モンブランさんの映画レビュー・感想・評価

モンブラン

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わたくしどもは。(2023年製作の映画)

3.2

静かに彷徨う映像、とにかく場面が絵画、アート。佐渡の歴史にインパイアされた暗さが少しホラー味も出ていた(私は好み)
小松菜奈が美しくて、好きな人ならスクリーンで堪能できる贅沢な時間なのでは‥
松田龍平
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ミッシング(2024年製作の映画)

5.0

「怪演」のような人が出てこなくて良かった、変に誇張せず(だってそういう事するのは感動させようと狙ってるよね、という話)絶望した先の耐え難い物語の描き方と、僅かな希望に縋り付く母親、堪えながら苦しむ父親>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.1

予備知識無しだったのでラストに衝撃をくらった
冒頭から自然への畏怖を感じ落ち着かなく見ていて、でも対話の話になっていきリアリティあるやりとりに油断してたら‥
現代の寓話っぽさと長回しとかスゴく独特
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バジーノイズ(2023年製作の映画)

4.5

予告の音を映画館で聴きたい!と思ってた作品。yaffleさんの音が好みなので心地よい。もっと音楽映画として広まって!
そして、冒頭の集音から二人の出会い、海でのシーンとか透明感とピュアさに前半からまさ
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at Home アットホーム(2015年製作の映画)

3.8

積録(BS)で
坂口健太郎くん目当てだったけれど、この家族の儚さが何とも切なくも温かくて。黒島結菜ちゃんもフレッシュで、二人共その後の活躍を感じさせる存在感があるんだなぁ、やっぱり
そして、竹野内豊が
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

5.0

このロマンチックさと可愛さと、レトロで色彩豊かで映画愛に包まれていて大好きな作品
日本でもこういうの作れるんだなぁと思う
綾瀬はるかの美しさと坂口健太郎の優しい可愛らしさが絶妙
北村一輝のスタアっぷり
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.5

あらすじは予想できたので。
アミのヒロイン像が苦手な女子タイプで。何で来たばかりからあんなお姉さん態度なのかな、男が憧れるのかぁ‥と藤井監督の理想女子との事もジワジワして入り込めず😅これは私の感覚の問
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無名(2023年製作の映画)

3.8

先行上映会にて。
スパイノワールの謳い文句に違わぬジリジリとした緊張感と残酷な時代の空気の中、時系列が入れ替わりながらラストまでしっかり物語を展開し見事に閉じてました
トニー・レオンのアクションシーン
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Winny(2023年製作の映画)

4.3

評価の高さにつられ予備知識無しで。
ドキュメンタリーのような作品だけれど、それぞれの人柄や裁判の行方にグイグイ引き込まれた。エンディングを見て、各キャストがとてもリアルだったんだなとも。
吹越満は敵だ
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隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

3.1

突き詰めるとアイデンティティの話かぁ。大切な事をいくつかテーマにしてるのに盛り上がらない。Xを信じてる世界線が真剣すぎて可笑しくて、このSF設定がネックで醒めてしまう

でも小説なら通用する世界だなっ
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.3

亮平さんが冴羽獠だった!
物語は中盤からラストにかけ凡庸で。ただこの作品ってこんな感じなのかも
香もネトフリ版ならこうなんだなと割り切って観ました

伝言板って、その人は確かにそこに来たんだという別角
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.0

おーこんな話なんだ。10代の頃に見たら無敵で尖った感じがカッコいいってなったのかも。
各所の長回しシーンがつべこべ言わずにこれを見ろっっ!感じれ!と、映像で魅せたいのが伝わる
原作を知らないので終盤の
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恋する寄生虫(2021年製作の映画)

3.2

小松菜奈目当てなので、制服姿が見られるとは‥
SF風の精神世界の物語
絶望の中に出会えた2人のこの美しさは、劇場で見ていたら独特な味わいがあったのだろうな

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

このポスターがずっと気になってたからやっと見れた喜び!
お喋りクソ野郎達のバイオレンスばかりなんだけどそれぞれにキワキワで魅せるなぁ。女子もおしゃれでヤバいけど、男女共にキャラ被りないのがスゴイ。ファ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

冒頭から音楽に乗ってオシャレにカッコよくぶっ飛ばしてたのでこれはキテる!と
途中からは不死身感に違う意味で面白くなりながらも、健気でかわいい主人公と美しい彼女(シンデレラの娘なんだ!)、ロミジュリ、ボ
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.1

「楽園」に似てるなと思った。
でもこちらの方がより閉鎖的。村長親子がやりたい放題でいつの時代!?と現実味が減り、全体的に薄い物語展開だなと
何より、どうなるの!?とならずに早く終わらないかなぁと思って
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.3

学園祭モノって好き。そして地方の高校が舞台の作品って、純粋で良作が多い気がする
何気に映画愛が詰まった物語にもなっていて。高校生の今しかない!の熱に動かされる感じが良かった

