おくら

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めますのおくらのレビュー・感想・評価

5.0
アニメ化待ってました、最高!!

アニメに限らず漫画の時点から、オタクウケするエロ×ギャグ×なろうって感じなので、人によってはマジで無理だけど刺さる人には刺さる系です。

主人公ロイドは本当に魔術にしか興味がないので行動理念もすべて魔術が中心。魔術の深淵に触れるため、新しい魔術を知るためなら言葉の通り何だってするけど、他のことには一切興味がない。そういう倫理もくそったれもないぶっ壊れ精神のロイドの言動が、引くほど破天荒で引くほど異常。こんな性格に加えて魔術の才能(王族の血)に恵まれてしまったものだからファンからはラスボスなんて揶揄されてますが、彼は純粋に知的好奇心の赴くままに動いてるだけなので悪意はなく、むしろ吹っ切れていてそれが痛快です。

ちなみに主人公に欠けている『人間性』は他キャラが補ってくれるのでこの先泣ける展開も多々あり、ストーリーがしっかりしているのもこの作品が人気な所以だと思います。

原作(漫画)のクオリティが高すぎてアニメ化が心配されていましたが、特有の魔法のカラフルな色彩、けしからん身体の曲線、ミニキャラの愛らしさまで可能な限り再現されていて製作陣の気合を感じました。アニメから入って漫画を読んでも違和感はないと思います。いまのところ声優さんもピッタリな人選で、これから出てくるメインキャラたちにも期待大です。特にファイルーズあいさんのグリモは大谷育江さんの昔懐かしミニキャラ像を踏襲していてめちゃくちゃいい!原作とは違う印象の人選でしたが、ジワジワと声も合わさったアニメならではの良さがきてます。

【追記】まさか『人形の独り言』シリーズも差し込んでくれるとは…( ; ; )
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