うちむらさんの映画レビュー・感想・評価

うちむら

うちむら

バイス(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ディック・チェイニーが、あぁ〜こういう人だったのね…とはわかる。
妻リズの野望を代わりに叶えているうちにどっぷり自分自身がハマって権力の虜に。
権力好きな男たちが自分たちに都合のいい理屈と嘘で、多くの
>>続きを読む

イエスタデイ、ワンスモア(2004年製作の映画)

3.0

主演2人はすきだから楽しみだったけど、あまり面白くなかった。ふたりに葉巻は似合わない。おしゃれで小粋な感じになりそうでなってないって感じ。コメディとしてもラブストーリーとしても弱くてざんねん。

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

松嶋菜々子にこんな顔ができるのかと。憎しみの形相や愛情ゆえに罪を犯す悲しみの顔には、ぐわんと胸が痛くなる。悲しみと凛々しさを合わせた浅井博美(松嶋菜々子)が印象的。

加賀の父(山崎努)の言葉「肉体は
>>続きを読む

アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

あまりにも退屈。探偵チャールズが家人にただ話を聞くだけのシーンがほとんど。警察も変。

東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

3.8

始まりから終わりまでダレることがなくて怪談の雰囲気バッチリ。鳥や花火など要所要所にはさまれるものにも趣意を感じる。
お岩さんの髪が抜けるシーンは生々しい。
子供だったら怖くて観られなかったと思う湿った
>>続きを読む

妖精たちの森(1971年製作の映画)

3.7

「ねじの回転」のキャラクター引用で映画「回転」の前日譚。

純粋で無知な故、綿のように使用人クイント(マーロン・ブランド)の思考を吸い取って染まっていく二人の子どもたち。後半はフローラの目つきも変わっ
>>続きを読む

誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

3.8

銃撃戦ほぼなしの渋いスパイ物。
ドイツのスパイ、ギュンター(フィリップ・シーモア・ホフマン)が、テロリストを追い詰めていくための手法が、地道に描かれる。

情報提供者や協力者への思い、拷問ではない方法
>>続きを読む

あいつと私(1961年製作の映画)

3.2

この頃の大学生は大人に見える。
言葉遣いがきれい。
お母さん役の人、貫禄あったな。
重くなりそうな家庭問題もサラッとしてて、そこも成熟してる感。

人生、ブラボー!(2011年製作の映画)

-

これは笑えない。

こんな甘甘人生なら、そりゃブラボー。
父親なんて軽くできるぜってね。
子供の心なんてチョロいもんだぜ。

主人公が嫌い。自分の優しさに酔ってる、自己満足男に見えて。

「C.R.A
>>続きを読む

丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

3.2

Eテレ語学番組のシチュエーションシーンを観てるみたいだった。
でも、やさしいふれあいを通して、町の本屋さんも図書館も大切、なくなってほしくないと強く思う。
エシエンが本を抱えて歩くシーンは、なぜか子供
>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ(2004年製作の映画)

3.8

しんちゃんと西部劇有名キャラクターとの共演など、映画好きな人たちが作った感があって胸が熱くなった。カスカベ防衛隊と悪役との戦い、しんちゃんの恋と見どころたくさん。

バーニー みんなが愛した殺人者(2011年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

実話。インタビュー方式で展開。
街の人気者バーニーが街の嫌われ者の老婦人マージョリーを殺害。

老老介護などでも起きそうなこと。
人間性を押しつぶされる事態が続くと、善人でも悪を働くときがあるという辺
>>続きを読む

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.3

これは熱い、そして素晴らしい。
良くも悪くも信念が強そうな男がゴロゴロ。そのぶつかり合い、駆け引き、策略と緊張感にひきまれる。
弁護士、記者、刑務官らの権力に屈しず動く姿には熱いものがこみ上げる。
>>続きを読む

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.7

時空ものだから、なんでそんなことが?と考えそうになるのをやめて、そのまま観たまま楽しもうと。
会話の端々に含まれる言葉が後になって効いてくるところがいい。
サラ・スヌークの身の上話には、引き込まれるも
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

音楽がうるさかった~
ずっーとBGMがかかってる。効果的な部分もあるけど邪魔に感じることもあって、ここぞという時も音に慣れすぎた感。絵的に力がないから音でごまかしてる?みたいにさえ思えた。
原爆完成の
>>続きを読む

ジオストーム(2017年製作の映画)

2.8

とうとう気象まであやつり始めた😒

宇宙でも地上でも、全然ハラハラせず、パニック映画なのに…

ただ娘のハンナも含めて女性たちが光ってた。ジェラルド・バトラーは、役にあってない感じ。

アメリカご都合
>>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.6

泣きそう、というか大泣きしたくなる衝動にかられた。悠ニと佐々木を見てると胸が詰まって。

ただ終わり方はあれじゃないほうがよかった。

あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

瞳がとてもきれいでかわいいロージー(リリー・コリンズ)。
でも、いくらなんでも再会後のグレッグとはないわ~。
ベサニーもかわいそう。
ロージーに振り回されるみんな。

だけど、ロージーのかわいさで許せ
>>続きを読む

ピンク・パンサー3(1976年製作の映画)

