スキャリオンさんの映画レビュー・感想・評価

スキャリオン

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クリープ 2(2017年製作の映画)

3.5

1作目同様、なんちゅう狂った映画か。
こんなクレイジーなサイコ男に最後まで付き合うサラもイカれてる。
だけど3作目もあればきっと見るだろう自分もイカれてるか?

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.5

超人開発の研究施設から逃げ出して・・・という何処かで見た様な展開。
友人ミョンヒの警察官の父親が殺された後のハイテンションの明るさは⁇?
ジャユン(キム・ミンジェ)の格闘シーンは必見。

赤西蠣太(1936年製作の映画)

3.5

現存するフィルムを復元したとの事でストーリーは分かりづらかったが蠣太(片岡千恵蔵)の惚けた感じがユーモラスで可笑しいコメディタッチの時代劇。

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.8

ジェイク・ギレンホールとコナー・マクレガーの筋肉バトルは見応えがあった。

ゴジラ(1954年製作の映画)

3.9

この作品を観ることでゴジラ-1.0が本多猪四郎監督のゴジラ作品のオマージュである事が良くわかる。

零落(2023年製作の映画)

3.0

「おじゃまするよ山本耕史」
「よく来た斎藤工」
全館空調のCMの喋りがずっと続く斎藤工。
そうだったね斎藤工。

波紋(2023年製作の映画)

4.0

絶望を笑え!
人生には大小様々な波紋が起こる。それを真剣に受け止めるか受け流すかによってその後の生き方に大きな影響があると思う。終盤のシーンで受け入れ難い出来事も全て受け入れて笑ってしまおうと気持ちを
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.8

心の底流(アンダーカレント)にある本音、秘密を曝け出してもどこまで分かってもらえるのか疑問だ。自分も上っ面の理解で分かっているつもりでいるんだろうな。
ビルエバンスのジャズアルバム「アンダーカレント」
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

4.0

こんなに💩を映像にする映画は見たことがない。文字にすることさえ憚られる物の映像に拒絶反応する観客もいることだろう。糞尿を売り買いする最下層の二人の青年と武家育ちの娘が織りなす青春映画。糞尿を扱う表現の>>続きを読む

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

4.0

父親の葬儀に向かう途中、ひょんな事からヒッチハイクせざるを得なくなった陽子(菊池凛子)の旅。風吹ジュン夫婦の優しさと陽子の独白シーンにはグッときて涙腺が緩む。

赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

4.0

スターリン体制下のソ連、ウクライナの穀倉地帯から小麦を掠奪し300万とも言われる餓死者をだしたホロドモールを決死の覚悟で告発したジャーナリストの実話。
権力者のやりたい放題に歯止めを掛ける骨のある報道
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.5

ダブルブッキングで最初に借りていたキースと同宿することになるテス。てっきりキースがサイコ男と思いきや・・・
アメリカ映画によくある地下室ホラー。あんな薄気味悪い地下室にはとても一人で入って行けないけど
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古都(1963年製作の映画)

4.0

京都の四季の美しさ、着物の美しさ、そして岩下志麻(二役)の美しさを堪能させて頂きました。

デルス・ウザーラ(1975年製作の映画)

4.2

自然と共に生きるデルスとタイガの地質調査隊長との友情。
シベリアの雄大な大自然の中で生きてきたデルスの知恵と穢れなき精神。
黒澤監督ならではの寒波や濁流、獣たち等自然との闘いの描写は鬼気迫る迫力で素晴
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ドアーズ/まぼろしの世界(2009年製作の映画)

3.8

ジム・モリソンのカリスマ性と野太いボーカル、レイ・マンザレクのオルガンが際立つドアーズの音楽。27歳で旅立ってしまったジム・モリソンの激しくも儚い青春の幻の世界。

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

4.1

冒頭の数十分ただ料理を作る作業を淡々と続ける映像が流れる。野菜や肉を切る音、ぐつぐつ煮る音、皿に盛りつける音、作業場の外からは鳥の囀りが聞こえるだけの静謐なシーンがある。ドラマは様々展開するがトラン・>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

4.3

関東大震災後の混乱期に朝鮮人に対する流言飛語により多くの朝鮮人が虐殺された事は知っていた。それに巻き込まれる形で朝鮮人と疑われた日本人薬商人達が殺戮された事件があったことをこの映画で知った。
根拠なく
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.2

