セクハラを働く嫌な同僚かと思ったら、むしろ彼女を性以外でしっかりと評価してるイケてる男だった。
イケ好かない差別主義者の上司に啖呵切って独立してマックスを雇いに来るなんて男気じゃないか。
FRの前日譚。フュリオサという戦士がどのようにして生まれたのか想像できなかった丁寧さで描かれている。
それによってシリーズ、キャラクターへの理解は深まって愛着も増した。よりマッドマックスが好きになった>>続きを読む
赤松運送の面々は社長はじめ諦めない、信じ抜く姿勢はご立派だったけど特段自分たちで何かを切り拓いたって感じじゃないのがインパクトに欠けた。
品証部の自滅がなければそもそも尻尾は出なかったし、内部告発、>>続きを読む
愛してると父に伝えられた瞬間すっと憑き物が落ちたような顔をしていたはずなのに、その直後にはもうロジカルに愛してると伝える条件の話を始めてる。
電話の向こうの父親もきっと彼にそっくりで同じようなことを電>>続きを読む
最初墓泥棒でもするのかと思ったら...
変に説明っぽいところがないのにしっかりと関係性を納得させる構成が上手い。
俺たちは変わらない。ではなく変われない。なのがいいね。
恋をカードゲームに見立てて展開されるお話。
でも恋愛のこと、こんな風に持っているカードをいつどのように切っていくか?なんていう戦略性のゲームだとは考えたくないな。
恋とカードゲームに親和性があると感じ>>続きを読む
自分と同じ手の動きを他者に強制できるという特殊能力持ちの主人公。
色んな演出に利用することができる設定が面白い。
似顔絵自動筆記は他で見ないロマンチックなシーンだった。
飯が不味そう。
オープニング>>続きを読む
触覚がびんっびんに刺激されて感じるはずもないコンクリートの肌触りが経験から手のひらに呼び起こされてきた。
これ以上力を込めると滑る...って視覚じゃなくて手や足の裏、背中に走る神経から察知する感覚を味>>続きを読む
こういう作品や実際の事件のニュースを見ると愛する人を持つ、子を成す、家族を作るということに対して臆病になる自分がいる。
なんの前触れもなくこんなにも理不尽に自分の半身、或いは全てに近い部分を喪失するだ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ラストには改変があると聞いていたけど原作未読の僕にはその辺は関係なくてシンプルにどうだったか。というと、、あのラストはぶっちゃけ尻すぼみ。
大団円である必要もハッピーエンドを求めていたわけでもなかった>>続きを読む
画面に展開されるのは、裕福な家庭の日常ホームドラマ。画面内の普通によって画面の外に在る異常性を浮き上がらせる。
『ヒトラーのための虐殺会議』だったり『オッペンハイマー』の投下地会議なんかでも似たような>>続きを読む
母親の見舞いの為にトラックで旅をする父子の絆再生ドラマ。
頭でっかちなお坊ちゃんが、無骨な父親との触れ合いの中で子供らしい表情に変わっていくのが印象的。
「難しくないよな...笑うこと」
アームレス>>続きを読む
時間を無駄にするな。
ただ存在するな、生きろ。
死を身近な友とするんだ。
人生を豊かにしろ。
善く生きろ、善く死ぬために。
率直な言葉の数々。
死を間近にして、生を見つめ直す。幾度となく描かれてき>>続きを読む
自分のこと、そこまで下劣な人間だとは思っていないけど、こういった事件を画面の向こうに見てる時本当に被害者家族やその周囲のことまで想像力を働かせて考えられているかというとそうじゃないな。
口では彼らの事>>続きを読む
ニトラムの存在をどう捉えるか意見が分かれそう。
世の中には一定数、善悪論を超越してくるような存在がバグ的に生まれてくるんだってどっかで聞いた。その考えには概ね同意するけど果たしてニトラムがそうだったか>>続きを読む
非常に良くできた時代劇だった。殺陣もあるけど主題はチャンバラではなく囲碁。
派手な絵面にはなりようもないが、碁の持つ厳かで静謐な情調は、寧ろ碁盤を挟んで相対する人間模様を鮮明に浮き上がらせるのに適し>>続きを読む
うーーーーーん。
才能と愛情に溢れ人生を駆け上っていく、そんなモノクロの前半シーンは楽しめた。
でも後半、画面に色彩がついた反面、フェリシアとバーンスタインの夫婦生活からは彩りが消え、バーンスタインの>>続きを読む
アイオワで農場をやっているレイが突如「それを作れば彼はやって来る。」という声を聞く。
なぜかレイは疑うよりも先にその声に従って動き始め、トウモロコシ畑を切り拓き野球場を作ってしまう。
