チェンソーマン原作を読んだ時は古今東西のポップカルチャーのパッチワーク作品という印象ながら、そのサンプリングの仕方がいやらしくなく(なんならリファレンスを作者が公言しているんだけど)タランティーノのような衒いもなく爽やかで、完全にオリジナリティとして昇華されている高い作家性に驚きました。
いまや音楽のメインストリームとなったヒップホップのように、漫画表現においても「引用」は表現として成立し、「パクリ」という言葉はもう過去のものになったんだなーと。
そして今回のアニメ化。MAPPAのクリエイターの狂気が感じられるOP映像。
臆面もなく挿入される新旧映画ネタが原作の精神を完全に理解しててサイコーにセンスがいい。
それにしてもアニメとはいえこのご時世に地上波でこの血の量ゆるされるんだな笑
今後が楽しみなアニメでした。