ものすごくハラハラドキドキ疾走感のあったシーズン2までを考えると、若干失速した感があったシーズン3。
このシーズンはブロディを演じたダミアン・ルイスの一人舞台という印象を受けた。カットがかかったら笑顔で挨拶したりしているのか。演技が凄すぎてダミアンとブロディの境目が分からなくなった。シーズン1から一貫してもの凄い存在感でオーラを出しまくっていたダミアン・ルイスの集大成とも呼べるシーズンだったと思う。圧巻の演技だった。国の英雄だったブロディの人生。ダミアンの演技と相まって、ラスト数秒はこのドラマで初めて泣かされた。
相変わらずの自己中ぶりで周りを巻き込むキャリーにはイライラさせられたが、最後まで観たら全てに同情してしまった。キャリーが幸せになる未来が全く見えない。
シーズン4のキーマンはクインだろうか。ソールのごたごたはもう飽きてきたのでそろそろ新しい展開が欲しい。