ペンディングトレイン―8時23分、明日 君とのすわのレビュー・感想・評価

おもしろかった。日常から突然自分がいなくなることの絶望とか、困難なときは偶然隣にいる人たちと助け合わなければいけないこととか、争いは何も生まないとか。設定が秀逸で、考えさせられるシーンが多かった。
これはSFのようでいて、完全にヒューマンドラマ。(SFを期待したら物足りないかも。)
一応SF的に決着するとすれば、地球は助かり、田中は孤立した世界線に残されたのだろう。
この世界は最低だけど、誰かの世界を少しだけマシに、楽に、できたらなー。