watageさんの映画レビュー・感想・評価

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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

最高。
刑務所での人間模様が描き込まれて、善人悪人もいて、これぞ人生って見せつけてくる。そのなかでアンディーが刑務所内の閉鎖的な社会に様々な影響を与える。
彼の生き様は素敵です。与えられる人に憧れる。
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デジャヴ(2006年製作の映画)

4.2

『アンストッパブル』が好きなので
トニースコット×デンゼルワシントンのタッグに胸躍らせながら鑑賞。
面白かった!

サスペンス作品として
対テロのハードな描写ではじまって
SF要素が織り混ぜられていき
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.8

怒りのデスロードでマッドマックスをさらにケバケバしく、限りなくフレッシュにリブートしてみせたジョージミラー御大が
またもや、やらかしてくれました。

デスロが神話の骨子を取り入れながらライド感を重視し
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

金ローで先週の炎の王国は見逃しましたが
やっぱり見てしまった。
全作観てはいるんだけどやってたらなんとなく観てしまう性。

一昨年以来の2回目〜
吹替では初めてなんで。
伊藤沙莉の吹替良かったな〜
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

3.9

少女マンガ全部盛りみたいな映画でした
主要人物の生徒たちには卒業したくない理由があって、四者四様で目まぐるしかった。でも淡々とした演出の中での自然な演技のおかげで不思議と話を追いやすく感じた。

河合
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.4

レトロな赤い車のルックスがまず良い🚘
ちょっと中古車欲しくなってきた
瀬戸内海や、広島の風景にも心動かされます。

後悔を背負い孤独な人達が
関わりあう事で、罪悪感を
緩やかにほどいていく様子が
真摯
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

5.0

哀愁たっぷりなギターの音色がずっとたまんない。荒野で当てもなく彷徨う主人公のトラビスはカラッカラだけど次第に潤いを取り戻していく映画。

文がまとまらないので以下、箇条書き

・有名なビジュの赤いキャ
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.8

やっぱおもしろ。開始30分からもう凄い興奮が得られるもんだからびっくり。
目から摂取するエナジードリンク。

2回目の鑑賞となった今回はより細部まで人物の気持ちを探りやすかった気がして、感情持ってかれ
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.0

ノーマデズモンドというメンヘラ大御所女優が、すごかった。取り憑かれてる感があった。最後は圧巻でなんか複雑な気持ちにさせられた。

執事がどういう想いを持っていたのか気になります。
彼女を見つめる表情が
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マッドマックス2(1981年製作の映画)

4.1

すかさず2作目も鑑賞。
今度はディストピア。
ヒャッハー過ぎる狂った世界観になってました。

美術や衣装デザインがイカしてる。
誰もかれも生き延びる為に、なり振り構わない感じで、ありもので何とか工夫し
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マッドマックス(1979年製作の映画)

3.5

フュリオサに備えての鑑賞。
マッドになりかけた近未来での物騒な話。
思った以上に胸糞バイオレンスでした。

初っ端から派手なカースタントが炸裂です。クラッシュして吹っ飛ぶ勢いがすごくて、ひいぃっと声が
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.3

タイムループを活かした
おもしろオフィス劇であり、
働く人への応援賛歌でした。

職場の空気感とか
仕事ぶりのリアルな描写の中で
シュールなネタが冴えてて、
笑かされました。
テンポもいいですし、
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

4.0

金ローでやっててついつい観ちゃいました。シリーズの中では初代の次に好きかもなあ。ひっさびさに鑑賞。
テンポが良いし、見せ場も豊富。どエンタメ。スリル要素は初期3部作に軍配があがるように感じましたが、S
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最初の晩餐(2019年製作の映画)

3.8

連れ子のいる同士の再婚で家族になった
一家。それぞれ家を出ていたが
父の葬儀をきっかけに実家に集まり
交流する。

通夜から始まる現代パートと
父との思い出過去パートを交えて進みます。2点を繋ぐのは父
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ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

4.3

90年代の空気感を残す台湾で
ブルジョワな暮らしを送るNJ一家の関係性が静かにひび割れていくさまを
各々の視点で描く。
一家の仲は悪くはないけど
どことなく希薄な関係な気がした。
一旦綻びが起こると、
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Here(2023年製作の映画)

4.4

木々の緑が、とても優しく癒されました。風情があって押しつけがましくない
静かな嬉しさを持ち帰れる映画でした。
人に少しの優しさを配って、少し返してもらうようで。

構図はキマってるけど冗長に思える長回
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.2

ちょっとグレた少年少女の
駆け落ちを軸に、周囲の大人の滑稽さを描き出すコメディ。久々の再鑑賞です。

子供達は大人の不和だったり、
揉める様子などを敏感に感じ取って
ささやかながら大胆な反抗に出るもの
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.8

観たかった作品を観ることができました。

とある普通の中学2年生の学級に密着するドキュメンタリー。
日常の学校生活パートを軸に
インタビュー形式のパートを交えていきます。35人35色。赤裸々でした。
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.0

