真田ピロシキ

アイドルマスター.KRの真田ピロシキのレビュー・感想・評価

アイドルマスター.KR(2017年製作のドラマ)
4.0
いつの間に登録されてたんだ。2018年、酷い鬱になり寝込んでて映画は集中力が保てなくて、ドラマくらいなら見れるかなと思った頃リハビリで見始めたのがこれ。

アイマスはXbox360で出てた初代を5時間くらいやっただけで、つまらなくはなかったが惹かれるものも特になく、現実のアイドルに興味を持ったこともない。そんな感じで劇中での配信視聴者のコメントにあった「こんなの誰が見るんだ?」というのがピッタリ自分に当てはまってたのだが、見てみると面白い。

ストーリーは奇を衒わない王道。無茶な目標に2つに分けられたメンバーの衝突と結束、各々の抱える問題の解決をじっくり時間をかけて丁寧に描かれる。更にイケメンプロデューサーの存在。そんなのを見せられたら好感を持つしかなくて、最終回ら辺では劇中の客とシンクロしファンになって盛り上がる。最近『ゾンビランドサガ』でも味わった感覚でこれがアイドルものの面白さ。

また全く知らなかったK-popアイドルのシステムも知れて、養成所のやり方やレッスン内容など未知の世界を見れる。日本人に加えてタイ人も1人メンバーがいて、この後BLACKPINKのドキュメンタリー見たら実際にタイ人のメンバーがいるのを知り、趣味のジャンルではないがK-popの懐の広さをこれで知ったと言えて見た意義のあるドラマだった。これを皮切りに再び映像作品を観れるようになったこともあって、自分の中ではドラマの出来以上になかなか大きな意味を持ってる。