takanoひねもすのたり

No Activity/本日も異状なしのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

No Activity/本日も異状なし(2021年製作のドラマ)
3.8
濃い登場人物しか出てこないwwww

大規模な麻薬取引があるというタレコミがあり現場に張り込む、万年ヒラの時田刑事(豊川悦司)✕新人刑事の椎名(中村倫也) 
警視庁の無線連絡室ではベテランの里見(木村佳乃)が配属されたばかりの大平(清野菜名)にいろいろ探りを入れている
一方の麻薬取引犯罪グループ、前科5犯の諫山(岸田五郎)と一条(岡山天音)は倉庫で待機中、そこには取引に関することを聞いてしまった一般人の茉莉(岸井ゆきの)が拉致られていた

一応刑事ドラマだし、麻薬取引という犯罪に絡む物語ではあるし、事件も事故も起こるのだけど、基本は三者三様(三組三様)の面白会話がメインで、もう本当にくだらない話か、ボケと突っ込みの会話しかしていない!笑
そしてそれぞれのキャラクターの濃さwww

(出世から下りたことを)階段から下りたと称して万年平刑事でOK だけどはったりは利かすよ?な時田、聞き上手で突っ込みも上手い椎名は、時田の面白さに気が付き興味が止まらない、犯罪心理に興味があり犯罪者に聞いてみてぇなーという理由でここにいる一条、初めて触る物はちん〇で確認する性癖持ちの諫山、拉致られた茉莉はSNS依存気味で「こんな美味しい状況なら配信したい!」と逆ギレ気味
みながみな、どっかズレてて、何かおかしいww

会話の絶妙なすっとぼけ感や言葉のチョイス、テンポの良い掛け合いなの脚本がシソンヌのじろうさんだからかな
会話が面白いのは刑事コンビがダントツで、あのふたりの掛け合いはずっと見ていられるww

諫山と一条コンビのおもしろさは、時折顔を出すとんでもねー性格や性癖の片鱗に、ややサイコパス気質な一条の観察眼からくる状況分析みたいなもの、結構な凸凹コンビだけど意外と馬が合っていそうで愉快

オチもちゃんと蹴りが付き、それでちょっとほっこりあり、ふふっと笑っちゃうとこありで、楽しいドラマだった
またそのうちリピートして観よう