くぼたさんの映画レビュー・感想・評価

くぼた

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小説家の映画(2022年製作の映画)

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大事なところを全部はぐらかされたような(見せてくれない)映画

独特なズームインはカット割りの一種か

バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

5.0

「EO」でも思ったが、ロバの目はどうしてあんなにも悲しげで、悲しげゆえの知性を湛えているのか
人間の愚かさが際立つほどに

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

5.0

今年の10本みたいなリストを年末に作るとしたら必ず入ってくるだろうと思います

そのへんの劇映画よりもよっぽど迫真のドラマであって、苦しみと怒りの強度がとてつもなかったです

サックラー家の方々が本当
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クイーン・オブ・ダイヤモンド(1991年製作の映画)

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燃え上がる木を見に行ったので、三頭のゾウが揺れているのを見られたのは儲けもんでした

悪は存在しない(2023年製作の映画)

5.0

最高傑作であることだけがわかった

4/29 やっぱり鹿はいなかった

地に堕ちた愛 完全版(1984年製作の映画)

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演ずるということ=「私」でありながら「私」でなくなること
自宅で上演される戯曲は、演ずることの二律背反を侵犯することで、上演に失敗する

登場人物と部屋の色がことごとく合っているのは、二つの世界の融解
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北の橋(1981年製作の映画)

5.0

眼差しへの恐怖と閉所への恐怖ってまんまカメラへの恐怖だ

肖像(1948年製作の映画)

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48年にもう「オーケー」とか「オーライ」ってあったんだ

トスカーナの贋作(2010年製作の映画)

5.0

おもろい
映画という言語自体を問い続けた作家の一つの到達点になっている

オリジナル/コピーの問題を主題に、現実/虚構の境目を曖昧にしている

ヒロシマモナムール/二十四時間の情事(1959年製作の映画)

5.0

この映画が他の多くの戦争/平和映画と異なっているのは、戦争という「大きな物語」と一組の男女の恋愛という「小さな物語」を対比させながら、二四時間の情事の中で戦争の恐ろしさが事後的に蘇生させられる点にある

憂鬱な楽園(1996年製作の映画)

5.0

俺本当にこういうの大好きなんだよな
うだつのあがらない若者、停滞と焦燥感
電話

ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

5.0

ヤバすぎる

2時間半の中でカットが30弱しかない徹底された長回しが、主人公の周りで社会が壊れゆく様をカフカ的とも言える閉塞感とともに見事に映し出している。

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