レイという人物を>>続きを読む
107人の才人達への「なぜあなたは創造的なのか」というインタビュー。
抽象的な質問への答えは様々で方向性を作ることができない。
制作側の思惑に沿わせるような回答の捻じ曲げやトリミングがないことには好意>>続きを読む
冴羽獠の役を鈴木亮平に任せたこと。これに尽きる、なりきりっぷりが凄まじい。
和製クリスチャンベイルといっても過言ではない?徹底した役作り、体づくり。そしてなぜか声までも似てしまうってどういうことなんだ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
恋愛映画敬遠しがちなんだけど、ポスターデザインと直球なタイトルになんか惹かれて鑑賞。
台南のカラオケ店でバイトする18歳の少年と、旅の途中で財布を無くしたことからそのカラオケ店で働き住み込むことにな>>続きを読む
冒頭の見上げる木々を長々と映し出す演出から引き込まれたな。
その後水汲みや薪割りといった巧の日々の営みも贅沢すぎるほど尺をとってその所作を注視させられる。
言わんとすることはなんなのだろう。
自然と暮>>続きを読む
ファーストカットがすごくよかった。山中での殺しのシーン。犯人の残虐性、異常性を突きつけられた。
偏見だけど、ソ連という国への何が起こってもおかしくないっていう先入観が犯人の底知れなさに繋がってサスペン>>続きを読む
飛行機事故からの不時着した先が反政府地帯でゲリラの脅威が迫ってくる、という設定。なかなか新しい。
引き伸ばしもなくテンポは良好。見せ場もそこそこにあってバトルアクションとしても中々の出来ではある。>>続きを読む
冒頭の弟との掴み合いのシーンから受ける強いインパクト。
タイトルカットよりも前に差し込まれているこのシーンが作品のメッセージとして大事な柱になっている。
葵のあの生意気で自分勝手なキャラクターはどう>>続きを読む
モンスターヴァース最新作。
前作で見切りつけても良かったかもな。ほぼ焼き直し、怪獣バトルが見れればいいかと思ってたけどそのバトルの相手に魅力が皆無。
ぽっと出の猿の惑星ボス猿とそのペットて。。ギドラは>>続きを読む
雰囲気イケメンって最初は蔑称として広まったけれど、パーツが整っているよりも雰囲気がかっこいいの方がずっとかっこいいのよ。褒め言葉です。
この映画、雰囲気映画といやあそれまでなんでしょうが、その雰囲気>>続きを読む
映画としてすっごい好みかというと全然そうではないけど、やたら好きな人がいる、頻繁にネットでバズる理由は理解できる。
キアヌのビジュアルがおそらく彼史上最盛。それにめちゃくちゃキマってるカットが多いん>>続きを読む
ウォンカーウァイは本当アーティスティックな監督だね。
写真家のような絵の切り取り方をする。
印象的だったのは大胆なトリミングの仕方。セリフ以上に背中、手や足に語らせる。
それから時間や出来事も思いっ>>続きを読む
いい意味での雰囲気映画。
めちゃくちゃ作家性を感じるアーティスティックな作品。ピントをあえて外したり、被写体を画面の隅っこに置いたり、ブラーを掛けたりとかなり挑戦的な撮り方をしてるのにそのカットがいち>>続きを読む
いやはや長編デビューからこんなの撮ってたんだな。お約束の時系列シャッフルはこの頃から顕在。
まんまと騙された時特有の気持ちよさは質のいいミステリー小説の読後感に似ている。 予算を湯水の如く使って音と映>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
あは〜〜思いつきで見てもコリアンノワールはほんまにハズレないな。
特別凝った脚本という訳ではないけど、中盤まで事の全容が見えないようにうまくミスリードする構成の堅実さとか、三竦みの関係を利用してもう一>>続きを読む
オールタイムベスト級です。
感情を揺さぶられすぎて涙腺を壊されすぎてちょっと放心してるくらい。
書けたらあとでちゃんと書く。
変な男が頼みもしないのに突然給油所に現れて、ネズミの駆除について得意気に講釈を垂れる。
必殺のオーツ麦作戦は空振りに終わり、なぜかそのあとてめえでネズミを噛み殺すところを見せてくる。
何がしたいんだ>>続きを読む
あらすじから想像したいじめのイメージを遥かに上回る陰惨な内容。
「ひどい仕打ちが忍耐の限界を超えても征服されない人間がいる。不屈の精神を持ち苦痛にも拷問にも死の脅威にも諦めない」
実話を元にという>>続きを読む
まあ予想通りのオチ。
にしてもベンガルの薄汚れたドブネズミは言い過ぎ。次なんかあっても先生来てくれないぞ。