このレビューはネタバレを含みます
丸山康子の回がすき。
「今の学校教育は手のかからない生徒の心の摩耗の上に支えられている」という台詞がすき。
避妊指導の回も好きだった。避妊指導って難しいけど、「避妊という行為が、子供を作るという目的を切り取り快楽を楽しむものになっている」「覚悟のないものが、つけてすることを許されている」という鈴木先生の指導にすごくしっくりきた。
どうやってするのかを知ることも大切だけど、行為の重さについても知らなければいけないと思った。
鈴木先生は頭ごなしにダメなものはダメだと叱るのではなくて、しっかり理屈を話して指導してくれるところが良い。「中学生だから」と適当に丸め込むのではなくて、理解してくれるだろうと信じて生徒に向き合ってくれているような気がする。