440さんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.5

結婚し子供も産まれ、助けてくれる人や悩みを聞いてくれる友人もいる女性。
目立って周りにひどい事をする人もいない一般的な幸せは掴んでいると感じる彼女が日々追い詰められていく様が描かれていました。

彼女
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

5.0

最高!文句なしに面白い。
さすがブラムハウス。
さすがクリストファー・ランドン監督。
自分の好みどストライクでした。

「スクリーム」や「ラストサマー」「ファイナルデスティネーション」が大好きなので、
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透明人間(2019年製作の映画)

4.1

誰もがイメージする「透明人間になったら何する?」的なよこしまなものは全く無く、狂気のみに振り切った演出で予想の数倍は怖い内容になってた。
クオリティの高い「人間怖い映画」です。

主役のお姉さんはハン
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.8

大満足。

「桐島部活やめるってよ」みたいなメインを映さないフェイントをかけた演出。
「夜のピクニック」のような高校生の会話劇。
こういう作品を発見する度に益々映画が好きになる。

やっぱりメインの試
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.6

人種差別問題を直球で描いた作品。

加害者となる白人警察官の動機がわからないため理不尽さが際立ち、かなり胸糞悪い作品ですが明確な理由なんて無いものなのかなと思いながら鑑賞しました。

主役である黒人の
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.9

誰もが気軽に行ける安らぎの場「銭湯」に裏と表の顔があるっていう内容を見てワクワクしたので鑑賞。

中盤までは期待していたイメージとは違い、ほのぼのした雰囲気とリアリティに欠ける展開でちょっと肩透かしを
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バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画をつくったら~(2021年製作の映画)

4.2

泣けたし面白かったなぁ。

ドラマの時からテレ東らしいノリで作ったようなコンセプトが好きでずっと観てました。

シーズン3まで放送され、まさか映画まで作るとは…って思いましたが、出ている人は豪華で特別
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劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班(2021年製作の映画)

4.0

大抵ドラマ派生の映画版って面白さが失速するんですがこれは珍しく当たり。
ドラマ→SPドラマ→映画とどんどん面白くなってる。

描かれている事件のスケールがより大きくなり、アクションやCGの迫力もよく出
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.2

決定権のある人が真実を捻じ曲げる事って今も昔も変わらないし、なす術がない苛立ちを感じます。
この作品はそんなもどかしさを最後の最後まで持続し、安らげる場面が全くありませんでした。

序盤の畳み掛けるよ
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.9

さすがライアンマーフィー。
glee好きにはたまらない。
豪華キャストでセンシティブな内容を明るくスカッとさせる完成度の高いミュージカル作品でした。
これがNetflix配信だけなのは勿体ない。

2
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14歳の栞(2021年製作の映画)

3.5

観終わってまず思ったのは「よく製作出来たなぁ」と。
公立の学校にカメラが入るのも凄いが実名で子供達が出ているのも凄い。
こんなご時世で許可出た事にまず奇跡を感じた。

随所にSNSでの誹謗中傷はしない
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.6

誰も未来の事は見えないから、その時の判断が本当に自分にとって幸せに繋がるかなんてわからない。
その時の環境、立場、感情で1番自分らしく正しいと思う判断をする。

車中生活をする女性の一年間を追ったドキ
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

5.0

※2020年観賞 ベスト映画 1位

期待以上!
めちゃくちゃ面白かった。
見ごたえありという言葉がぴったりの作品。
宣伝文句の「圧倒的熱量を体感」に嘘は無かったです。

本編の大半は三島由紀夫と東大
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

5.0

※2020年観賞 ベスト映画 2位

もう最高という言葉しか思い浮かばないくらいハッピーな気分になりました。

音楽が主の作品で、モータウンの音楽が最高なのはここであえて言う必要はないと思うので、ドキ
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

5.0

※2020年観賞 ベスト映画 3位

友人に誘われ軽い気持ちで「特別完全版」を鑑賞した時の衝撃は今でも鮮明に覚えてます。
鑑賞後ファミレスで時間を忘れるくらい熱く語り気づいたら作品の虜になってました。
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とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

