夏休みシーズンの午前に時間を移した１期の再放送で、最終回が放送された日。あの日の朝、北朝鮮がミサイルを発射して、テレビ各局は臨時ニュースで放送を差し替えた。テレビ東京もそれを伝える映像を流したが、キリのいい時間になった次の瞬間。
「この後は「けものフレンズ」！見てね！」
と開き直った。他の各局が憶測でしか語れない内容のニュースを流し続ける中、けもフレはミサイルの脅威をも吹き飛ばす。
最初はこのアニメの人気に懐疑的だったのだが、吉崎観音のキャラデザがそもそも好きなのと、力技に楽しいOP曲に惹かれて手を出した。小出しにされるけど結局謎のままでしかないストーリー。みゆはんの素敵なED曲をバックに無人の遊園地が映される意味深な映像を毎回見ることで、変な深読みを促すミステリアスな仕掛け。
その一方で、フェネックとアライさんの迷コンビ、ペンギンのアイドルグループPPP（ペパプ）、トキの突き抜けたキャラクターにほっこりとした気持ちにさせられる。しかし、謎の生命体セルリアンにかばんちゃんが呑み込まれる回は、それまでのほっこりしたムードが吹っ飛んだ。このギャップが癖になる。
これも長女とキャアキャア言いながら見たアニメのひとつ。長女はこの作品で内田彩の声帯模写がさらに得意になり、父親はサーバルの「何これ？何これ？」がしばらく口ぐせになった💧。変な親子である。
