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ガリレオ 禁断の魔術のKUBOのレビュー・感想・評価

ガリレオ 禁断の魔術(2022年製作のドラマ)
3.6
『沈黙のパレード』の後に見ると、演出の軽さや音楽の入れ方のチープさがとても気にかかる。同じ『ガリレオ』とは言っても映画とTVでは全然違う。TVクオリティっていうは厳然とあるな。

「科学を発展させた最大の原動力は戦争」

この問題では当然「原爆」が例に挙げられるが、科学が人殺しの道具に使われることは許されるのか(?)というのが本作のテーマ。

「あいつが何を守ろうとしているのか?」

『沈黙のパレード』が、苦悩する草薙を湯川が助けたのに対して、本作『禁断の魔術』では教え子への思いで苦悩する湯川を草薙が思いやる。

『沈黙のパレード』で飯尾の熱演を褒めたけど、同じ芸人でも本作の澤部はダメ。同じ意味で渡辺いっけいの大袈裟すぎる演技も好きじゃない。テレビですよって演出がドラマの格を下げてる気がする。

新人女性刑事で新木優子が初登場。映画では柴咲コウが復帰してうれしかったけど、これからテレビでは新木優子で行くのかしら?

村上虹郎、森七菜ら、本エピソードの若いキャストは共によかった。

映画とドラマで、また『ガリレオ』熱が再燃したから、最新作の『透明な螺旋』も読もうかな。
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