たむ

最悪の悪のたむのレビュー・感想・評価

最悪の悪(2023年製作のドラマ)
4.0
タイトルが題材とテーマを表す、韓国ノワールドラマです。
豪華キャストで1995年の韓国・中国・日本の麻薬組織摘発を描きます。
しかも潜入捜査もの、毎週毎週ハラハラドキドキが持続する作品でもあります。
なので配信開始から一気に観てしまいました。
タイトルがタイトルだけに麻薬組織も警察もむちゃくちゃな悪を演じます。
しかも中国と日本の組織も出てくるワールドワイドなスケールを潜入捜査ものの主観的な視点で絶妙に描きます。
情や信頼、友情をも引き裂いていく裏社会の恐ろしさ。
それ以上に韓国作品らしい、悪徳警官の傍若無人…。
それでも人間である以上、感情や共感によって変えることも出来るはず。
大きな組織と小さな個人の葛藤。
韓国ノワールとしては良くある話でもあるのですが、スケールが破格で、組織か個人か、というテーマも感じさせる作品ですね。
たむ

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