kura

あなたのブツが、ここにのkuraのレビュー・感想・評価

あなたのブツが、ここに(2022年製作のドラマ)
4.2
コロナ禍で激変するニッポンの飲食、物流業界。
どこか投げやりだった主人公が、キャバ嬢から宅配ドライバーに転身し、さまざまな困難に立ち向かう中で、自分の人生を肯定できるようになっていくまでの物語。コロナ禍で生きる厳しさを見据えながら、前を向く女性を描く、ポップでハードなヒューマンドラマ。

正直そこまで期待はしていませんでしたが、これは良作ドラマ。大きな収穫。

シングルマザーの主人公・山崎亜子(仁村紗和)と娘・咲妃(毎田暖乃)を筆頭にキャストの演技が素晴らしい。
月曜日のみエンディングで流れる『バカサバイバー』(ウルフルズ)に合わせたダンスが中毒性あり。皆さんのダンスのキレに笑い、なんだか元気が出ます。


【全て見終えての追記】

24話じゃ全然足りないくらい最高なドラマでした。全てのキャストの方にありがとうの気持ち+配送業の方に敬意と感謝を。
あっさりはしていたけど、自然でいい最終話だったなと思うし、これからも続いていく感じがこのドラマらしくて好き。個人的今期のドラマNo.1。

続編でもスペシャルドラマでも武田さん(津田健次郎)のスピンオフでも、とにかく何でもよいのでまた観たいです。

"毎日お客さんに荷物持っていって、何回もピンポン押して、「ありがとう」「お疲れさま」って言われて。それってすごい事っすよ“

"キャバ嬢して、コロナ来て、宅配して、ずっと大変やったけど…私な、今が一番幸せやねん“

"コツなぁ…毎日やんねん。とにかく毎日。ややこしく考えたらあかん。毎日宅配すんねん、雨が降っても、雪が降っても、コロナが来ても、毎日毎日“
kura

kura