豆腐屋さん

弱いヒーローの豆腐屋さんのレビュー・感想・評価

弱いヒーロー(2022年製作のドラマ)
4.0
怒り=暴力、嫉妬=暴力、悲しみ=暴力と全て暴力に繋がっているのでなかなかヘビーなドラマとなっている。
「力の強さ」でヒエラルキーが決まる世界
平成初期のドラマを彷彿させる。

主人公シウンは私が思うにとても自分に正直な人だと思う。
生きててあんな風に怒りや悲しみを表現することがないと思うので、その部分が特に魅力的に映るキャラクターだった。
最終話の学校のシーンは圧巻。
Wanna Oneで止まっていた私のジフンのイメージが完全に覆された。

スホ、ボンソクもこの物語を語る上では欠かせないがここでは割愛
この3人の関係性の変化を楽しんでみて欲しい
以下ネタバレ









私はボンソクに多少の理解はできた。
一度友達同士疎外感を感じてしまえば敏感になりどうでもいいことでも疎外感を感じてしまう。そしてもっと自分を仲間として友達として認識してくれる人たちと絡むようになる。今回は需要と供給があってたのでチンピラの仲間として入れてもらったけど、本当の友達って需要と供給の関係ではないことに気づかないのがボンソクの愚かさであり幼さ。

比べてスホは真っ直ぐで明るく人気者。彼に最初は憧れていたボンソクだが徐々に妬むようになっていた。そして妬みが嫌悪に変わりあんなお願いをしてしまったんだと思う。

結局シウン、スホとの決定的な違いは線を越えるか否か。
3人の関係が拗れてからのボンソクを気遣うシウンの姿はある日放課後3人で話してた幸せな日を恋しく思っており、胸が痛かった

見終わった後8話×40分ってほんと?ってなりました