クーベルタンはな

もう一度パパと呼ばれる日のクーベルタンはなのレビュー・感想・評価

もう一度パパと呼ばれる日(2023年製作のドラマ)
3.2
忘れないためにノートを持ち歩いているけど忘れるのはつらいな。
妻・美沙子と別れ、2人の子供たち・雪穂と春とも離れて暮らしている主人公・三倉健二。3年前、事故に遭い、新しい記憶を作ることができない“前向性健忘症”を患った健二は、次第に毎日記憶がリセットされることで家族を傷つけ、自分の存在が家族に負担になっているのではと悩み苦しむ。そして、「あしたには顔も名前も思い出せなくなるかもしれない。一緒にいることが苦しい」と離婚を切り出すことに。妻から「一緒に乗り越えよう」と励まされるが、結局、子供たちには病気のことを明かさないまま家を離れることに。それから2年。毎日記憶がリセットされながらも日々懸命に過ごしていた健二に、突然訪れた別れた妻の訃報が届く。妻が残した日記をきっかけに、シングルファザーとして子供たちと向き合い育てることを決意。離れてしまった娘と息子の心を取り戻すべく、奮闘する健二が、もう一度“パパ”と呼んでもらう日は訪れるのだろうか…。