ヴェルヴェっちょさんの映画レビュー・感想・評価

ヴェルヴェっちょ

ヴェルヴェっちょ

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「ガリレオ」シリーズの劇場版第1弾。

2005年に直木賞を受賞した東野圭吾の人気ミステリー「探偵ガリレオ」シリーズ第3作「容疑者Xの献身」をTVドラマ「ガリレオ」のスタッフ・キャストで映画化。
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

コンフィデンスマンJP、怒涛の劇場版第3作。

かつて悪しき富豪たちから美術品を騙し取り、貧しい人々に分け与えた三代目「ツチノコ」(角野卓造)という名の英雄がいた。それ以来、当代随一の腕を持つコンフ
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.6

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ビビアン・スーめっちゃ久しぶりやな。 お元気そうで何より。

長澤まさみ、東出昌大、小日向文世が共演した人気テレビドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版第2弾。
世界有数の大富豪フウ家の当主レイ
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

カラッとした明るさに、騙し騙されのコンゲーム。何これ、おんもろ!

長澤まさみ、東出昌大、小日向文世が共演した人気テレビドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版第1作。
天才的な知能を持つが詰めの
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

2.9

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前作が歴史的なヒットとなり、主題歌がすっかりお馴染みとなった作品だけに、続編製作のハードルは並々ならぬものだったでしょう。 そこを承知で果敢にも続編に挑んだ製作関係者に拍手。

世界中で社会現象を巻
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.4

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佐藤泰志の小説を映画化した「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」に続く「函館3部作」の最終章。

妻(優香)に見限られて故郷・函館に戻った白岩(オダギリジョー)は、職業訓練校に通いながら失業保険で生計を
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.8

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何これ!おんもろ! 登場人物たちはクズばかりですが、みんな至って真剣なのがいい。ある意味、刺さる。

アメリカ人のフィギュアスケート女子選手として初めてトリプルアクセルに成功し、1992年アルベール
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.3

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一目でウェス・アンダーソン監督の作品とわかる、オシャレでカワイイ、絵本のような映画。

1965年、米東海岸ニューイングランド沖の小さな島。周囲の環境になじめない12歳の少年サム・シャカスキー(ジャ
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.7

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デビッド・フィンチャー監督のスタイリッシュな映像表現が、北欧のダークなミステリーにマッチして格好いい。

スティーグ・ラーソンの世界的ベストセラーを映画化したスウェーデン映画「ミレニアム ドラゴン・
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.3

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設定の妙が活き、ラストまで破綻(ご都合主義的なまとめ)をせずに進むSF快作。

科学技術の進歩によりすべての人間の身体的成長が25歳で止まり、そこから先は左腕に埋め込まれた体内時計「ボディ・クロック
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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.3

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タイトルのジュリエットて、「ロミオとジュリエット」の彼女のことだったんですね。

シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」の舞台となったイタリア・ヴェローナを訪れたアメリカ人女性ソフィー(アマン
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.7

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いやぁ、石原さとみ扮する梨花の奔放っぷりに終始苛々させられました。 まぁでもそれは彼女の演技力の証に他なりません。

第16回本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名小説を映画化。
血のつながらない親の
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氷菓(2017年製作の映画)

3.3

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原作が熱烈な支持を集める青春学園ミステリーだけに、実写化の壁は厚く、プレッシャーも尋常じゃなかったろうな。

「やらなくてもいいことなら、やらない」という省エネ主義をモットーとする折木奉太郎(山崎賢
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.4

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清原果耶て不機嫌そうに唇とんがらせる表情うまいな。

人とのコミュニケーションが苦手で、数学ひと筋で生きてきた予備校講師の大野康臣(成田凌)。 今の生活に不満はないが、このままずっと1人でいることに
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.3

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何か舞台演劇ぽいなと思ったら、もろ舞台の映画化なんですね。

高校時代に帰宅部でつるんでいた6人の仲間たち、主人公・吉尾(よしお)和希(成田凌)、舞台演出家・藤田欽一(高良健吾)、舞台俳優・明石哲也
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.3

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タイムリープ×ヤンキー=ピュアな友情物語?

