サメ山さんの映画レビュー・感想・評価

サメ山

サメ山

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

地球がくそヤバい。

前章では基本的に門出メインで進行していきますが、後章での主役は完全におんたんへバトンタッチ。

前章でのキホの重い死とは異なり、後章では命の扱いや価値がとにかく軽くなります。
>>続きを読む

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.2

やっちまえフュリオサ!

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』から約9年の時を経て描かれるフュリオサのバックボーン。

個人的に、『怒りのデス・ロード』が最高傑作というのは揺るぎはしませんでしたが
>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.7

冒頭シーンをラストで綺麗に回収。

安藤サクラ、妻夫木聡、窪田正孝など
バッチバチの豪華俳優陣でお届け。

メインの俳優達が自然な演技を徹底してる為、キャラ強めの登場人物が浮いてる印象が多少ありました
>>続きを読む

海がきこえる(1993年製作の映画)

3.7

青春を真正面からドーーン!!!

未成年の飲酒や露骨なスクールカースト描写など、ジブリらしからぬ表現が多くて新鮮な作品。

それにしてもヒロインの性格が終わっとります。
めんどくさい美人ってやっぱり惹
>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

4.1

石原さとみがぶっ壊れた。

「芝居が上手い」と一言では済ますことが出来ないほど、『限界を迎えた母親』が憑依していました。
今までの石原さとみのイメージをぶっ壊す一作になったことは間違いなく、日本アカデ
>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.9

重い、辛い、しんどいの三拍子。

衝撃的な事故シーンから、各々のやるせなさや苛立ちが消えないまま物語が進んでいく。

古田新太の、ぶつける相手は明確だがいつまでも解消されない苛立ち。
松坂桃李の、ぶつ
>>続きを読む

思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.7

芸術面での、絵の色彩や雰囲気が好みで、見惚れる様な綺麗な場面が多く、もはやアートすぎる。

ストーリー自体の起伏はあまり無く、個人的には大好評!って訳ではなかったですが、現実と空想が曖昧な独特な作風は
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

特撮ファン、ゴジラファンではない
ただのニワカが通ります。

オマージュやメタファーも沢山あるみたいですが、ニワカなのでそこはスルー。何も知らない奴の感想としましては、気になる点もありはしましたが、単
>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.8

若干避けてたのですが、意を決して観てみました。

とにかく鈴木亮平で良かった感。

毎回ストイックに役作りをする方ですが
・俳優としての別格な安心感
・見応え抜群なアクションのこなし方
・おちゃらけと
>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.0

これは良作ホラーじゃないでしょうか。

『憑依チャレンジ』に隠れた『ドラッグ』のメタファー表現が完璧で
憑依チャレンジにどんどんのめり込んでいき、徐々に若者達の歯止めが効かなくなっていく様が恐ろしい。
>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.7

「お主が生きる未来、この目で見てみとうなった」

描写はそこまでグロくなかったですが、あらすじに倫理的にアウトー!な部分が多く、終始重たいお話で、かなり大人向けの印象でした。

中盤での目玉のオヤジの
>>続きを読む

名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)(2003年製作の映画)

3.8

「 工藤新一、探偵さ 」

平次と犯人のバイク追走劇のシーンでの急なCGが、別作品みたいで新鮮。

桜舞う、幼少期和葉のシーンは、個人的にコナン映画の中でも1、2を争う神作画。

新一がくれる安心感と
>>続きを読む

名探偵コナン 天国へのカウントダウン(2001年製作の映画)

3.9

「園子ねえちゃんパンツ丸見え!!」

この映画は、コナンと灰原を含む「少年探偵団」の魅力が満載。

・姉のことが忘れられない灰原
・コナンを振り向かせたい歩美ちゃん
・歩美ちゃんと灰原の間で揺れ動く光
>>続きを読む

名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年製作の映画)

3.9

「 Need not to know 」

コナン映画の中でもかなり評価が高い作品。

後半では、『名探偵コナン』の全ての始まりであるトロピカルランドを舞台に
遊園地特有の仕掛けや乗り物を駆使した追走
>>続きを読む

名探偵コナン 世紀末の魔術師(1999年製作の映画)

4.0

「飛び続けるのに疲れて羽を休めていた、ただの魔法使いですよ」

今では、ドジあり、おちゃらけありのキッド様ですが、この作品のキッドは最高にクール。

キッドの活躍自体は少ないですが
脚本が面白いのでミ
>>続きを読む

ライフ(2017年製作の映画)

3.6

宇宙!

密室!!

クリーチャー!!!

パニック!!!!

