Soheyさんの映画レビュー・感想・評価

Sohey

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フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

3.9

「違国日記」に出てくるので観てみた。
20世紀前半のアラバマでカフェを営む女性2人と、現代のアラバマで出会った主婦と老婆、時代を超えて描かれるシスターフッドの話。
互いを守ろうとする姿にグっと来たし、
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若武者(2024年製作の映画)

3.3

初日舞台挨拶付き。
諦観、イキり、欺瞞、怒り、同調。世の中のいろんな“負”が3人のキャラクターに集約されていておもしろかったけど、苦手な人の気持ちも分かる。セリフ回しやカット割りも独特。

恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

3.6

嫌い合ってるのにケツ触りすぎだろう…とかボーをバカキャラにしすぎだろう…とか気になる部分はあったけれど、久々のど直球ラブコメ楽しめた。

主演のシドニー・スウィーニーとグレン・パウエルがかわいすぎ!
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裏窓(1954年製作の映画)

3.7

『ブレインウォッシュ』のトークイベントで話題に上がっていたので久々に再見。
たしかに「メールゲイズ」と思える描写は出てくるが、それ以上にストーリーにのめりこんでしまうのはやっぱりヒッチコックすごし。

逃げきれた夢(2023年製作の映画)

3.8

光石研がたまらなくチャーミング。方言がとにかくイイ。松重豊のちゃーしぃがうるさくてイイ。
すべてを言わない演出、先生と教え子の距離感も好感が持てた。
二ノ宮隆太郎は役者としてしか認識してなかったが、監
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麦子さんと(2013年製作の映画)

3.6

この頃まだまだ優しい吉田恵輔。
堀北真希のヘタうま演技がなんか心地よい。

ミッシング(2024年製作の映画)

4.1

石原さとみオーバーアクトじゃないかと思ったけど、吉田恵輔のいじのわるさがすごくて唖然。
細川岳の虎舞竜ツッコミ、石原さとみが着る「Everthing will be Fine」Tシャツ、車の中でかかる
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ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)

3.5

思った以上にラスタ・ラスタ・ラスタのヤーマン!
1曲1曲にこめられたボブ・マーリーのメッセージを伝えるための映画であるためにLIVEシーンの高揚感はそれほど感じられないが、真実に近いボブの姿が映ってい
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不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)

3.5

序盤の演劇っぽい感じから「うわっダメなほうの松居大悟かも…」と思って観ていたけど、三上愛の天真爛漫さと佐藤寛太の多面的なお芝居のおかげで楽しく観ることができた!

ありふれた教室(2023年製作の映画)

3.7

この映画に出てくる教師も子どももすべてのキャラクターが嫌い、と思ってしまった。
地方の中学校でも社会が形成されており、個人の問題がしっかりメディアや移民といった社会問題に通じていることが描かれていては
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

全部たいしくんのせいじゃないか!!もうちょっとうまく立ち回りなさいよ。
あとすべてが仰々しくて歌舞伎みたいでなんか面白かった。

辻占恋慕(2020年製作の映画)

3.6

最近、早織さんの演技を見ると泣きそうになる。
『走れない人の走り方』では、現実的なプロデューサー役だったけど、この映画の夢追い人もまた良かった。

マグダレーナ・ヴィラガ(1986年製作の映画)

3.4

ブレインウォッシュの直後に観たのでSEXシーンの嫌悪感が半端ない。
タイトルはマグダラのマリアからなんだろうと思っていたけど、想像以上に宗教的。頭燃えるシーンで目が覚めた!

ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー(2022年製作の映画)

4.2

主体と客体。映画(というか世の中全体)がいかに男性視点で作られてきたことか。これを観たあとでは映画の見方が変わる。
そのアングルって誰が決めてる?監督?撮影監督?

ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版(1975年製作の映画)

3.7

少女たちの肌がめちゃくちゃ美しく、さすがピーター・ウィア監修レストア!
事件を機に周囲の人間も闇に堕ちていく展開、キャラクターの顔つきが変わっていく様子も面白い。

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

いい人たちなのに、なんかおかしい……って描写で観る側の恐怖をどんどん煽る演出はすごいが、さすがに子供に危害を加える描写が受け付けない!

