このレビューはネタバレを含みます
Disney +ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』
Episode 4 からのリアルタイムのファンとしては、制作の噂が流れた時点からずーっと楽しみにしていた『オビ=ワン・ケノービ』。それだけにうれしさも、微妙さも半々。
前半4話まではイライラの連続だった。
幼児のレイアが誘拐されてオビワンが助け出す? 思ってたのと違う。いかにもスピンオフと言った、スターウォーズの文庫本見てる感じだ。軽い。
このレイアの子役、よくキャリー・フィッシャー似のかわいい子を見つけてきたなぁ。演技も達者で末恐ろしい。
どうして帝国軍の検問所を通過するときにフォースで精神を操らないの?(後の「チカラが戻ったな、オビワン」の発言を受けて、チカラを喪失していたと考えれば辻褄は合うが、この段階で何も説明がない)
一度、完全にベイダーに敗北するが、アレックス・ギネスは軽くあしらいながら、自分から切られたように見えた。ベイダーに「老いたな、オビワン」とか言われちゃうけど、もっと老いたアレック・ギネスより弱いっていうのはどうなんでしょう? せめて勝てなくとも負けないくらいの、ラオウとトキのような関係にしておいてほしかった。結果歯噛みするのはベイダーの方という力関係がいいな。(これも、後の「チカラが戻ったな、オビワン」の発言を受けて、チカラを喪失していたと考えれば辻褄は合うが、この段階で何も説明がない)
1〜4話までは、物足りなさを感じながら見ていたが、5話、6話で大きく展開し、盛り上がりは見せる。
サードシスターは、こういう役にしては悪人ヅラしてないな〜と思ってたんで、やや納得の展開。
問題は最終話の闘い。このチカラで圧倒して勝ったという事実が正史の中に残るのだとすると、エピソード4へつづくニュアンスがかなり変わる。やっぱり勝つと言っても相手のパワーを受け流しながら勝つような勝ち方の方がよかったんじゃないかなぁ。
どうなんだろう? 続編あるのかなぁ?
いろいろ書いたけど、17年待ったユアン・マクレガーによるオビ=ワン・ケノービの復活は死ぬほどうれしかった。それだけに、次があるなら、もっと練った脚本でお願いしたいな〜。正史に組み込まれるエピソードなら、中途半端は許されない。