3.8

わらった~
クルーゾー警部は真剣なのに次から次へとハプニングで小笑いから大笑いまで。
平行棒と歯医者さんのくだりには、大笑いして汗かいた。
悪に落ちた元主任警部ドレフェスも憎めないおかしさ。
世界中か
>>続きを読む

劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス(2014年製作の映画)

4.2

トーベ・ヤンソン生誕100周年を記念して作られた長編アニメーション。これは好き。この落ち着いた色調と流れる音楽にまず引き付けられて、そこから始まるムーミン一家の騒動。キャラクターそれぞれの個性が出てて>>続きを読む

メグレと若い女の死(2022年製作の映画)

3.0

メグレ警視は紳士的で静かに事件を追う。それがメグレなんだろうけど、あまりにもボソボソと喋って暗い。我が子と重ねる同じ年頃の娘を通して、メグレの悲哀は感じるものの、ミステリー的にも深さはなく面白みは感じ>>続きを読む

黄金の馬車(1953年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

舞台劇の中に現実が入りそして舞台劇という表現。一座の衣装が素敵。

カミーラ役のアンナ・マニャーニは美人には見えないけど、力強さと凛々しさで惹かれる。
カミーラと思いを寄せる男たちとの絡みの面白さもあ
>>続きを読む

カリートの道(1993年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ラストに向けてのジリジリハラハラがしんどい。悲しい男が見る夢が印象的。
あの髪型が余計に憎たらしさ煽るショーン・ペン。

ジョニー・ベリンダ(1948年製作の映画)

3.2

閉鎖的な村社会にありがちな展開の中で、力強く生きようとするベリンダとそれを支える医者。いい話なのにロッキーの諸行の忌々しさとベリンダのお父さんの悲劇にあまりにも無関心過ぎて感動できず。

スワンの恋(1983年製作の映画)

3.5

19世紀フランス貴族世界の一端を美術面にこだわって見せてくれた。
ジェレミー・アイアンズの恋に狂ったブルジョワ演技がうまくて、退屈しそうな話なのに結局みてしまった。

けれど、恋狂いもストーカーみたい
>>続きを読む

ウェイキング・ライフ(2001年製作の映画)

3.0

夢の中で色んな人と会話していく男。夢らしく、揺らいでいるような不安定なアニメ映像。

会話はもっぱら人間の意識、時など哲学的。映画を観てる感じはしないが、色んな人の語りを聴いて思考することはできて、嫌
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

戦士ムアディブ、そして預言者を堂々と演じるシャラメはやはり大スクリーンに映える。
そして前作同様、凄まじい音と素晴らしい映像の世界にどっぷりハマった。サンワームを引き連れて攻め込んできたときの映像には
>>続きを読む

ロストボーイ(1987年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

吸血鬼を子ども三人組でやっつけるという意外な楽しさに笑った。
この3人が考えた吸血鬼退治法が、王道をアレンジしてるところに思い切って笑える安心感がある。
吸血鬼メイクは真面目にこわいし、コウモリみたい
>>続きを読む

リトル・プリンセス/小公女(1995年製作の映画)

3.7

緑を基調としたタイトルロールから、上品な感じがふつふつと。
セーラがまずかわいい、更に身につけているものもとても素敵、ミンチン女学館の制服も。
目に入るものがほぼ上品で可愛くて見ているだけで楽しい。そ
>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

なんじゃこれ?
昔父親と旅行した時の回想が、延々と続く。
あらすじにあるソフィが20年後に見返してるとかどこでわかる?

序盤から父の不幸をなんとなく感じることはできるし、時々の行動や言葉に遺言や形見
>>続きを読む

マリー・ミー(2022年製作の映画)

3.0

「ノッティングヒルの恋人」は、こんなことあったらいいなぁと夢心地にさせてくれて好きなのに、設定は似てるけれども、これはあまりにも大味すぎて、好きなジェニファー・ロペスをみてるだけになってしまった。

キャビン(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ホラーだけど怖くはない。5人の若者が旅行に出かけ田舎の家に……というよくあるシチュエーション。でも、それは過去ホラー映画へのオマージュだとわかってくる。もうほんとに終盤は興奮。監督他制作者さんたちはホ>>続きを読む

ゴースト・ライト(2006年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ホラーだけど怖くない。息子をなくした母が孤独に耐えかねて島の亡霊と恋に落ちる。サスペンスも混じってホラーと二重構造。
亡霊役の人が、最後の方ではカッコよく見えてくる不思議。

フィツカラルド(1982年製作の映画)

4.1

熱い。画面から放たれる熱量がすごい。
夢を信じる強さと熱さが、クラウス・キンスキーの顔と映し出される光景から溢れてる。
ラストシーンは、爽やかな歓びと明日があるさ🎵今はひと休みって感じでよかった。

アンストッパブル(2010年製作の映画)

3.2

大重量の貨物機関車の暴走は迫力あるけど、それだけだった。あんまりハラハラしない。

デンジャラス・ビューティー2(2005年製作の映画)

3.5

サンドラ・ブロックパワーとなんやかんやで楽しめるシリーズ。

>|