神在月さんの映画レビュー・感想・評価

神在月

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市子(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

うーん。戸籍をなくす選択を何でしたのか、よくわからなかったな。市子が月子を殺したことを隠蔽するため、っていう解釈みたいだけど。全ては母親のその選択が元凶のような。
市子は生に執着してない分、簡単に人を
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春画先生(2023年製作の映画)

4.0

笑えるけど奥深いテーマ。全ての人間はアブノーマルな存在です。僕は、歌麿じゃなくて北斎だ。モテない理由がわかりました。
脚本も演出も素晴らしい。何より、いい役者揃えてて贅沢この上ない作品。北香那は、バイ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

不覚にも、泣いてしまった。続編が気になります。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

鬼太郎は、もはや古典だ。だからこそ、スピンオフも多彩で奥深い。人の醜悪さと幽霊族の純粋さの相対を噛み締める。山陰が生んだ水木しげる先生に乾杯。

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.5

アタマ空っぽにできる、これぞエンターテインメント。鈴木亮平ってすごいな。森田望智はコメディエンヌの才能を伸ばして欲しい。

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

5.0

怒りから悲しみ、そして絶望。負の感情が押し寄せて、嗚咽を噛み殺す。いつしか無力感に全脳を支配されてしまった。自分に都合のよい想像と虚構との狭間で生きるしかないホモ・サピエンスには、この醜さを止めること>>続きを読む

カケラ(2009年製作の映画)

4.0

満島ひかり史上、最もエロい満島ひかりです。山本直樹のマンガに出てくるヒロインのようです。物語とかカメラワークとか、名優たちの演技とか、全てを凌駕する満島ひかりがここにいます。それだけで、安藤モモ子は名>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

単純に楽しめた。ヤクザと中学生の友情なんて、ありふれた題材だと思ったけど、ちょっとウルッてきた。和田の中学生らしさが癖になる。原作知らんけど。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

世界を救う、というモチーフがなんだか浅く見えてしまった。なんでだろう。毒がない、というか。個人の欲望を感じない、というか。僕の感性が枯れてしまったのだろうか、とも思った。原菜乃華と神木隆之介はよかった>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

3時間には感じなかった。一回だけだと解釈しきれないほど、濃厚な内容だった。原爆を作った罪、落とした罪、戦争を始めた罪、始めさせた罪、やめなかった罪、やめさせなかった罪。嫉妬や称賛、愛と憎しみ。サピエン>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

4.9

愛媛県警の裏金事件はいらない。焦点がぼけると思った。-0.1は、そこです。もっと、裁判官、検察、警察の思考プロセスを詳らかにして欲しかった。金子勇さんのご冥福をお祈りします。全国民に見て欲しい。

#マンホール(2023年製作の映画)

2.5

ところどころにツッコミどころがあって、なんか没頭出来なかった。
設定はおもしろいんだけど、ディテールが甘いから、消化不良です。
奈緒さん、存在感ありました。

見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

4.0

「愛とは協力的生殖プロセス」
なんて的確な定義なのでしょう。
ちょっと教条的なところもあるけど、なかなか示唆に富んだおもしろい作品。

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.5

章立てになっているのは、間延びしなくていい。アメリカの終わり方としてはリアリティあった。ラストもいい。だけど、アメリカ映画は、感情移入しにくいんだよなぁ。

(2023年製作の映画)

3.8

心があるかないか、が生きる意味や価値を決める。心があるかないかは、話ができるかどうかで決める。さとくんの思考は単純明快。ほんの少し、共感している自分が、怖い。

クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

2.5

世界戦略、なのかも知れないけど、坂元裕二さんの脚本が、なんだかぼやけているように感じてしまいました。言葉選びのセンスとか、会話のやり取りとか。もっと短くまとめた方が良かったかも。中弛み感、あったので。>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.5

スピルバーグの自叙伝。青春グラフィティー。わかりやすく、でも深いエンターテイメントになっているのは、流石です。
そんなにスピルバーグに思い入れなかったけど、長さを感じない面白い作品でした。
薄いコメン
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

西川美和さんの映画は、せつない、やさしい、くるしい、やわらかい、するどい、たおやか、たくましい、きわどい、おだやか、あたたかい、などなど人間を表すあらゆる言葉が溢れている。
すばらしい世界、です。
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

男たちの挽歌へのリスペクトを感じる銃撃戦シーンでした。

正欲(2023年製作の映画)

-

小説よりも映画がいいかも、と感じた数少ない作品。
理解できないことに、人は苛立ちや嫌悪や恐怖を抱く。逆に誰からも理解されないことに絶望した人は、「無敵の人」になるか、「孤独の人」になるか、しかない。
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