20年前に別れた小説家志望の元夫エドワード(ジェイク・ギレンホール)から送られてきた小説。それは狂気に満ちた内容だった。これはスーザン(エイミー・アダムス)にどの様な意味をもたらすのか、単なる彼女に対>>続きを読む

ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

3.6

コンテナに閉じ込められ海を漂うなんて考えただけで恐ろしい。コンテナ内のあらゆる物を利用し生き延びる術を考える妊婦の必死のサバイバル。

怪物(2023年製作の映画)

3.5

そう言う事か。
映画リテラシーが低い私は皆様のコメントで勉強させて頂いています。

花腐し(2023年製作の映画)

4.0

綾野剛と柄本拓のタバコを燻らせ酒を呑みながら語らう長話。富岡多恵子や万葉集の話しから過去の女の話しに移っていき結局その女は・・・という作品。そっと聞き耳を立て二人の話しを聞いている感じで観ていた。
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春画先生(2023年製作の映画)

3.5

春画の蘊蓄をもっと知りたかったが序盤だけだったのは残念。もっとおおらかに精神と肉体を解放してこそ本当の幸福に繋がるのだろうか。頭では理解できるが刷り込まれた倫理観や美徳意識の自分には弓子(北香那)の様>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

黒澤明「生きる」を観たことがある私には志村喬の気弱でしょぼくれた人物像とビル・ナイの縦縞のスーツをパリッと着こなした英国紳士然とした違いが気になった。
どちらを観ても確たる生きる証を遺して死を迎えたい
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クリープ(2014年製作の映画)

3.7

前に見たオールドマンの様な展開。POV撮影により薄気味悪さに臨場感があった。最初の出会いから危ない奴と感じた時点で逃げるべきだったね。美しい湖の遠景シーンは監督のセンスを感じた。

サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス(1974年製作の映画)

3.4

詩人であり哲学者でもあるジャズミュージシャンSUN・RAのアバンギャルドな作品。
土星から同位体瞬間移動して地球に来たSUN・RAの脳内世界。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

笑いあり涙ありの上質なコメディ映画。
ヤクザ(綾野剛)と中学生(齋藤潤)の組み合わせなんてあり得ない話なんだけど違和感なく見れました。
仲良くなるまでの過程に不自然さがなく上手い演出だなぁと思った。
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.0

火星に一人取り残された宇宙飛行士(マット・デイモン)のサバイバル。科学的知見と諦めない気持ちがあれは生き延びられると勇気を貰える作品だ。凡人の自分にも、じゃがいもを育てる考えくらい思い付くかな?

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.9

過酷な過去の生い立ちから闇社会で生きるはめになった姉弟の生き様は悪に手を染めながらも痛快で応援したくなる存在だ。安藤サクラと山田涼介の演技が素晴らしく一級のサスペンスに仕上がっている。途中、警察署にな>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

3.5

難解な映画は数あれど最後まで魅せてしまうのがノーランの凄さか?

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

科学者は自分の専門分野をとことん追求したいという欲求を常に持っている。オッペンハイマーも開発を進め実際に使用すればどの様な結果になるか分かっていた筈だが科学者の性で苦悩しながらも開発を進めることを止め>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

クリストファー・ノーラン監督作品 宇宙旅行譚と父娘の愛情物語。
量子論や相対性理論、高次元等の会話が難解で理解不能だったけど全体のストーリーの流れは大まか理解できた。宇宙の描写は壮大で美しかったが地球
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テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

3.8

生意気にも中学生の頃映画館で観たことがあるが退屈で辛い時間だったと記憶している。
数十年経過して再観賞するが難解さは変わらずだが何故か退屈せず最後まで楽しめた。
勝手な解釈だが、ブルジョワ一家に見知ら
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

インターンとして働くことになった70歳のベン(ロバート・デ・ニーロ)が発する言葉に社長のジュールス(アン・ハサウェイ)他若い社員達に良い影響を与えていく様がさりげなく描かれている。
自分も人生の糧にし
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

白人の娘が黒人青年を婚約者として両親のもとへ連れ帰るスタンリー・クレイマー監督作「招かざる客」の様な映画かと思いきや全く違った。恋人の家族との食事のシーンから不穏な空気が漂い始める。徐々に高まっていく>>続きを読む