ファインマンさんの映画レビュー・感想・評価

ファインマン

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PicNic(1996年製作の映画)

4.0

塀の外には行ってはいけない。自分と他者の境界線。細胞の境界。敷地の境界。社会の決めた境界線。超えた者の死。与えられた規定の服を黒く塗るルール破壊。社会(天上界)から追放された堕天使。籠の中身が無いこと>>続きを読む

メトロポリス(2001年製作の映画)

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・人造人間の死の表情
・爆発の粉塵アニメーション
・ネットワーク侵入アニメーション
・殴る時のカラーリング

生きる(1952年製作の映画)

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冒頭のナレーション、彼には生きた時間がない。つまり彼は生きていると言えないからである。これは現代の高度な(人間のいう)文明社会に対するアンチテーゼと受け取った。皆目的もなく、働くその先に何も見出さず、>>続きを読む

恋する惑星(1994年製作の映画)

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・自分の誕生日のパインの缶詰を買う
・家が泣く、痩せた石鹸
・出てこい。1,2,3
・窓から紙飛行機。
・カルフォルニア言葉間違え。

この世界観のレンズを通して生きて見たい。ただ女はシンプルに激ヤバ
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チィファの手紙(2018年製作の映画)

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等身大の群像劇、好きだ。人の負の面、正の面。夢が叶う人もいれば、叶わない人もいる。そこに加わる細かいディティールに恋に落ちる。Apple糸電話、突然の2匹ボルゾイ、エレクトロご老人ダンサーズ、遺言の涙>>続きを読む

イノセンツ(2021年製作の映画)

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子供を通して純粋なる人間の動物性を見る。社会を通じて善悪を学び、他者の痛みを理解する。テレパシー=共感、念動力=暴力、マインドコントロール=権力?姉を助けるという献身の心が頂点に達したとき、主人公の超>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

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復讐を誓う老人が追っていた犯人は自分自身だった。魅力的な構成。実在の人類の暗黒の歴史と絡める。そういえばピアノを流暢に弾くごとく、銃の扱いに迷いが無いところに若き日の軍人の感覚記憶が有るのだろう。

SHORT PEACE ショート・ピース(2013年製作の映画)

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巻物式アニメーションは一本取られた。火の質感。ヒロインの質感。

人類の行き着く果て。そして原初に戻る。

奇跡(2011年製作の映画)

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胸がグッと締め付けられる、言葉に出来ぬあの日の瞬間の数々。あれは間違いなく奇跡で出来ていて、

アリス(1988年製作の映画)

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・目を閉じなきゃ見えないよ。
・怒られてムスッとする
・食べ物の中に画鋲、ネジがあるドキッと感。
・手を挙げてから落ちる。
・手を叩くと引き出しが開く。
・目を縫う。
・エコーの呼びかけ。
・涙の海。
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

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・綺麗。みんな死んだ所なのに。

現代社会における教育の解体。家族の解体。不安定化した子供達は団結し大人に刃を向ける。

欲望の翼(1990年製作の映画)

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・脚の無い鳥の話
・鏡スタートのカット 
・キスシーン
・天井の低い部屋

登場するすべての人物はそれぞれの愛を求めてもがく。皆、同じ愛を求めているのにこうもすれ違うものか。それでももがく、それが人の
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.5

言い表せないほどに衝撃だ。我々が知覚する世界とは何なのかという根底を打ち砕かれた気分。アニメーションという視点を通して現在に未来の痕跡を発見する。過去は未来を内包し、母性は父性を内包し、救済は断罪を内>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

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・痰を吐いた水たまりを車が巻き上げる。パンデミックギャグ。
・ファイティンと伝える裏切りの先輩。

風刺したモンスターパニック。権力と抑圧。

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

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・数字を壁に書き散らした部屋。
・観客の予感と快感をコントロールする必要性。
・登場人物のキャラクターのフラグの必要性。
・アクションのカメラ割り。緊迫感の必要性。行われている動きの視覚化か。

兄弟
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MEMORIES(1995年製作の映画)

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・銃振り返ってから、カメラ
・天使の彫刻ロボ
・ピアノの不協和音からの天国
・思い出の中で永遠に生きる
・思い出は逃げ込む場所じゃない
・狂気とオペラの親和性
・大砲爆撃目覚まし時計

AIの亡霊は救
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軽蔑(1963年製作の映画)

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・ドアを開けながら穴を通る
・ギリシャの円盤投げ
・能動と受動。

愛されたい男と愛されたい女。男は偶像崇拝的である。時が経てば偶像は崩れだす。その自己愛からか自分を正当化する。君が愛していないからだ
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復讐者に憐れみを(2002年製作の映画)

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・労働者と富裕層の断絶、資本主義の台頭
・互いに冷たい人々
・オナニー4兄弟と苦しむ姉
・闇臓器ディーラー花渡すシステム
・階段、シルエット
・肝臓抜かれた衝撃。
・誘拐した娘とのじゃれあい
・姉の死
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

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・神父のジーザスクライス
・監視同盟の武装蜂起
・ショットガンおばあちゃん
・フラグへし折り遊び
・冒頭、超高速モノローグシーン
・脳筋モンスター、YEP

話の構成はミステリー映画。怒涛の伏線回収。
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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なぜ全ての人物の感情表現を台詞で言わせるのかが分からなかった。なのに登場人物たちの感情描写が明らかに足り無い。明確にヒロインと主人公の愛が芽生えるシークエンスが無いので、過去を打ち明け抱き合うシーンに>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

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・"力と権力"のエロティシズムの世界観。
・男根のシンボライズ。シンボルを文字通り守る男たち。
・男根起き上がりこぶし
・セックスシーン早回し。
・映画洗脳強制
・雨に唄えば、犯行シーン
・良きせぬ洗
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津軽のカマリ(2018年製作の映画)

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・恐怖の煽り方、不協和音おばあ唄
・いごく穴。飢渇坂。
・またひとつ私の思い出消えちゃった
・づーびとじゃない。風と鳥との会話。
・津軽のスピリチュアル信仰。イタコ。
・私の罪のために演奏している。ま
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マグノリア(1999年製作の映画)

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・トムクルーズの演技。
・俺のディックにリスペクト
・昔天才、稲妻に打たれてアホ
・ファフロツキーズ現象
・人形のよう。女にしたくなかった。

恐らくベースが聖書と感じた。文化圏的に聖書の引用はピンと
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帰って来たヨッパライ(1968年製作の映画)

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・地面から手
・おじい十人十色
・ジャンルーシュ

反戦。我々のアイデンティティとは何なのか。着ている服に過ぎないのか。服が違うだけで憎み合ったり、殺し合わねばならぬのか。

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

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ハリーポッターとジョジョのドッピオ、ナルトの九喇嘛、インセプション。

最後が現実でも、マディソンは刑事責任に問われるのだろうか。