怖いし、強いし、逃げ場無いで
結構ハラハラできました。

オーディション(2000年製作の映画)

3.5

「キリキリキリキリ…」

徐々にグロに慣らしていくスタイルではなく
急に、よーいどんっ!って感じでグロくなります。

後半は、終始痛ってぇ〜です。

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.8

森田剛のぶっ飛んだイカレ具合が良い。

中盤でタイトルが差し込まれ、そこから雰囲気がガラッと変わるのが印象的。

前半と後半で、全然違う味の映画になるので、2度美味しい。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.3

『追う者』vs『追われる者』

『マッドマックス : フュリオサ』が迫ってきたので、再鑑賞。

至って簡単なストーリーに、とんでもない熱量のド派手ぶっ飛びアクション。
シンプルに面白すぎ。とにかく派手
>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.7

ポン・ジュノのモンパニ

色んな意味で面白い。

グエムルのシンプルに気持ち悪いビジュと、
焦らしに焦らされたナムジュの火矢が良かったです。

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.4

「これはビジネスだ」

超ド級の名作

序盤では、唯一無二の存在感を放つマーロン・ブランド演じるゴッドファーザーの独壇場。

中盤では、アル・パチーノ演じるマイケルがマフィアの階段を1段1段着実に登っ
>>続きを読む

ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

3.8

Netflixオリジナル

子を守る母親は最強

ワンシチュエーションスリラーは大好物なので、個人的には楽しめました。

コンテナに積んである荷物でのサバイバル大喜利も丁度良かった気がします。

とに
>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.7

火星でひとりぼっちになっちゃった!

主人公の頭の回転の速さ
ぶっ飛び発想
鬼の鋼鉄メンタル

全部見習いたいです。

じゃがいも育てるシーン良かったです。

クロニクル(2012年製作の映画)

4.0

中学生のときに、クロニクルの予告編をYouTubeで観て、震えたのを今でも覚えてます。

映像と演出が、中学生の僕にとっては格好良すぎて、TSUTAYAにレンタルが出た瞬間借りに行きました。

ざっと
>>続きを読む

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.0

100万ドルの五稜星(みちしるべ)
初日に観てきました。

ネタバレなしでサラっと

・個人的に、アクションシーンの力の入れ具合は、コナン映画史上1番な気がしました。

・やっぱりキャラがいっぱい出て
>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

劇場で観たかったんですが、機会を逃したのでNetflixで鑑賞。

聡実くんが、狂児にだんだん心を開いていく過程が微笑ましく
しかも不安定な関係性のまま終盤まで進んでいくので、最後の聡実くんの『紅』で
>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

3.6

タイのエクソシスト

ミン役の女性が、ほんとに取り憑かれてるかのような演技をするので、見入ってしまいました。

結構焦らされるので、序盤しんどい人はいるかもしれません。

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.5

もーーー大好き

5つの物語で繋ぐ、約2時間の会話劇

国は違えど、同時刻に繰り広げられる出会いと別れ。

地球上のどこかしらで、この一期一会が本当にあるのではないかと思ってしまう様な
どこか可笑しく
>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.8

解決されない社会の闇

ミステリアスで、どこか取っ付き難い市子。
でも根底にあるのは、普通の幸せを求める普通の女の子。

脚本も映像もかなり好みでしたが
なによりも、子供にも大人にもなれる、杉咲花の演
>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.4

テーマは多様性

どういった魅せ方なんやろーと思ってたら、水フェチという独特なアプローチでして、攻めてるなぁと

『普通』って難しいですよねぇ

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

3時間ほぼ会話劇
めっちゃ疲れるけど面白い

魅力ある俳優陣
引き込まれる映像
お得意の時系列遊びなど
今回もかなりのノーラン節

広島、長崎への原爆投下のシーンは無く

①これは広島、長崎の被曝の映
>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.1

母、息子、教師
3つの視点で語られる物語

考察しがいがありそうな作品ですが
僕はアホなので割愛

個人的に、怪物は誰なのかってのは
正直あんまり重要ではなくて
それよりも麦野くんと星川くんが抱える、
>>続きを読む

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.0

キキ思春期すぎ

ジジ可愛すぎ

トンボ優しすぎ

最高

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.8

原作は読んでたので
いざ劇場版!とワックワクしながら観に行ってきました。

門出とおんたんが動いて喋っとる!!!
もう正直それだけで嬉しかったです。

正直あれ??って思うところもありましたが
後章た
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

あっという間の3時間でした。

パート1は暗い雰囲気のまま、徐々に核心に迫っていく感じでしたが
パート2の話の進み具合は鬼でした。
とにかく猛スピードでスイスイ進んで気持ちよかったです。

相変わらず
>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

砂の惑星

原作を読んだことが無いので
終始、馴染みのない専門用語が飛び交いまくってて、はにゃにゃふわ〜でしたが
あらすじや設定自体は飲み込めたので、そこそこ退屈せずに観れました。

音楽と映像がとに
>>続きを読む

>|