鎌倉殿の金子大地の殺陣が
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.0

ドッグマンを観て主演のケレイブに興味を持ちこちらを。予備知識ゼロだったので、こういう話かと驚きつつ、見たかったケレイブだった!存在感

この所、彼のような人物の背景を辿る物語をいくつも見てきて、映画と
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.5

ヤバい、これは大好き
登場人物が全員愛しくなっちゃうやつ
しっかしみんなよく働く。タフだなぁ‥!人間讃歌

ある男(2022年製作の映画)

3.5

Xの過去を探り出しつつ自分の心の重しに照らし合わせていくのが淡々と順調に進み、ずっと良く出来た小説をなぞっている感じで映画的にはグッと来なかった‥
在日云々で「GO」の熱量と比べてしまったりも。実際に
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

原作既読で、原作ではお節介加減や展開が絵空事っぽく感じていて(原作ファンの方🙏)なかなか足が向かなかったけれど、監督のトーク会の期にやっと観ました。
好改編の噂通り、自然にスーッと最後まで見守れる物語
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

評価が高いので気になり視聴
可愛かった!テキトーだった!そして面白かったー。好き。子供の頃に見たら、さらに嵌って好きだったと思う。漫画っぽくて遊んでる、何も考えずに楽しめる作品って、褒め言葉だと思うけ
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.0

台灣版オリジナルの不思議な魅力が全く消えてしまってたのは、男女逆転でまず前半に甘さがないからかな?
そして後半も清原果耶ちゃんってしっかりしていそうだから、ワンテンポ遅いではなくて落ち着いてる子になっ
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.1

きっと刺さる人にはとても刺さる系。そして私には分からないこの未練タラタラ‥思考が違うタイプなのだよなーと参考に。あの女、この女‥の思い出が友人や仕事より先な人も居るんだな、生きるのヘタっぽく描かれてる>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.4

プロフェッショナル仕事の流儀、殺し屋編という感じで、自分でナレーションしてる感じが面白い。淡々と渋いのにミスっちゃったり完璧じゃない所が人間味あったかな。

ペナルティループ(2024年製作の映画)

4.2

あらすじを読み、どんな世界が見られるのかに期待。混乱させられクレイジーさとスピード感、若葉竜也×伊勢谷友介の加速する掛け合い‥良い。面白かった

緩やかな序盤はコースターの坂道をゆっくり登るかの様。そ
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.5

だいぶ大人なので自分が一体どんな風に感じるんだろう、と思いながら鑑賞
教室にこんなにぎっちり子供たちが詰まって、当たり前に毎日毎日良くぞ過ごしたものだとその密度に驚きつつ、もう朧げだったあの頃の記憶が
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.1

初代ちひろさん(市川実和子)、良かった。あの僅かな出番でもカッケー姉さんで印象的。
『優しく繋がり個を尊重してくれる居場所』は理想郷だな。マンガ読み放題って高校生の頃なら入り浸っちゃうかも。
原作未読
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.2

好評を知り予備知識ゼロで初視聴。うゎイカしてた
意味のないようなカフェでの会話、あっという間の逃走劇、その展開の早さに何とか着いて行きつつ『ドッグ』の意味に私も気づいてからは、彼らの捲し立てる会話の緊
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.3

2が気になったのでまずはこちらを。
序章すぎる。ずっと展開を待ってたら終わっちゃった。物凄い潔さに、このシリーズへの制作陣の自信を感じる‥
映像美、母息子もとにかく美しい

市子(2023年製作の映画)

3.3

主演受賞、絶賛されまくりでハードル上げすぎたかな。ストーリー展開は好みのタイプで、彼女の逃げる理由については勉強になりつつも。
杉咲花さんの市子は『ひたむきな健気さ、可哀想』だけど、仄暗さを抱え生きる
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.1

原作既読なので、まぁこういうお話しなんだけど。物足らない感じが‥主役がきれいだから?
伊坂幸太郎映像化、大ブームだったなぁ

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.0

記録。優しい空気、悩む娘、大人になる手前の瑞々しさ

街の上で(2019年製作の映画)

3.2

みんな下北に生息している事に酔ってる感と自分語りがムズムズして。でも、そこに乗れるかどうかが本作の魅力が味わえるかの分かれ目で‥
今泉監督は何作か見たけどやっぱり合わないんだなと、批判ではなく相性。
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恋は光(2022年製作の映画)

-

公開当時評判良かったので期待しすぎた。文豪の文学みたいな語り口調のお堅い2人が「恋とは‥」にまず乗れず。で3人で最後まで拗らせてて幼いな、あとセリフ読んでます感‥と思うけど、この空気感がピュアでカワイ>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.2

前半はヒューマンドラマ風でいながらの後半の皮肉の畳み掛けでオチまで徹底したシニカルさ。終盤がキレッキレ
最後にアジア系スタッフの扱いをぶっ込んでて(急に当事者意識を投げかけられた!)笑わせながら世の中
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