本当にめちゃくちゃ恥ずかしいんですが、福島第一原発事故がこれだけ深刻な事故だってことをこのドラマで知った。
地震、事故の描写がすごく気合が入っててさすがネトフリドラマだな〜って思ったらその後の人を描く力も本当にすごかった。
私は今まで何回も何回もHBOのチェルノブイリを見返しまくってる人間なので少しばかりはチェルノブイリ 原発事故のことはわかっているつもり。あっちが100%人災だとしたら、福島は人により災害となる危険性を高めたものの引き金を地震が引いた、そんな感じ。
自らの命を守ることに罪悪感を抱くこと、その場で死ねないことを恥じること、戦時中かと思っちゃったな……。4話の空気の重さに呼吸が浅くなり脳がびりびりと痺れた。異常で在らなければ暴れ回る原発に立ち向かうことができなかった彼らのその姿に無力を感じざるを得なかった。そんな覚悟を決める人がいた中のうのうと生きていた私、あまりに恥ずかしすぎる……。
トップの無能ぷりが大袈裟に描かれてる。現場から見たお話なので、その描かれ方も腑に落ちてしまう。チェルノブイリを見てた時も上の圧力に逆らない自分の利益を最優先する姿にイライラしてたんですが、似てるようで違う部分もあった気がする。自分の利益というか人からどう思われるかということを気にしすぎてる感じがした。
役者さんみんな本当にすごいです。
特にびっくりしたのが会見のカット、テレビでよくみるただ文章を読み上げているおじさんがそこに居た。普段人前で言葉を発することが仕事でないおじさんの演技ってあるんだ…すごい……。
