ぬんさんの映画レビュー・感想・評価

ぬん

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世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

3.6

多くの人が彼の姿に魅了されたのは事実だが、その裏はあまりにも残酷。
日本での熱狂ぶり、関係者の話から漂う価値観が現在もアップデートされていないのが辛いし、人を消費することの是非をもう少し考えるべきだろ
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ベルイマン島にて(2021年製作の映画)

3.3

ベルイマンの作品を何か1つでも見ていたら、もう少し入り込めたかなとも思う。
スウェーデン、フォーレ島の景色は美しい。こんな場所で書き物や創作活動してみたい。

クイーン:ロック・モントリオール1981(1981年製作の映画)

4.2

ひたすらカッコいいに尽きる。今の時代にこれだけ綺麗な映像で見られるのは有り難い。

ブルックリンの恋人たち(2014年製作の映画)

3.3

邦題がいまいち。音楽としっとりとした雰囲気が良かった。

ココ・シャネル 時代と闘った女(2019年製作の映画)

3.3

当時の映像とナレーションで進行するタイプ。やや退屈だけど、とんでもない人物だなと改めて実感。
戦時中のナチとの関係性に迫っていたのは興味深かった。

草間彌生∞INFINITY(2018年製作の映画)

3.7

自身から語られる幼少期の苦悩、オキーフとの親交、NYでの生活、ジョセフ・コーネルとの友愛など。異国の女性が封建的な男性社会であるアート業界で過ごす壮絶さを痛感。
久しぶりに彼女の作品が見たくなった。

コードギアス 奪還のロゼ 第1幕(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

正直あまり期待してなかったけど長年ギアスのオタクやってるから鑑賞。これは紛れもなくコードギアスですね。
清々しいくらいにこれまでのギアスを踏襲してて、特にキャラクター造形はふふってなったけど、そういう
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

3.9

こういうラブコメが見たかった!がっつりコメディだし、周りのキャラがかなり個性強くて、要素ツメツメで無駄にお金が掛かってるのも良かった。
シェイクスピアを翻案したり古典的なとこを残しつつ、価値観は現代に
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ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

3.4

結局どんなに振る舞っても、彼女の脆い心の空虚さは埋まらなかった気がする。偉大さを讃えるのもファースト・レディの仕事のうち。

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.5

忘れたくても、そう簡単には忘れられないし、誰かを好きになった気持ちは酸いも甘いもあるけど、どれも大切な経験なんだろう。

薄っすら気付いてたけど、脚本家と相性が悪いんだろうな…と思う点がいくつか。

アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

3.7

展開はベタだけどそれで良い。ニコラス・ガリツィンが今回もHOTで良かったし、時計を置いていくのがよりベタで良い。
“30歳まではまだ未熟で、その後10年で自分らしさを築き上げる”というセリフが良かった
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

4.0

幼妻には受け入れ難い日々の連続。男子を産むことが第一義であるこの時代において、それが女の一生だと言ってしまえば、それまでかもしれないが容易くはない。シスターフッドと呼べる親しみも権力争いも無く、それぞ>>続きを読む

ブルー・ジェイ(2016年製作の映画)

3.5

久しぶりの再会、ぎこちない会話から始まり、当時のような関係を思い出す。あの頃には戻れないけど、懐かしさに浸る時があっても良いのかもしれない。

グレート・スクープ(2024年製作の映画)

3.5

アンドリュー王子がよく似てる。ジリアンが青を着ると『ザ・クラウン』のサッチャーを思い出す。
事件としては知っているが、こうやって再現されると痛ましさが増すし許し難い。

ミュージック ~僕だけに聴こえる音~(2024年製作の映画)

3.4

ラテンのビートが気持ち良いし、音楽表現が面白い。家族や民族の問題とかは良かったけど、三角関係のシーンがちょっと辛かった。

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.5

冒頭から容赦無く色んなものが吹き飛ぶ。ヒトデ気持ち悪すぎ、ネズミ発生しすぎ。
ハーレイ・クインの長回しのシーン好きだった。

サムワン・グレート ~輝く人に~(2019年製作の映画)

