yuzameさんの映画レビュー・感想・評価

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.0

しっかり面白かった。
後章は、あのちゃん回だった。
アートワークも
最初からそうなってたね。

色んな危機が降って来たけど
どれも根源は「正義の暴走」って気がした。

前章を見た段階では
大葉くんは敵
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辰巳(2023年製作の映画)

2.5

本日2本目。
女性キャストが2本で3人。
久々の男祭り。

自主制作という事で、
自分が大好きな世界観の作品を
のびのび撮ってる感じがした。
社会に訴えたい事を表現する手段
としての映画ではなく、
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ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ(2024年製作の映画)

3.0

暴力で要求を通す。
戦争と同じだと思った。

戦争からそう時間が経ってない
時代だったと思うのに
何故そんなやり方が
正当化されたのかが不思議だった。

戦争を過去の悲惨な出来事と
捉えてなかったのか
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関心領域(2023年製作の映画)

3.0

初週の週末だからなのはあるけど
凄くお客さんが入ってた。
楽しいテーマではないのに
2人組や3人組の友達同士で来てる
そこまで映画好きには見えない若い人が
多く来ていて、意外だった。
A24ブランドで
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ミッシング(2024年製作の映画)

3.0

子供を失くすという
人に起こる不幸の中でも
トップクラスの悲劇に見舞われた主人公。
見ている観客は、主人公に同情したいし、
心を寄せたいと思っているのに、
序盤は全然そうさせてくれない。

見苦しいし
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.0

あれ?タイトルは
これで大丈夫なのかな?w

スターが主役の人情時代劇。
主役もだけど、脇を固めるキャストが
みんなぴったりハマってて
配役が素晴らしいと思った。

清原伽耶って、見た目と実年齢に
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ありふれた教室(2023年製作の映画)

3.0

ポスターにあった通り
「社会の縮図」だった。
私はあの中の誰に近いんだろう。
誰か1人って訳でも無いんだろうな。

最近見たシステムクラッシャーも
ドイツの作品。
えぐってくるなぁ。

不寛容式って、
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.0

30年前から
タイトルもイメージビジュアルも
知っていた。
ヴィムヴェンダースが撮った事も。
でも内容は全く知らなかった。

赤いキャップ姿で荒野に佇むおじさん。
キッチンカウンターに座る超美人。
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さよなら ほやマン(2023年製作の映画)

3.0

おもしろかった。グッときた。
朝ドラの六郎君を目当てで見に行ったけど
お兄ちゃんとミハルさん、凄く良かった。

アフロさん、
あんなにもでんぐり返しが
バッチリ似合う成年男子も
そうは居ないと思う。
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殺人鬼の存在証明(2021年製作の映画)

3.0

思ったより人が入ってて驚いた。
どこかで話題になったのかな?

面白かった。
もっと社会派で
シリアスな内容かと思ってたら
全然違った。
一応実在の殺人犯が
モチーフになってるらしいけど
多分、極端な
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ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版(1975年製作の映画)

3.0

本当に美しい少女達だった。
光り輝いてた。
伝説的な作品てのも納得。

謎多き作品とされてるぐらいだから
答えらしきものが分からなくても
別に良いと思うので、
そこは特に考えない。

19世紀末に生ま
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ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ(2022年製作の映画)

3.0

とにかく厚かましいお母さん。
好きにはなれないなぁと思いつつも
だからと言って、
息子が捕まってていいとはならない。
当たり前だ。

グアンタナモの惨状は
ほぼ描かれてなかったけど
カードカウンターや
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無名(2023年製作の映画)

3.0

とにかく映画としてのルックが
むちゃくちゃカッコいい。
映像のトーン、スタイリング、
セットなのかロケなのか、とにかく美術。
俳優の顔も含めて、
写ってるもの全部カッコいい。
堂々とした風格のある作品
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システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

3.0

強烈な話だった。
ドキュメンタリーかと思うほどの
リアリティ。

子供が、「家族が欲しい」と望む時に
社会がどこまでできるか。

個と個、パーソナルな
特別な関係を望む子供に
「社会」がどこまで向き合
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No.10(2021年製作の映画)

3.0

すっごい変な作品。
でも観終わったあと、
ニヤニヤしてしまう。
なんかやっぱり面白かったなぁ。

何で海の映像から始まった?

