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この世界の片隅にのmaroのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2018年製作のドラマ)
4.0
結局、アニメの方は観ていないけど、いいドラマだった。
戦争の辛さや悲しさももちろんあったけど、むしろあの時代の人々の日常にフォーカスしていて、いろいろ思うところがあって。

女性が嫁いだら旦那の家に入るから、アウェー感ハンパないだろうなとか。
生死のわからない大切な人を探して、街行く人に声をかけたら違う人だったとか。
一人取り残された子供を誰の許可もなく勝手に引き取りそのまま育てるとか。
実際どれぐらいあったかはわからないけど、そういうことが現実にもあったんだろうなと。

洋画の戦争モノは、兵士にフォーカスした作品が多く、必ず戦闘シーンがつきものだけど、今回のドラマはあくまでもその時代に生きる一般市民の生き様を描いていたから、そっちの方が共感しやすいところはあった。
ただ、原爆が落ちた後の混沌とした感じがほぼなかったから、ちょっと綺麗すぎやしないかとも思ったけど。

昨年亡くなった祖父と村上虹郎がまったく同じで海軍のまったく制服を着ていて感慨深かった。
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