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.7

過去パートの台南とオレンジと現在パートの雪が映える日本の描写の対比が素晴らしい。そしてなんと美しい空撮からの風景。

18歳と36歳を演じ分けるシュー・グンファンが秀逸。まったく雰囲気が違う。

台湾
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システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

終始苦しい。。
誰にも理解できないさびしさや怒りを抱えたベニーはどう生きるのか。
最後まで効果的な方法は見つからないし、個人的には暗い未来が待っているように感じてしまった。

ラジオ下神白―あのとき あのまちの音楽から いまここへ(2023年製作の映画)

3.8

単純な支援の方法とは全く異なる伴走型支援。音楽の力でその場にいるみんなが楽しく幸せな気持ちになれるめちゃめちゃ良い方法。支援と聞くとどうしても善意というイメージがつきまとうが、この映画には善意の影も見>>続きを読む

走れない人の走り方(2023年製作の映画)

3.8

いくら好きなことだってうまくいかないことはたくさんあるし、相手からの信頼を失って自信を失うこともある。「なんでうまくできないんだ」って桐子の気持ち分かる。色々考えたすえに吹っ切ってどうにかするラストに>>続きを読む

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.4

奥菜恵が衝撃的にかわいい。
小・中学校のプール思い出して浸ってしまう。

無名(2023年製作の映画)

3.8

時系列が複雑に絡み合う緊張感みなぎるノワール。
激シブトニー・レオン、静かな笑みを浮かべてタバコをくゆらす姿も愛に突き動かされる姿もよかったが、ワン・イーボーも負けてない!
アクションもザリガニの踊り
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ガールフレンド(1978年製作の映画)

4.2

70年代の『フランシス・ハ』。
強く結ばれながらも一度は離れてしまうスーザンとアン、そして次々に登場するスーザンと女性たちの関係性がいちいち良い。

エリックとの日本人ネームのギャグ誰か教えてほしい。
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

2.4

まったくノレなかった。怪獣の過剰供給しんどい。
こんなゴジラ観たくなかった。いくら監督が怪獣映画好きでもなんか違う。

辰巳(2023年製作の映画)

4.0

一家の詳細がまったく明かされない、出てくる人間ほぼ全員が口汚いどこかファンタジーのような世界観に惹き込まれてしまった!
どこにも行くことができない2人の絆にも泣けた。

蛇の道(1998年製作の映画)

3.7

若々しい哀川翔の表情を変えない演技、それに反して香川照之のだんだんと狂気的になっていく演技。
廃工場の銃撃戦シビれる!これが柴咲コウとダミアン・ボナールになってどう変わるのか楽しみだ。

SUGA | Agust D TOUR ‘D-DAY’ THE MOVIE(2024年製作の映画)

3.5

アミボム持ち込み応援上映回へ。
3分の2知らない曲だったけど、グク、ジミン、ナムジュンとの共演はアガった。
ミン・ユンギのセンスバチバチに感じた。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.3

1回目はラストに面食らって呆気にとられた。
2回目は彼の動機を探ったりしたけど読み取れず。

タイトルから濱口竜介の手のひらで踊らされているような感覚。でもそれは作為的でなく、物語の流れに任せているよ
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リバウンド(2023年製作の映画)

3.6

かわいすぎるぞアン・ジェホン!
バスケシーンもスピード感とリアリティにあふれて興奮するし、選手たちの息遣いが伝わってくる。

ファーストフード・ネイション(2006年製作の映画)

3.4

ずさんな管理体制、不法移民への労働・性的搾取、売上至上主義にうんざり。
マックは一生食べません!!

空に聞く(2018年製作の映画)

3.8

『息の跡』『二重のまち』と観てきたけど、いつも印象的なのは人との距離。
震災以後・以降と切り分かれたような記憶をつなぎとめる意味でも観て良かった。

パリでかくれんぼ(1995年製作の映画)

3.8

ファンタジーを抜いた『セリーヌとジュリーは舟で行く』のような話で、やっぱりミュージカルシーンがキュート。
ちょっと歌ヘタなマリアンヌ・ドニクールが良い。アンナ・カリーナの貫禄。余韻を残すラストも好み。

彼女たちの舞台(1988年製作の映画)

3.6

約1年ぶりのジャック・リヴェットはキャラクターがすごく魅力的なのに、ストーリーが割と凡庸だったことに改めて気づいた。あえてなのか回収していないあれこれもあったり。
ミュージカルのシーンはないけど、演特
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異人たち(2023年製作の映画)

4.1

あのホラーテイストなファンタジーがここまで変化するのが不思議。
クィアの男性を主人公にしたことでの引き立つ孤独感、両親に話せなかった・理解してもらえなかった後悔が伝わり、ダイナーのシーンでは「良かった
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ドリーマーズ(2003年製作の映画)

4.0

ルーヴルを走り回るシーンの多幸感よ!
映画愛とエロと5月革命。

それぞれが3面鏡に映る構図が完璧。
人間離れしたエヴァ・グリーンの妖艶美。

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