このレビューはネタバレを含みます
前の世代の罪を背負わされ、産まれた時から理不尽で不条理でハードモードな人生。
愛されなかった見つけられなかった子供たちの生存戦略。
バブル崩壊後に育った世代にはブッ刺さりまくりかと。
「銀河鉄道の夜」をベースに、明らかに地下鉄サリン事件や酒鬼薔薇聖斗の犯行声明を想起するモチーフを少女漫画的なコメディタッチで描く。
しかも主人公たちが宗教二世で、加害者家族というかなり攻めた内容である…
相当難解で解釈が別れる作品ながら、最初はワケがわからなった「生存戦略」というセリフが意味を帯び始めた後半からずっとボロ泣きでした。