3.8

傷付いた時こそ飲んで騒いで、痛みを和らげてくれる友達が近くに居る尊さ。9年も付き合えば街中に彼との思い出があるし、それを払拭するのは難しいよね。でも3人ならきっと大丈夫って思える。
ブレアが使ってたフ
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.9

人権が蹂躙される様はどんな形だろうと見ていて辛い。政府や軍が作る正義が正しいものとは限らないし、そこに異を唱える者が居なくてはならない。これが実話だから尚も痛ましい。ラストの本人の映像が救いだ。
ジョ
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ダムゼル/運命を拓きし者(2024年製作の映画)

3.4

彼女が主役だから成立する物語かも、そもそも最初の穴でもっと死人が出るのでは…。展開とか悪くはないんだけど、全体的に行動への動機が薄い。馬が好きな人は注意。
風景やビジュアルイメージは良かった。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

凄絶な会話劇と緊迫感。
死人に口なしと言ってしまえばそれまでだけど、どれだけ言葉を尽くしても、残された者の心は晴れないのだろうし、結局は落とし所を見つけて、その先も生きていくしかないのだろう。
事実に
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

もう少し話のテンポが上がるかと思いきやスローなままだったが、約3時間たっぷりとここまでの映像を見せつけられるとぐうの音も出ない。没入感と同時に疲労感があったが、特大の画面で見てこそだと思ったし文字通り>>続きを読む

ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

3.7

ドラマを見てからの本作なので、時間経過の早さにちょっぴり物足りなさはあるけど良かった。
2人が話しているシーンが愛おしいし、やっぱり旅行のシーンが好きだなあ。

あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.6

薬局に居たルビーが親友として側に居てくれたことと、ひたすらお父さんが良い人なのと、娘が立派に育ってて良かった。

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.8

何年も経って再会しても、昔のように全てを話せるような関係でいられたことが凄い。お互いに抱えるものが増えて、あの頃を慈しむように過ごす時に切なさがあった。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.2

1日だけと分かっていて、その限られた時間で多くを語り共有することが出来る関係になれることの幸福。
別れた後にそれぞれが余韻を噛み締めるようなラストが良い。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.7

幼馴染って近いようで最も遠い存在な気がした。
「もし…」と想像や仮定をすることは誰にでもあるけど、それはあくまでも記憶の中の話で、いざとなると上手くいくとは限らない。2人に“縁・輪廻”があったとしても
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

4.5

幼少期に何かのテレビで見て好きになった曲ってことは頭の片隅にあったけど、改めて見るとどれだけ豪華だったことか。
今見ても奇跡のような組み合わせとレコーディング風景。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

レンズを覗き見るような描写などに『籠の中の乙女』を思い出したけど、あの時のような胸糞悪さとかは無く、清々しいオチで良かった。
ベラが自らの意志で体験し自我を得ていく様と思考は、確かにフェミニストだと思
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

待った…本当に待ったよ…これだけの年数を待つと思ってなかったし、実現するとも思ってなかったよ。
多分にツッコミどころはあるけど、それよりもこうして映画として作品を見られた充足感がデカい。よく2時間に収
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機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 自由の代償 HDリマスター(2007年製作の映画)

3.8

最終決戦、明日を求めた結果。
なんだかんだ言われてるけど、個人的には嫌いにはなれないなと改めて思った。
ラストに聴く君は僕に似ているは泣けるのよ…

機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 運命の業火 HDリマスター(2006年製作の映画)

3.8

シンとステラの業の深さ。インパルス・フリーダム戦からのディスティニー・ストライクフリーダム戦。
vestige聴くとぐっとくるのよ。

機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 鳴動の宇宙 HDリマスター(2020年製作の映画)

3.7

今更ながら、みんな家族間に不和と問題がありすぎるんよな。終盤の戦闘シーンはアツいけど駆け足だから物足りなさもあった。

機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 遥かなる暁 HDリマスター(2019年製作の映画)

3.7

キラとアスランの絡みも多いし、この辺りがやっぱり盛り上がりを感じるなー
ラストに暁の車を聴くとぎゅっとなる。

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