世紀の名作『ゴッドファーザー』のリアルな製作秘話モノなので、ゴッドファーザー好きにはもうたまらないドラマでした。
素材として原作の画像を一切出さない事と、ニーノ・ロータのオリジナルスコアも全然流さない事が逆に効果的で、最終話周辺の完成試写会でようやく流れたスコアに鳥肌が立ってノックダウンでした。
プロデューサーの苦悩や修羅場、判断、ネゴシエーション無しにはあのような名作にはならなかったという事実に驚愕です。
コッポラが熱く語る「マイケルが自分の人生を変えた分岐点がソロッツォ殺害計画時のトイレに入る瞬間なのだ」とか、馬の首にまつわるエピソード、アル・パチーノがスタジオ上層部からどのように思われていたか、それをくつがえすプロデューサーと監督の苦労等々を垣間見れたのが最高の収穫。
本編のトリロジー、また1から観直します。
