わがまま娘

科捜研の女 Season20のわがまま娘のレビュー・感想・評価

科捜研の女 Season20(2020年製作のドラマ)
2.5
昔はよく観ていましたが、今回好きなアイドルが出演すると言うことで久しぶりに科捜研の女を視聴しました。

科捜研の女が他の刑事ドラマ(相棒など)と異なるのは、犯人や一般人など、人間の描かれ方がリアルな点だと感じました。

多くのドラマでは犯人は基本、刑事に詰められても動じませんし、少なくとも後半までボロを出しません。
また事情聴取されている市民も動揺せず、淡々と質問に答えます。

一方、科捜研の女では、犯人の言い回しやボロを出した言葉がヒントになることがあります。

実際の捜査でも、きっと犯人が完全にポーカーフェイスを貫けることはないでしょうし、警察に突然事情聴取された一般人は動揺するでしょう。この点で科捜研の女は人物描写がリアルだと思います。

しかし、私の好みの問題として、刑事ドラマに出てくる人間にはリアルな人間らしさを求めておらず、ホームズや杉下右京のような浮世離れした雰囲気、オリエント急行のような巧妙なトリック、もしくは完全犯罪のような現実には実現は難しくも美しいミステリの独特の雰囲気・世界観に惹かれるので、今回の科捜研の女は好みではありませんでした。

昔からこんな感じだったっけ、、、?