家族3人がエモかったです。
母親が抱える問題が主体の映画ではありましたが、向き合ううちに夫や娘にも変化が現れてきて、気づいたら爽やかに感動させられてました。

ケイトブランシェットは流石です。
建築家
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.8

繊細な少女コットの、ある夏の
ショートステイの物語。
穏やかで優しい時間がたまらなく
愛おしくて、色んな場面で目が涙で滲んで
大変な事になってしまった。
なんといっても、コットの表情が素晴らしく、言葉
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麦秋(1951年製作の映画)

4.3

小津作品を観るのはこれが2本目です。
嫁入りを巡るホームドラマ。
演技が抑揚少なめで淡々と進むのが
小津監督の特徴ですが
意外とユーモラスなやり取りも
数々あってクスッと笑えました。

東京物語で原節
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.8

やっぱ最高かよ。
ダメ女子の日常×殺し屋業のかけ合わせの
ギャップは健在です。

でもただの前作焼き直しじゃなくて
彼女たちを取り巻く
世界観の拡張が見られて良かった。

宿敵の兄弟が魅力的でいいやつ
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

街並みがひたすらによかったです。
冒頭から一気に引き込まれた。


緑の瑞々しい昼間の風景が
だんだん日が暮れていくと
青みがかった夜の街に
街灯の黄色が映えてた。

タイムスリップものだけど
SFで
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

物凄いものを観たって感じです。
評価点はこれくらいとしますが
これは観たほうがいい、そして
色んなことに想いを巡らせたいと
感じる映画でした。

ノーラン監督代名詞の
クロスカッティングや
時制のシャ
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.6

海洋パニックの金字塔だし
人間ドラマも最高の名作。
ユニバ行った余韻で観たくなった系。

幼少期にTV放映以来でCMカットされてたバージョンしか知らないため見覚えのない場面も多かったです。

実は、街
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裏窓(1954年製作の映画)

4.6

裏窓。まさにタイトル通りずっとその辺にいる。
こんなに場所を動かないのにどうして
こんなに面白いのか。

密集するアパートの各部屋で
色んな生活が垣間見える。
住人の動きも物語に
ひっそりと絡んでくる
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.0

録画してあった地上波の賢者の石を観賞。
この一作目をちゃんと観たの初めて。

ユニバ行く前に見とけばよかった…

作中の魔法界の美術の作り込みがすごいです。古ぼけた由緒正しい西洋感が良い。
ユニバにあ
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.9

ものすごい作品でした
おぞましいのに、何でこんなに引き込まれていくのか。とにかく全編渡って
不穏さが立ち込めていました。

まずカメラワークが多彩で
緩急もあるし、何か意図を
感じさせるショットも非常
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駅馬車(1939年製作の映画)

4.5

めちゃ面白かった!
アクションのみならず
乗員たちの人間模様が良かったです。

キャラが立ってて、誰がどんな風に心境が変わっていくのかが面白くて引き込まれました。アル中の医者、追い出された娼婦
などな
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.3

バクスター、お前ってやつは…
アパートとオフィスを中心に繰り広げられる
巻き込まれ型のドタバタ劇。傑作です。

ちょっとテーマもアレなんで
古めかしい価値観が押し出される
作品かと身構えちゃいましたが
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.1

冬春は3月に見ようと決めていたけど
ちょっと遅れてしまいました。

夏秋よりも景色が静謐で
人物の心情と共に、さらに
詩的な雰囲気を醸しだしていた気がします

田舎出身の自分の妻も横で見てて
子供の頃
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.4

ギャングの仕事ぶりと暮らしっぷりが
軽快な語りで
次から次に展開していきます。
思ってたよりずっと早いなと思う
リズミカルな話運び。

劇伴に既存のポップスやロックが
ひたすら鳴っているのが、明るさと
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

4.4

スローすぎるロードムービー。
じいちゃんの語り口が好きすぎる。

これが初のデビッドリンチ作品体験
鬼才監督との事でなかなか
手が伸びなかったのですが
なかなか好きな映画でした。

カット割の間が独特
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.3

ずっといがみ合う2人のちょっと
戯けたクライム系ロードムービーでした。

モーゼは口は巧いけど
皮肉っぽくてトホホな詐欺師。
でもやるときはやる腕を持ってる

共に行動する孤児のアディは
9歳にして、
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

4.1

カラオケ行こ!観に行ったあと
観返したくなってしまっての再観賞。

実にオフビートなバンド映画でした。
ブルーハーツの曲をモチーフにしてるのに、こんなゆるい空気感が出せるのが素敵です。

今回は前見た
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

おかわり観賞。
平山さんにまた会いに行った感覚。

昨年12/26ごろに観てましたが、
日が長くなってくるほどに
季節も春間近な時期までロングランしてて
まだ劇場で観れたのをうれしく思います。

2回
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