世界観はTVシリーズと同じであり、放送枠の縮小からはみ出した計16エピソード(グリフォンとの決着、その他諸々)を収録。内容的にはTV版の完結編に当たる。
いやぁ、面白い。実に面白い。一つ一つのエピソードでこれ以上にないほどキャラクターを完璧に描いており、笑いあり、興奮あり、涙ありの様々な「パトレイバー」の一面を魅せてくれる。グリフォン編を除く全てのエピソードが1話完結型だが、あまりのクオリティの高さに脱帽する。
「二人の軽井沢」は、作画が完成する前に声優だけで演技をするプレスコ方式で収録したそうだが、そこでの大林隆介(後藤)、榊原良子(南雲)の演技がこれまた素晴らしい。本当に自然な演技であり、アニメを見てるって感じがしない。
傑作回はいくつもあるが、ただTV版の補完として観る以上のクオリティと満足感のあるシリーズだった。
特車二課よ、永遠に。