冒頭、話の中心に置かれる人物が
数珠繋ぎというか、
少しずつズレていく感
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正義の行方(2024年製作の映画)

3.0

死刑は執行された。
捜査してた時から
30年以上が経っている。
捜査に関する技術も、制度も、
世の中の常識も
価値観も大きく変わった今。
その今に生きる人が、
あの時を振り返って語る時に、
過去に自分
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.0

オープンエンディングって
これのことですよねって言う。

ほぼ無名の俳優しか出てこない
ハッピーアワー味と
偶然と想像のユーモア。

冒頭、制作会社の
クレジットロゴかと思ったら
タイトルだった。
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マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.0

一見すると、とんでもなく異常な、
理解し難い主人公に思える。
でも、胸に手を当てて考えてみると
はたしてそうなのか?と。
意外と遠くない存在だと気付く。

現に、この映画に向かっている時
少しの時間差
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青春(2023年製作の映画)

3.0

中国の出稼ぎで働く
若い人たちのリアルな姿。
中国の地方都市のリアルな姿。

ドキュメンタリーの被写体って恐らく、
自分がどういう切り口で
撮られているのかは
理解していると思うんだけど、
この映画に
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異人たち(2023年製作の映画)

3.0

凄く良かった。
大林版も好きだけど、
イギリス版も良かった。
アダプテーションの仕方が
上手いと思った。

88年版は、
当時の男性の主流であっただろう、
自分の寂しさや悲しみに蓋をする男が
若い両親
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プリシラ(2023年製作の映画)

3.0

主役の女優さん、
可愛らしくて良かったけど
ジェイコブエロルディと並ぶと
あまりにも身長差がありすぎて
最後までそれがノイズになって
気が逸れてしまった。
彼女を取るか、ジェイコブを取るか
どちらかは
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リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

3.0

近年お馴染みになってきた
「フランス・団地・子供」の組み合わせ。
ついにアニメも登場。

もの凄くラフに描かれた線と、
輪郭線を無視した着色。
一見すると雑に見える、
特徴的なタッチの作画。

でも、
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.0

コメディ作品だろうな
ぐらいの知識で見たので
色々と驚いた。

こんなにたくさん
ミュージシャンが出てたんだ!とか
カークラッシュが過ぎる!とか。

こんなに規模の大きな映画だと
思ってなかったから
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.0

父の幼稚な野望に必死に食らいついていく
兄弟の話。

まずは触れない訳にはいかない
キャスト達の肉体改造ぶり。
異様なまでの筋肉。
「異様」に見える事が肝だと思った。
素晴らしかった。

とにかく競争
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.0

面白かった。
ニューヨーク観光映画って
ところもあって、そこも楽しめた。

韓国が舞台の作品は
たくさん見た事あるけど、
初めて韓国に行ってみたいと思った。
ナヨンとヘソンが通う通学路が
尾道みたい。
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.0

設定が面白そうだなと思って鑑賞したけど
全体的に、そこはかとなく
古臭いなと言うのが正直な感想。

罰せられなければ
無邪気に「悪」へ傾くのが人である
みたいなのも
最近の作品ぽくないと感じたし、
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成功したオタク(2021年製作の映画)

3.0

インタビューに答えてる女の子たちが
みんな若いので、
言ってる事が自分勝手、
好き勝手で面白かった。
「知らんがなw」って言う内容も多い。

それでも中には、そうだよなぁって
思える言葉もあって。
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.0

面白かった。

声優が
あのちゃんとイクラちゃんな事以外
どんな話かはほぼ知らず見た。
2人とも、声とっても良かったと思う。

色んな作品のディテールを
良い感じでマッシュアップしてあって、
でもそれ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.0

オッペンハイマーと言う人物が
考えていたよりもずっと多層的だった。

この手の物語の主人公に
ありがちなタイプ、
自分の専門外の事には一切無頓着な
「〇〇バカ」みたいな人なのかと
勝手に想像してたから
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ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

4.0

久しぶりに、
そして初めてスクリーンで見て
やっぱりめっちゃ面白かった。
エイダと娘ちゃんのコスチューム、
ヘアスタイルすっごい可愛い。

画面がうっとりするほど美しい。
額に入れて
飾っておきたくな
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青春の反抗(2023年製作の映画)

3.0

理不尽な世界で生きるなら、
反抗こそが生きてる証。

なんで自由を「獲得」しなくちゃ
いけない?
自由はすでにあるんじゃないの?

1994年に大学入学だと恐らく同い年。
ポケベルの数字は
アルファベ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.0

面白かった。

マイノリティに
「らしさ」や「物語」を押し付ける。
そんで勝手に哀れんだり尊敬したり。
逆に、マイノリティである事以外の
パーソナリティは無視する。
それはつまり、
自分達と同じ存在で
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.0

公開前に、Part1を
もう一度映画館で復習。
やっぱしめっちゃ良かったし、好きだ。

そんなに評価が高く無かった
Part1に比べて
前評判がすこぶる高かったPart2。
面白かったけど、
個人的に
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12日の殺人(2022年製作の映画)

3.0

落下の解剖学とよく似た構造の話だった。
舞台もフランスの田舎。
どちらも殺人事件と
その捜査をきっかけにして
事件の真相とは別の、そこにあった問題が
図らずも炙り出されていく。
こちらの作品が照射する
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