラー。監督は「十字砲火」(1947)のエドワード・ドミトリク。
アメリカ北東沿岸のニューイングランド。脳波研究の権威ブレ>>続きを読む
蛇女の秀逸な造形メイクが有名な英ハマープロの怪奇映画。監督は「吸血ゾンビ」(1966)のジョン・ギリング。
イギリスの田舎村。ある屋敷の当主が突然苦しみだし顔をドス黒く変色させて急死する。数日後、主>>続きを読む