世界を壊し世界をつくる

RAINBOW-二舎六房の七人-の世界を壊し世界をつくるのレビュー・感想・評価

RAINBOW-二舎六房の七人-(2010年製作のアニメ)
4.5
自分しか信じられるものがなく、やらなければやられる精神の新入り6人が牢獄(二舎六房)の先輩、桜木六郎太(あんちゃん)の勇姿に促され右往左往する中で少しずつ芽生えていく信頼に、あんちゃんを中心に団結していく二舎六房の7人。
戦後の不安定な情勢下のもと犠牲になった彼らの友情と苦悩の物語。
関係性が希薄になって人間の情って昨今感じにくいけれど、人間って泥臭くて情に固く、たまには欲に負けることもあれど、とても温かいもんだよなって思わせてくれる作品。
収容される程であるからこそ囚人それぞれの背景はとても複雑で酷く、彼らの光にじっと影を落としていますが、闇が深いからこそ彼らの笑顔がより一層輝いて見える。
話数を重ねる度にキャラクターに愛着も湧いてきて感情移入できますし、漢臭くて熱い展開に心底震えます。
おすすめです‼️