つむ

作りたい女と食べたい女 シーズン2のつむのレビュー・感想・評価

4.5
空腹で観たらえらい目に遭うドラマのシーズン2。原作は未読。

シーズン1でも感じたけど、このドラマは作りが丁寧で落ち着いて視聴できる。派手な展開や過剰な音楽もなく、抑えた演出ですべての登場人物に優しく寄り添っている。このシーズンから登場した南雲さんや矢子さんの描き方もとても良い。
会食恐怖症の南雲さんが、たこ焼きパーティーで一歩踏み出した時にみんなが大騒ぎしないでそっと見守る感じとか、その後の矢子さんのさりげない優しさとか。

出色のエピソードだったのは第18話。
封建的な父親の元で育った春日さんが、野本さんに辛い胸の内を明かして涙ながらに決意を伝えた場面には泣いた。
あの時に食べたクリームシチューの味は忘れられないだろうなぁ。

一番好きだったのは佐山さん。
きっとこのドラマを観た人はみんな佐山さん好きなんじゃないかな。
「最高の教師」の時にも書いたけど、
森田望智さんて本当に良い役者だな~。
つむ

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