ダメフリーターの花垣武道(タケミチ)(北村匠海)は、ヤンキーだった学生時代に付き合っていた人生唯一の彼女・橘ヒナタ(今田美桜)と彼女の弟・橘ナオト(杉野
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劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年製作の映画)

3.5

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10年間の3シーズンにもわたってドラマが放送されていたにもかかわらず、そこは素通りでいきなりこの劇場版を鑑賞。 結果、何とか、あらすじについていくことはできました。

山下智久、新垣結衣らの共演で、
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

続編制作の難しさよ。

人気コミックの実写映画化シリーズ第2作。
裏社会で誰もが恐れる伝説の殺し屋"ファブル"(岡田准一)。1年間誰も殺さず普通に暮らすようボス(佐藤浩市)から命じられた彼は、素性
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.9

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全編ワンカット撮影で描かれた映像は臨場感を通り越して没入感さえ感じさせます。

若きイギリス兵のスコフィールド(ジョージ・マッケイ)とブレイク(ディーン・チャールズ=チャップマン)の2人が、兄を含め
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バイス(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

クリスチャン・ベイルがまたもやとんでもない肉体改造で別人と化し、チェイニー副大統領を怪演。

ジョージ・W・ブッシュ政権でアメリカ史上最も権力を持った副大統領と言われ、9・11後のアメリカをイラク戦
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー的には前作「007スペクター」で終わっていたような気もしますが、本作でダニエル・クレイグのボンドが完全に完結してますね。 本当お疲れ様でした。

ジェームズ・ボンドの活躍を描く「007」シ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

フランク・ハーバートのSF小説の古典『デューン砂の惑星』(1965)をドゥニ・ビルヌーブ監督が新たに映画化した第1弾。

人類が地球以外の惑星に移住し、宇宙帝国を築いていた西暦1万190年、1つの惑
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.5

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「結局、世の中、金」「地獄の沙汰も金次第」ってことでいいのか?

実話を基にした映画。 1954年、シェイクミキサーのセールスマン、レイ・クロック(マイケル・キートン)に8台もの注文が飛び込む。注文
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.3

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本当にシャーリーズ・セロン?と首を傾げるほど、特殊メイクで別人のようになっています。その特殊メイクを担当したのがアカデミー賞も受賞したカズ・ヒロ(辻一弘)さんと知って嬉しい驚き。

2016年にアメ
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

女性差別という理不尽な壁。壁を破るのはいつも弱い立場に立たされている側の人だよな、という事実にはっとさせられる作品。

後にアメリカで最高裁判事を務めることとなるルース・ギンズバーグ(フェリシティ・
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.6

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「グリーンブック」。それは米国南部で「黒人が利用可能な」モーテル、レストラン、給油所等の施設を掲載したガイドブック。

1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒として働くトニー・リップ(ヴィゴ・
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

哀しいときに、「助けて」と言えない弱者は、"笑う"しかないのか? 尋常じゃないもの哀しさが全編から横溢しています。

「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、大都会で大道芸人
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

TM NETWORKの「Get Wild」が流れるだけでテンションが急上昇。90年代にタイムスリップした感覚になりますね。

新宿に事務所を構えるシティーハンターの冴羽獠と相棒・槇村香のもとに、何者
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

まさに細田守監督版「美女と野獣」。

高知県の自然豊かな田舎町。17歳の女子高生・内藤すずは幼い頃に母を事故で亡くし、父と2人で暮らしている。 母と一緒に歌うことが大好きだった彼女は、母の死をきっか
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イノセンス(2004年製作の映画)

4.2

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「秘すれば花」と云ったのは世阿弥だったか。 前作『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』から、さらに哲学的・思弁的になった本作。 圧倒的な映像美と緻密な世界観を描写する一方、核心部分は>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

押井守監督の名を世界に知らしめた伝説的作品。画作りからストーリー、キャラクター造形、背景にある哲学に至るまで、傑出しています。

西暦2029年…企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても、国家
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機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 虚空の戦場(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

2002~03年に放送されたTVアニメ「機動戦士ガンダムSEED」全48話を再構成した総集編3部作の第1作(第1~21話で構成)。

C.E.(コズミック・イラ)70年。宇宙コロニー群「プラント」を
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『機動戦士ガンダムUC』以降の物語を各種メディアで展開するシリーズ「UC NexT 0100」の第2弾。

シャア・アズナブルが起こした第二次ネオ・ジオン抗争から12年が経過したU.C.0105。
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機動戦士ガンダムNT(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

『機動戦士ガンダムUC』以降の物語を各種メディアで展開するシリーズ「UC NexT 0100」の第1弾。UCが宇宙世紀とユニコーンのダブルミーニングなら、NTはニュータイプとナラティブ(物語る、再定義>>続きを読む

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ガンダム初心者として、アムロとシャアの最終決戦たる本作から入るのはどうなのかという疑問は拭えません。が、「UC NexT 0100」プロジェクトの起点となる作品とのことなので、にわか丸出しで鑑賞。>>続きを読む

劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

背景も含め、画作りが緻密で美麗やなぁ…。

VR(仮想空間)世界へのダイブ機能を排除した代わりに、AR(拡張現実)機能を最大限に広げた最先端ウェアラブル・マルチデバイス「オーグマー」が発売され、「オ
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