unkoさんの映画レビュー・感想・評価

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未来の想い出 Last Christmas(1992年製作の映画)

3.1

原作は藤子・F・不二雄による漫画「未来の想い出」。
清水美砂と工藤静香のダブル主演。

連載を掴むことができない納戸遊子(清水美砂)と水商売から占い師をやっている金江銀子(工藤静香)は何故か未来の記憶
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祝宴!シェフ(2013年製作の映画)

3.5

伝説の料理人を父に持つシャオワン(キミ・シア)は魚が嫌いだし、料理人にはなりたくなかった。モデルになるために地方から都会に出たが、彼氏に騙され夜逃げすることに。
実家に帰ると母が定食屋を営んでいたが、
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キッチン(1989年製作の映画)

3.6

勝手に森田監督祭り開催中。

原作は吉本ばななの同名小説。
両親が幼いころに亡くなり祖母と暮らしていたみかげ(川原亜矢子)。
しかし大好きだった祖母も亡くなり、喪失感を埋めるため、いつもキッチンで寝る
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バティモン5 望まれざる者(2023年製作の映画)

3.5

パリ郊外の大型団地。過去労働者層のために団地が数多く建設されたが、戦後旧植民地の移民労働者とその家族が入居している。家族が多く、低賃金でやりくりしているため、スラム化している。
本作では再開発のための
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.1

ドルビーシネマにて。

もうご機嫌!最高でした!
目の力の入れ方で怒りを表現するアニャ・テイラー=ジョイ!
最高でした!車の大迫力シーンも目白押しで最高!

最高!最高!最高!
ぜひ音響がいい映画館で
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ラヂオ幽霊(2018年製作の映画)

2.5

第5回あわら湯けむり映画愛にて上映。
7分弱の短編映像。

ラジオパーソナリティの女性が幽霊にまとわりつかれるお話。
幽霊モノだが、明るくハッピーに終わる。幽霊役の鶴田雄大の顔の表情がなかなか良き。
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ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ニナ・メンケスの世界にて長編3作が初公開される。

フェミニストの映画理論家や監督が、過去の名作や現在の映像作品において"男のまなざし"とは何かを語るものとなっている。(ローラマルヴィ「視覚的快楽と物
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関心領域(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

実際に存在したアウシュビッツ強制収容所所長ルドルフ・フェルディナント・ヘス(クリスティアン・フリーデル)。
彼の家族は収容所の塀のすぐ隣にある家で裕福な暮らしを満喫していた。
それはヘスの妻ヘートヴィ
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39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

3.6

刑法第39条:心神喪失者の行為は、罰しない。また心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。

夫婦惨殺事件が発生し、逮捕されたのは若い劇団員柴田真樹(堤真一)であった。弁護士をまかされた長村時雨(樹木希林
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.9

郵便局で働いているシャオチー(リー・ペイユー)は恋も何もなくさえない日々を送っていた。彼女は何をするにも他人より行動が1秒早く、笑うタイミングや周りに合わせられる性格ではなかった。
ある日、公園で健康
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死体が消えた夜(2018年製作の映画)

3.5

2012年のスペイン映画オリオル・パウロ「ロスト・ボディ」のリメイク。

大学の教え子ヘジン(ハン・チアン)と不倫していたジンハン(キム・サンギョン)。ヘジンの妊娠を機に、妻であるユン・ソリ(キム・ヒ
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母とわたしの3日間(2023年製作の映画)

3.2

亡くなった母ポクチャ(キム・ヘスク)はあの世から”休暇”で地上に降り、大切な記憶を天使ガイド(カン・ギヨン)と再確認することに。
母親にとって鼻が高かったのは、アメリカの有名大学教授として自立している
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(ハル)(1996年製作の映画)

4.1

パソコン通信の映画フォーラムで偶々であったハル(内野聖陽)とほし(深津絵里)。どことなく惹かれ、映画フォーラムだけではなく、個人間でメールのやり取りをするようになる。
ほしは現実では友人の戸辺に半スト
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人間の境界(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ベラルーシとポーランドの国境は400キロに渡り接している。
2021年、ベラルーシとポーランドの国境にEUを目指す中東やアフリカの人たちが大勢集まって越境しようとする事件が発生。
ベラルーシにはロシア
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ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉(2024年製作の映画)

3.3

Cygamesの大人気コンテンツ「ウマ娘 プリティダービー」の初映画化。
スマホアプリゲーム、テレビアニメ3期、youtubeにてオリジナルアニメ。私自身はテレビアニメ3期以外は手を付けています。(ア
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

原作は相変わらず未読。
原作漫画のエンディングとは異なり、映画オリジナルの終わり方になるという情報だけ事前に知っていました。

あのちゃんが出ている作品の感想で毎回述べているのですが、相変わらず演技が
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家出レスラー(2024年製作の映画)

3.3

ご本人による原作「引きこもりでポンコツだった私が女子プロレスのアイコンになるまで」の映像化。女子プロレスラーへと成長した岩谷麻優の半生を描く。

ある事件をきっかけに、2年間引きこもり生活をしていたマ
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祝日(2023年製作の映画)

3.1

優しき父は会社関連の悩みに耐え切れず自殺。それを受け止めきれない母(碧野 遥)は宗教にのめり込み蒸発。14歳中学生の奈良希穂(中川聖菜)は1人で暮らしている。プリンと野菜ジュースしか体が受け付けない生>>続きを読む