3.0

今までに無い斬新なプロモーションで世間を賑わせていましたが、原作好きとしては待ちに待った映画でした。
まず無事に上映されたことに感謝します。

ただ、原作ありきで映画本編を観ると期待通り楽しめたのは4
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

5.0

2~3年くらい前に、最初は映像の綺麗さと京アニという事に惹かれて鑑賞を始めましたが、回を重ねるごとに成長していくヴァイオレットの姿を観ていたら大ファンになってました。

本作はテレビ版から続いた作品の
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罪の声(2020年製作の映画)

4.5

罪の声はだいぶ前ですが原作を読んでいたので正直観るか悩みましたが、他の方の感想を読んで観たくなりました。

感想を見ていて最初に感じたのが、人間ドラマという部分の感想が多かった事です。

原作を読んだ
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はちどり(2018年製作の映画)

3.5

1994年韓国のごく普通と思われる5人家族を淡々と描いているんですが、とても魅力ある作品だと思いました。

中学生の末っ子ウニは思い込みと被害妄想がちょっと強めな普通の女子中学生。
仕事が忙しく子供と
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.2

アルモドバル作品は沢山の人に勧めたくなるものが多く、何回観ても鳥肌が立ってしまうような名作が多いです。

毎回エンドロール後「映画最高だったなぁ」としみじみ余韻に浸ったままゆっくりとした足取りで劇場ロ
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悪の偶像(2017年製作の映画)

4.5

韓国映画好きの僕にとってハンソッキュ、ソルギョング主役の作品ってだけでワクワクしっぱなしでしたが、予想通り破壊力抜群の見ごたえある作品でした。

息子が轢き逃げした政治家の父。
息子を轢き逃げされた工
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

2.0

原作は読みましたが、本でイメージしていたものとはだいぶ違うものでした。

ホラーというよりダークファンタジーといった感じでエンターテイメント色の強い作品です。
最近のJホラーの流行りなのかクライマック
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ミナリ(2020年製作の映画)

4.5

とても期待していたので正直観終わった直後は「こんなもんかぁ」って感じでした。
しかし家に向かう間に色々話を思い返していたら、どんどん熱く感情が昂ってきた。
これは色んな意味で面白い映画かもしれない。
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世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

4.3

何回も繰り返し観たくなる心地よい作品。
最近パンチのある作品ばかり鑑賞していたので、体に染み渡るような穏やかさは逆にノックアウトされた。

展開的に途中抜け落ちてるのかなと感じる急な心境の変化など「お
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ビバリウム(2019年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

予告を観て面白そうだったので劇場に足を運びましたが、これは残念な作品でした。

住宅地に閉じ込められた2人の行動はなかなか良いところ突いてる気はしたけど話は全く先に進まずモヤモヤ展開が続くだけ。
伏線
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DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

4.0

とにかく様子のおかしい緊張感がずっと続く作品。

ストーリーは情緒不安定なおばちゃんが働いてるレストランで若い姉ちゃんと喧嘩して、その後飲み会で会ったフランス人のオヤジとヤって、尋問されるだけ。

1
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

圧巻!
お気に入りの戦争映画を面白いって表現で言いにくいのと一緒で、エヴァに思い入れがあればあるほどケチつけられない奇跡的な作品だと思いました。
内容をもう一度頭で整理してから再度鑑賞したいです。

ステージ・マザー(2020年製作の映画)

4.0

観る前はポスターやチラシを観ても派手だし、濃そうな出演者におばちゃんが振り回されるドタバタコメディを予想してましたが、とても温かい人間ドラマが主の作品でした。

周りから阻害され、人を信じられなくなり
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樹海村(2021年製作の映画)

3.5

犬鳴村もそうだったけど俺的には結構好きなJホラーシリーズです。

全然怖くはないんだけど昔の金田一シリーズのような古い日本のじめっと感と後半の種明かしの仕方や先祖代々…な展開も凄く好み。

いわくつき
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

5.0

救いのない重々しい作品なんだろうと覚悟を決めて鑑賞しましたが、そこまで身構えず鑑賞出来ました。

とにかくタイトルバックの空の映像としばらく続く無音のエンドロール中に感じた作品の余韻が全然抜けなかった
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