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高慢と偏見のlemmonのレビュー・感想・評価

高慢と偏見(1995年製作のドラマ)
4.3
ジェーンオースティンの古典名作「高慢と偏見」。
40年のグリアガーソン版、05年のキーラナイトレイ版どちらとも甲乙つけ難く、大好き。
女性映画であろう、ヒロインの恋愛模様も楽しいが、階級への皮肉やら、躍起になる周りの人達の滑稽さがたまらなく可笑しく、面白い。


上述二本の映画は2時間にまとめる必要性が功を奏し、とてもテンポ良く見れる作品に仕上がっていた。
本作はテレビドラマでじっくり描かれる。
若干の心配はあったが、いやはやこっちも一気に見れた😆。

ヒロイン・リジーと、相手となるダーシーは始めぎこちない。それが徐々に緩和されていくが、そこも小粋に魅せる。
そっか、二人の物語はこんな感じだったのかと新鮮に見れた。

だが長い時間がかえって自分にとって裏目に出たのが、ヒロインの家族がちょっとうざかったなあ😅。まあ、これも忠実なのかも。


ヒロイン・リジーのジェニファーイーリーの佇まいに、目配せにと、ちょっとした心の動きに見せる表情が知的で素敵である。
正直あまり古典の衣装は似合っているとは思わなかったが、十分補う巧みさ。
ダーシーのコリンファースは、上述映画2作より印象深く、今でも十分カッコ良いか、驚くほどダーシーにハマるイケメンっぷり。姿格好はもちろん、冷たさからほんのり温かみを加える後半へと、あー彼のことどんどん好きになる人多いだろうなあと思った。
この頃は野生味もあって、ぶっきらぼうなカッコ良さがよく出ていた。


うーん😖、「プライドと偏見」が1番好きかなあ😆。でも、本作もとっても楽しかった!
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