なんてことだ、「霜月かわいいな」と思ってしまった自分がいるぞ。畜生！宜野座を前にした時だけデレデレしやがってよ！キャラの方向性転換が図られた中編一作目ではあからさま過ぎてそんな気しなかったが、今回課長に昇進したお陰かようやく口煩さに板がついた感じで、主人公二人にガミガミ言う場面は微笑ましく見れる。今思えば彼女のキャラクター性に問題があるのでなく、2期での扱い方が悪過ぎたのだろう。
TVアニメとしては異例の1話45分という放映時間だが、確かTwitterで本放送時、監督が「ドラマをやりたかった」的なことを言ってた記憶がある。1話の中で数話分話が進むわけではなく、45分じっくり描くのでほぼ海外ドラマの1話の体感時間と同じ。ドラマを見慣れてない人は今回はさぞ辛かったろう。
メンタルトレース、絶対『ハンニバル』のウィル・グレアムの共感能力が元ネタだよーな、と。巷ではチートと言われてるが、元ネタを知ってるとほぼ同じ使い方なのは分かるし、アレを使ったところで捜査の基本である情報収集からは免れないので私は普通に刑事モノとして見れた。
ただ、コミカルな場面が増えたのは構わないのだが、筋肉モリモリのマッチョマンの変態の都知事候補とかネーミングセンスがアレなAIとか狙ってんのか狙ってないのかよく分からないやつもあるし、敵までちょけ始めるので、ターゲットにしてる年齢層下げられたのかなとか考えてしまった。あと、謎に挟まるインタビューや主人公二人を無理矢理仲違いさせたりする最終回のグダグダ具合は流石にどうかと思う。
あまりの評判の低さにずっと避けてたが、余程じゃなければ大体のものは受け入れられる器量が身についたのかわりかし楽しめた。個人的には2期より良い。