ありふれた教室(2023年製作の映画)

3.9

生まれはドイツであるがポーランドからドイツの中学校へ就職した若手教師のカーラ(レオニー・ベネシュ)。
その中学校では盗難事件が頻発している。ある時職員室で盗難の現場を目撃したカーラは、自分のデスクに財
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.6

『斎藤工登場に歓喜!木村拓哉と「いま観たい映画」を語る』で斎藤工が紹介した本作を観賞。

遺伝子疾患であるトリーチャー・コリンズ症候群のオギー(ジェイコブ・トレンブレイ)は手術痕が残る顔にコンプレック
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マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

4.0

youtube「木村拓哉」チャンネルにて、GAO「木村さ〜〜ん!」のアーカイブ配信をしているのですが、『斎藤工登場に歓喜!木村拓哉と「いま観たい映画」を語る』で木村拓哉が紹介した本作を観賞。

原題は
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[Focus](1996年製作の映画)

3.5

※映画の終盤に胸糞要素が入るので、観る場合は注意してください※

第2回さっぽろ映像セミナーで入選した新和男「起承転々」を映像化。
盗聴マニアの青年金村(浅野忠信)を取材するテレビ局の岩井(白井晃)は
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三度目の、正直(2021年製作の映画)

3.3

東京藝術大学大学院映像研究科出身。
先生は黒沢清、先輩は濱口竜介と共に、数々の映画に携わる。
そして今作が長編デビュー作品。

月島春(川村りら)と野田宗一郎(田辺泰信)は再婚して、父方の連れ子の娘が
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無名(2023年製作の映画)

3.8

汪兆銘政権の親日派の政治保衛部に所属するフー(トニー・レオン)は共産党の秘密工作員であるジャン(ホアン・レイ)の中国国民党への鞍替えを許す代わりに、
党幹部の情報を抜き出すことに成功する。日本軍工作員
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私はゴースト(2012年製作の映画)

3.7

いつの間にかアマゾンプライムで無料になっていたので、早速。
日本では、未体験ゾーンの映画たち2016で公開された。

田舎にある一軒家に憑りついている幽霊エミリー(アンナ・イシダ)は、毎日同じベッドで
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ソイレント・グリーン デジタル・リマスター版(1973年製作の映画)

3.5

初見。原作はハリイ・ハリスン「人間がいっぱい」。

2022年NYC。人口の急増により、環境が悪化し熱波の日々が続き、動物はほぼ全滅、植物も育たない大地になってしまった。
私服を肥やしているのは一部の
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

4.0

古典落語の「柳田格之進」の映像化。
浪人の柳田格之進(草彅剛)は、娘のお絹(清原果耶)と長屋で暮らしていた。
かつては彦根藩の要職だったが、罪を着せられこのような生活に。
気の合った万屋源兵衛(國村隼
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

3.7

2015年カナダで「S14法」が制定された。これは14歳以上の手に負えないADHDの患者を法的な手続き無しで入院させる権利を保証するというもの。15歳のスティーブ(アントワーヌ・オリビエ・ピロン)は更>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

3.6

沙織里(石原さとみ)と豊(青木崇高)の娘、美羽が行方不明になって3か月。当時はキー局でも報道されていた行方不明事件だが、今はローカル局の特集でしか放送されないように。
目撃情報の少なさと事件の進展のな
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湖の女たち(2023年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

湖畔近くの介護施設で100歳の老人の酸素吸入器(もしくは人工呼吸器)が意図的に解除された疑惑が浮上する。濱中圭介(福士蒼汰)と上司の伊佐美佑(浅野忠信)は強引に調査を進めていく。取り調べをしていく中、>>続きを読む

ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版(1975年製作の映画)

3.8

ジョーン・リンジーの「Picnic at Hanging Rock」が原作。
1900年2月14日の聖バレンタインデー、寄宿学校アップルヤード・カレッジの生徒は近場の岩山ハンギング・ロックへピクニック
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水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)

2.7

生理と水着への抵抗で水泳の授業を欠席したココロ(濱尾咲綺)とミク(仲吉玲亜)は補習として水のないプールに貯まった砂の掃除を課せられる。
掃除を始める2人だが、そこに現水泳部部長のチヅル(清田みくり)や
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

観賞後他者の感想、パンフもシャットアウトして。。
OPから上向きの映像で木や枝から見える曇り空を映し、ハナ(西川玲)が歩いていく様子を演出していると感じた。
映画の最中に何度も登場するが、全般的に暗い
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またヴィンセントは襲われる(2023年製作の映画)

3.5

職場にインターン生が来た。初対面で「俺のコーヒーは?」とかちょっかいを掛けるヴィンセント(カリム・レクルー)。それを恨みに思っていたのか、なんとインターン生がPCで殴ってきた!
ついてねぇなぁ~とか思
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.8

子守り役だったAIロボットヤン(ジャスティン・H・ミン)、そしてそのヤンを慕っていた娘のミカ(マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ)。ある日、ヤンが動かなくなってしまう。どうやら故障の原因は周辺パーツで>>続きを読む

コードギアス 亡国のアキト/最終章 愛シキモノタチヘ(2016年製作の映画)

3.5

反逆のルルーシュとR2の間に起こったブリタニアによるE.U.進行を描く。
食わず嫌いで当時は避けていたが、「奪還のロゼ」を観たならこっちを避ける意味もないと思い今更ながら観賞。
観てみると結構面白い。
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