紫猫

ブラック・ブレットの紫猫のネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・ブレット(2014年製作のアニメ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

キャラは可愛いし、作画も主題歌も物凄く気合が入ってるんだけど話が微妙すぎる。4クールの話を無理やり1クールに詰め込んだような違和感。何度も口頭で世界観を説明する割には映像として全く伝わらない。

1クールのラストで戦うようなラスボスが1クール内で3匹現れて戦うんだけど、いまいち入り込めない。よくある噛ませキャラとか中ボスって必要なのかと思ってたんだけど、このアニメを見てると重要な存在だったんだなと実感する。たいして知りもしない主人公たちのラスボス戦を続けて見せられてもあんまり盛り上がれない。

いつ化物になるかわからない子供たちが差別されるのは分かるんだけど、そういった部分ばかり描かれて人間の良心が殆ど映されないから、幾度の都市消滅の危機にも滅んでいいのではとすら思ってしまう。
しかも突然現れて関係性や回想もないしょうま兄が最後に命をかけて敵を倒しても困惑しかない。おまけによくわからない復讐劇の決闘で幕を閉じるし、明らかに詰め込みすぎだと思う。
紫猫

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