パイロットになることを応援してきた私は、どういうふうに受け止めればいいのでしょう。人生はそんなにうまくいかないということを、実人生ではないドラマでも噛み締めろということでしょうか。機長としてアナウンスするあのシーンはなんだったのでしょうか。胸を張った女性機長を見たかったのですが、正攻法では女性は夢を叶えられないということでしょうか。葛藤と苦難はドラマには必要ですが、それが親、家族のみというのは違うと思います。航空学校に行かせてくれた父の思いに応えるのが、孝行なのではないでしょうか。ファザコン過ぎるといっては言い過ぎかもしれませんが、工場存続は母、祖母にも辛い思いをさせていると感じました。いつの間にか、山口さんのメインで映っていないバックのときの、さりげないお好み焼きを作る仕草や、うなずいたり、奥さんと会話していたりという演技ばかり見ていました。山口さん、素晴らしいです。
